231 獣ノ國 - under the ground -
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[人差し指と親指でそのタオルケットを持ち上げれば、確実に誰かが持ってきたであろう、この部屋には似つかわしくないくらい綺麗なタオルケットで 寝ぼけて自分が被ったなんて事はまずあり得ない。という事は――]
いや、そんな……まさか、な
[その正体が明である事もつゆ知らず、低血圧な朝(昼前)は更に血の気が引くような思いをする事となった**]
(41) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
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だーれが寝坊だってハナシ
[寝起きで不機嫌な声のままマイクを取れば、そう呟いて
尤も、そんな会話をしたのは一体どれくらい前の事だっただろう。反応が遅い事から完全に寝坊であるし、聞いていたかも怪しい]
この施設に畜生なんか居ないぞ、と
居るのは……
[ふと、自分の過去を思い出す。けれど、それを管理人全員に言う気にもなれず]
…いや、なんでもないぞ、と
気にしないでくれ
[言葉を飲み込んで。それから詮索を拒否するようにマイクを切る**]
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―第一棟・自室―
[フィリップがそれでもいいと頷いたなら、誰かに見つかる前に、と部屋へ向かう。 部屋に着けば扉を開けて、どうぞ、と中へと促した]
本当に、何もないでしょう? 適当に座ってもらって構わないわ。
[小さなクローゼットと、姿見と、ベッドだけ。テーブルと椅子すらない。 およそ、誰かをもてなすには向かない部屋だ。……もっとも、誰かをもてなそうなんて思ったこともなかったけれど。フィリップの部屋がもっと殺風景だなんてことは知らない。 フィリップにベッドを示し、私も座る。他に座るところもないし]
お腹空いてるんでしょう? 気にせず食べるといいわ。
(42) 2015/07/12(Sun) 18時頃
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はーぁ……
[起きてから目が覚めて、ようやく冷静な思考を取り戻した今 二人の管理人が怪我をして。内一人は二度も。尤も、嫌いな相手だからどうだろうと構わないし、もう一人は自ら突っ込んで行ったのだ。それこそ自分が責任を感じる必要なんてありゃしない]
あー、あー……あぁぁぁぁぁぁぁ
[それでも。誰かが自分のせいで怪我をしたのは事実だ “また”自分の“責任”で誰かを失うかもしれない事件を起こした 誰も居ない第二図書室で頭を抱えては並べた椅子の上をゴロゴロと転がり回って、それからドシンと盛大な音を立てて落っこちる]
(43) 2015/07/12(Sun) 18時頃
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っ痛ぅぅ〜〜〜!! …はぁ。俺のせい、で……ィクシッ!!
[落ちた衝撃で埃が舞って、それが鼻に入れば自然とクシャミが出てしまう 寝起きで、機嫌が悪くて、それから罪悪感もあって、更に追い打ちを掛けるようなクシャミで衝動的になったなんて、誰かが信じるだろうか]
――ッ!!あ゛あ゛!!
[机の上にあった分厚い辞書のような本、それから外の世界について書かれたパンフレット、それに随分と昔のコミックもあっただろうか 脳裏に焼き付いて離れない、好きだったヒト。否、獣人の死が更にノアの苛立ちを加速させて、机の上にあった本もペンも、全てひっくり返す]
(44) 2015/07/12(Sun) 18時頃
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クソッ…!!ゴホッ、あー…畜生
[咳とクシャミが止まらないくらい埃が舞った頃には第二図書室の一部は完全に荒らされていて。もしもフクロウの彼女が見たらガッカリさせてしまうだろうか、なんて冷静になってからふと判断する けれどどうにも元に戻す気にもなれないまま、ふらふらと第二図書室を後にする]
(45) 2015/07/12(Sun) 18時頃
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―第二図書室→庭園―
…………。
[まるで魂が抜けたようにボーッとしながら、造花だらけの庭を見つめて 大体地下に昼夜の概念があるのか、とか。この庭はどうなってんだ。とか。今になって色々な疑問が湧き上がるも、全て自分にとってはどうでも良い事なのかもしれない]
軽率ってハナシ。今も昔も…
[1%の可能性のために、全てを失ったり。無駄な事をしてしまったり 命に関わる問題ではなかったけれど、決して良い事をしたとも思えない]
研究室、戻ろっかなぁ
[ボソリ、誰かに聞こえるわけでもなく呟いてからただ庭園を眺める**]
(46) 2015/07/12(Sun) 18時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 18時頃
[私の質問に、返ってきたのは長い沈黙だった。
勘違いか何かだったのだろうか。というか、そうとしか思えない。だって私は、誰かを呼んだ記憶などないのだから。
そこで、話は終わったのだと、そう思った時に、不意にその言葉は落とされた]
[“かあさま”]
[それは、初めて聞く言葉のはずで、私には縁のない言葉のはずで、それなのにどうして私は、こんなに衝撃を受けたのだろう。
どくりと、心臓が脈打ったのだろう。
私のどこかが、警鐘を鳴らす。言ってはいけない。いや、その言葉で“呼んではいけない”
それなのに、私の唇は。口数の決して多くないはずの私の唇は、その言葉を鸚鵡返した]
………………かあさ、ま。
[初めて口にする言葉のはずなのに、妙にしっくりとその言葉は私に馴染んで。
そして私の唇は、聞いていない言葉まで勝手に綴る]
とう、さま。
[何だそれは。そんなもの、私は知らない。
知らない、はずだ]
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食堂近く 廊下
[廊下を歩いている。髪の毛は白衣を擦り、さらにボロボロにする。その代わり、上着は傷つかない。身長差のせいで、上着はジリヤを包むくらいに大きく。]
…イライラするぜ
[上着に包まれて感じる、この感覚は、どうにも、自分にも説明がつかなかった。いら立っている、ということにして、思考を放棄する]
(47) 2015/07/12(Sun) 18時半頃
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[ 御礼を言われ慣れてないとでもいうような 居心地の悪そうな顔をしている梟へ、 僕はけらりとひとつ笑ってみせた。
ふたつの林檎と水のボトル。>>38 ポケットに艷やかな赤い果実をねじ込んだ。
( 第二図書室に、人間が? ) 昼ならわかるがこの時間。なんだか珍しい、と思う。 明日の朝に様子を見に行ってみようかな とも。
彼女が今夜居るのは自室だと、 咀嚼する時間がもうちょっとあったなら
……いちおう、その。ね。 遠慮するのが筋ってもんなんだろうけど。]
(48) 2015/07/12(Sun) 18時半頃
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[ 彼女の黒目がぱちっとひとつ、瞬いて>>38 構わない、って声>>39が聞こえる。
おもてなし、なんて 別になんにもいらないから こくりとひとつ、頷いて そわりと焦る胸と、ほんわりとあったまる胸と 両方をもてあましながら彼女の後をついていった。
*** 僕の部屋の扉を通りすぎて、 開かれた なかを知らない部屋のとびら。 姿見があることに、僕はまたちょっとそわりとして
( おんなのこの部屋、だよね… )
適当に、と示されたベッドの脇の床に座った。]
(49) 2015/07/12(Sun) 18時半頃
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………お腹空いてる。 ありがと、入れてくれて。 ………僕はここでいい。
[ 水のボトルは脇に置いて しゃく、と赤い果実を齧る。 ベッドに座る彼女を見上げて
しゃく しゃく。 芯だけになったら兄さんにあげた。
彼女が本を読みだしたのなら、横顔を見つめるだろうし とりあえず林檎がなくなるまでは黙っていて。
羽が届くところにあったなら、ほんの微かに触れた後]
きみが飛べたら良いのに。
[ と、零した。]
(50) 2015/07/12(Sun) 18時半頃
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[誰かをもてなしたことのない私は、どうやってもてなせばいいのかよくわからない。 おもてなしはできない、と言ったけれど、それでも私がベッドに座って、お客様であるところのフィリップが床>>49というのは、もてなさないにも程がある。 お客様を床に座らせていることにか、そもそも、自分の部屋に他の誰かがいることにか、少し居心地の悪さを感じて、私は誤魔化すように本を開く。 やがて、触れる手>>50に、フィリップが食事を終えたことに気づくと、顔を上げた。 お腹は膨れたの、と尋ねようとして、それより前にフィリップが口を開く気配を感じれば、その言葉を飲み込む]
……そうね。 私も、そう思うわ。
[飛べるかもしれない。その切っ掛けになるかもしれない、私の秘密。 先ほどなにかあった? と聞かれた返事を保留にしていることを思い出す]
……なにか、あったの?
[それでも私は、まだ打ち明けるか決めかねていて。 代わりに、質問を返した]
(51) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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マユミは、フィリップの側で林檎の芯を突く、彼の兄の方をそっと眺めた。
2015/07/12(Sun) 19時頃
― 寸刻 ―
………どうしたの?
両親が、恋しくなった?
[ 僕にとっては 特に珍しくもないふたつの単語
博識なはずの梟が 譫言のように呟いたのを聞いて
僕はまさか「知らない」なんて想像だにせず
軽率に、ことばを投げる。
そういえば僕も両親の顔は知らないな、って
そばに居てくれたのは ”兄さん” で
兄さん。 にいさん。
記憶の靄はまだ晴れずに 背中だけがほうやり浮かぶ。
赤い鸚哥が 僕の傍で 『 ガア 』と啼いた。]
[ 鸚鵡返しに落とされた“なまえ”の響きに、音程にふ、と意識を持ち上げる。先ほどのじわりと警戒を帯びたそれとも。平生の聡明なくうきとも、どこか異なるいろだった。
黒い瞳の奥底で、警鐘が鳴らされているとも知らず。同じ声音から溢れたそれにやはり、聞き間違いではなかった、と思いながら。
容量を超えた水があふれるよう、つづいたあらたな“なまえ”を、自らも口内で転がす。とうさま。*
だれかの名前だろうか。
もし彼女が少しでも、己の踏み込みじみた言葉を避けるようであれば。と、面体の下口を噤み。
――それでも、彼女が未だ耳に自分の声を届かせたなら。本に触れ、“おおく”をしる梟へ純粋に尋ねるように。
“ かあさま ”“ とうさま ”
と、微かに低い己の声に反芻しては、
――それは誰のこと? と、初めてしる“なまえ”に、首を傾げただろう。ここのだれかだろうか、それとも、と。レンズ越しの目を細めながら。]
[フィリップの声に、はっと私は我に返る。
そう、それは、両親を意味する言葉で。それくらいは、私も知っていて。
そして、私には縁のない言葉のはずだった。
だって、私はそんな対象を知らない。そんな風に呼ぶ相手を知らない。知らない、はずだ。
“父”でも“お父さん”でも“お父様”でもなく、“とうさま”
甘えたようなその呼び方。意図せず唇から零れた言葉に頭の中は嵐のようだ]
そんなことは……ないわ。
私には、そんな人……いた記憶が、ないもの。
[そんな返事をしながら。どこかから、訴えかける声がする。本当に? 本当に? 本当に?
胸の奥がぎゅっとするような感覚に襲われながら、私は表面的には平静を装い、無邪気な質問に返事をする]
母親と、父親。両親のことよ。
私たちを、この世界に、送り出した人のことよ。
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………なにか、あった。
[ 赤い目元の事を聞かれているのだと思ったけれど 夜色の目をした人間との会話も 卑怯な僕の話も そのままするにはどうにも憚られて。
僕は僕の中に溜め込んでいた”もうひとつ”を絞りだす。 もしかしたら、ただの冗談かもしれない「鍵」の話。]
……ねえ、まゆみはさ 此処から出る「鍵」を持ってる獣が居るかも ……って言ったら、どうする?
[ つくりものの庭で会った”獣”のはなし。 彼の”声”も聞こえていて こちらの”声”も届いているようだったから ”声”では話せないと ずっと溜め込んでいた 話。]
(52) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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―― 一間前 ――
[ だれ、と投げる寸刻前だっただろうか。
うたう彼の声 に“りょうしん”、と心中に落とし込みながら。綴りは知っていたかもしれなかったが、馴れない耳にきく発音に鈍く、頭を傾けた。
――だれのことをはなしているんだろう。鳥の2人がしるのだから、“ここ”のだれかだろうか。と勝手な憶測を巡らせる。
もし彼女の意識がそちらへ向くのを確認したなら、最後の問いはただ腹の奥に沈めつつ。
2羽の会話から、そのだれかをしることはできるだろうか、と。声をかけられでもしなければ、以降は黙って、ただ耳をたてていたことだろう。*]
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[あてもなく歩く。イカレ女医を探すわけでもなく。ブラブラと。考える時間が欲しかった。長く。長く。他人の気持ちならともかく、自分の気持ちが、わからない]
…たしか、前に使ってた部屋が… [秘密棟に行く前に使ってた部屋なら、誰もいないはずだ。…部屋移動が、なければ、だが。そこで、いろいろ考えることにして]
(53) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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明之進は、マユミの翼はあれは飛べるのだろうかとふと思った。
2015/07/12(Sun) 19時半頃
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[なにかあった、とフィリップは言う>>52。 それはそうだろう。でなければ、赤い目元になって、誰にも会いたくないなんて言うわけがないのだから。 促すように一つ頷いて、フィリップの話に耳を傾けて。 そうして語られた話に思わず息を詰めた]
……その、「鍵」というのは。 文字通りの鍵のことなのかしら。 それとも、何かの比喩なのかしら。
[フィリップの持っている情報をはかりかねて、私は用心深く発言する。 比喩的な意味でなら、私の持っている秘密も鍵といえるのかもしれない。 もしかしたら、フィリップも知っているのか。それとも、全然違う情報を持っているのか。 別に、駆け引きをするつもりなんてない。フィリップを信用していないわけではない。 ただ、下手なタイミングで下手に情報を与えては、フィリップが混乱するだけかもしれないから。 だから、私はとりあえず、聞き役に徹することにする。 これ以上、フィリップの目元が腫れるようなことが、なければいい]
(54) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
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はい、もう大丈夫です。
[ほんの少し感じた頭の重さに気取られないようにしながら、立ち上がって]
次は、いつ来ればいいですか。 "もっと良い薬"の実験、するんですよね。
[私が先生に、協力したい、と言ったとき。先生はそう言っていた。 もっと良い薬、はきっと、もっと大きな症状が出るのだろう。もしかしたら、私という存在が無くなることもあるかもしれない。
....そうしたら、先生は悲しんでくれるだろうか。いや、きっとただこう言うだけ。 "ああ、これは強すぎるのね"
それでも、いい。その結果を踏み台にして、先生の目的が達せられるのなら]
(55) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
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出来るだけ早くしてくださいね。 私も、早くお薬が完成して欲しいですから。
あ、出来るなら今でもいいんですよ?
[俯いて、ふふ、と笑いを零した私の姿は、先生にどう映っているのだろう。
でも、出来れば。覚えていてほしい、なあ]
(56) 2015/07/12(Sun) 19時半頃
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……何かの比喩なのか、もしれない。 ”ここから出られたらどうするの” って きみに聞いた”声”。 覚えている?
彼……チェビイ。僕は、彼に言われたんだ。 「自分から”鍵”を奪いたいか?」 「鳥籠の鍵が欲しいと思うか?」って。
…その後、はぐらかされてしまったけれど。
[ ほう、と瑠璃の目を彼女>>54の羽に落とす。 指の隙間でするすると遊ぶそれは いくら触れても飽きなくて。 まだ赤みを帯びた目尻が、ふわりと 緩んだ。
泣いていた理由を聞き直されなかった事に ちいさく 感謝しながら。]
(57) 2015/07/12(Sun) 20時頃
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元自室
[部屋にはもともと部屋に備え付けられているものしかなかった。まぁ、独房や廊下で寝るよりはマシだ。安物のベッドに座って、大きくため息をつく。]
…なんなんだよ…まったく…
[ぶかぶかの上着にくるまるようにして、考え込む。部屋の前を通り掛かれば、空室のはずの部屋から声が聞こえると、訝しまれるかもしれないが、そんなことは気にしない]
(58) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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[その声には確かに覚えがあった。 聞き慣れないな、と感じた声。 獣にしか聞こえない、秘密の会話を始めた声]
奪う、というのは、穏やかではないわね。
[だとすれば、そのチェビイというのは、獣の味方ではないのだろうか。獣なのに? 鍵を持っている? 獣なのに? わからない。一つだけわかったのは、おそらくフィリップもチェビイを警戒していて。 だからこのタイミングを選んだのだろう、ということ]
それで、フィリップは、どうしたいの。 「鍵」を奪いたいと、思った?
[翼をフィリップに触れられるのは、嫌いではなかった。蒼碧と真紅を見つめながら、戯れにぱたりと翼を動かした]
(59) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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あら。クラリッサはせっかちさんね。
[柔らかい微笑を浮かべて、クラリッサの頭を撫でた。 そうよね。早くしてほしいわよね。 早くこの子は“ヒト”になりたいんだ。そうに決まっている。 だって、兄さんもそう言っていたもの]
でも、出来れば次のお薬は――― [無理をするように立ち上がったクラリッサの姿を、 冷静なアマルテアは見逃さない]
その副作用が抜けきってから、ね。
[幼子に言い聞かせるように、優しい声で言葉を紡ぐ。 前の薬の副作用が抜けきってからではないと、 正確なデータが得られないだろうから]
(60) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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本当に。クラリッサは、強い子だわ。
[お薬を怖がる子も、中にはいるから。そう付け足して]
ヒトになったら、自由が待っているわ。 外の世界に出られるの。 これ以上に、素晴らしいことはないわ。
[それはクラリッサに言っているのだろうか。 彼女の中に兄の姿を見ているのだろうか。 あの時。バケモノとして生きるくらいなら、死んだ方がマシって。 確かにそう言ったわよね。兄さん**]
(61) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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――――ッ……
[ こほり 。
僕の口から、見えない気泡が溢れた気がした。
―――出せるなら。 出して良いなら。 僕は、
でも。だってきっと、ダメなんだ。 背いたことをしたら、僕はきっと
―――振り返った途端に、首を切られてしまうから。 ]
(62) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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……モスキート。
[ 僕は彼の名前を呼んだ。まるでごめんねと意味を含めたような、ものだった。
彼の夢。 微睡みの奥、かなたの夢。 大海原に、身を浮かばせて。 真直ぐに体躯をしならせる彼を見られたなら ――― ぶつん、 僕の記憶の映像が途切れた。
僅か僕の瞳の奥、深い、まるで年月を経て錆びたような色に――赤みが一貫差したとも知らずに。
手袋の着られる前、触れたら傷付く肌のそこには、視線を落とすだけに留める。 だって彼に触れたら、また彼が興奮する紅が落ちてしまうかも、しれないから。 僕は管理人なんだ。管理人でなければならないんだ。 鶴が滑って、僕も滑った。 後ろの正面、 ―――みてはいけない。
……されどはたして、>>24彼の言葉は冗談だったのだろうか。 僕の心が軋む。 知っているよ。冗談じゃない。 彼の声は、本心だ。切望だ 。 作られたプールではもう、満足できない。きっと、きっとそうなんだ。……少なくとも僕は、そう思う。 ]
(63) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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そと。 ……いきたいよ
[ 蚊の無くような声だった。 それでいて、蛙の潰されたように無様な音だった。 潰れた声が、彼に届いたかは知らない。
うみ。 ではない、みずうみ。 僕の居た、―――ふるさと。 でも、うみに近い森だった。 鬱蒼とした緑を抜けると、浜辺に出る。 うみがめがたまごを産んでいる。 うみねこが空を泳いでいる。
そんな世界はある日―――弾けて消えた。 ]*
『 ぼくも、” ” 』
[ 言葉は機械を空の筒として通った。 しゅこ、と空気の洩れ掠れた音が溶ける 。 ]
(64) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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