114 bloody's evil Kingdom
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[眠っている騎士と己だけの医務室。 足元の影。片翼の翼の影。]
……何故、片方だけ、?
[子供の頃に影遊びをした事がある。 あの時確かに、見えた影にはふたつの翼があった。
禍々しき翼、そう思っていたが。]
………。
[背を守る朱雀の墨。 言い伝えでは、朱雀は「守るもの」
なにから、なにを守っているのか。 失踪した母親。 何故消えたのか。] (残された黒い羽根) (…――あれは、) [手を後ろへ滑らせる。]
(185) 2013/02/21(Thu) 22時半頃
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ミナカタは、肩甲骨に静かに*触れる*
2013/02/21(Thu) 22時半頃
/*
フィリップくんと言うか、鳥さんの希望があれば…!
投票だけ、とりあえずユリシーにセットしてみる……。
/*
フィリップは王女様狙いになっています<キリング。
ベルベットはどちらでも構わないご様子。
目の前のコリーンに卵を産みつけたいとだけ考えていますね。
ドウシヨウ。
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―王と王妃の寝室―
[ドナルドを見送った後、道具を片手に三階へと。 安定剤を投与して、経過を見る。 見たって見なくたって、病状は悪化する一方で。]
……無力、だなァ
[椅子に座り、ふたつのベッドを見下ろす。 手は尽くしても、一行にどうにもならない。 時計が針を刻む音が、ひどく残酷で。
安楽させる為の毒を注射するのは躊躇われた。 それも判断のひとつではあるが、 人殺しでは無く、医者、だから。]
(198) 2013/02/21(Thu) 23時頃
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―――!
[>>@17 足音に気付き、顔を上げる。 ドナルドの話…王女の策略である可能性を聞いた後の為、 その可憐な姿を見るや、警戒を働かせた。 こうして視ていると、それは気品のある美女ではあるが。
しかしそれは仮説でしか無いので、静かに頭を下げる。]
…そうですな。 寂しがりの、王子に呼ばれたんですかね。
[話を合わせる形で相槌を打つ。 ミッシェルから感じた瘴気よりも、 彼女の周りを取り巻くそれは、強烈に思えた。] 尽くしましたが、今夜一杯という所でして。
本当に、気の毒に。
(208) 2013/02/21(Thu) 23時頃
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[>>@18 纏う空気は異質なものではあるが、 懇願する声は、透き通ったもの。 これに微笑まれては、王子も騙されるか。
不幸を運んでしまったと嘆く姿は同情を誘うもの。 本能がそれは違うだろうと警鐘を告げていても――
本当は、不幸な運命が取り巻いていたからではないか、 彼女の言が正しいのでは無いか、と。 お人好しの成分が迷わされる。]
……宜しいのですか、
[救えないのであれば、いっそ、 眠るように死ねる、毒を与えるべきではないか。 ひとごろしに、なったとしても。
零れる涙に、困惑した様に視線を送り、]
(217) 2013/02/21(Thu) 23時半頃
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―少し前・医務室―
ん?
[白衣の袖に潜む細い触手>>216に男は気付かない。
それは、――じっと医師の行動を観察するように。 なんとなく視線を向ければ内側へ身を隠す。
また見る、身を隠す。 解る者が見れば、奇妙なイタチごっこである。*]
(222) 2013/02/21(Thu) 23時半頃
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―三階・王と王妃の部屋―
あーあー、 いや、そうですよね、ええ。 俺も王女の立場なら、そちらを選ぶかと、
[事実父親が同じようになったのならば、 苦しむ姿を延々と見るよりはそうしたいと思うし、 己が病に伏したとして、治らぬならそれを選ぶ。]
こういう時なんて言ったらいいのか…、 お力になれず…、
[>>@19 泣かれて困り果てた。 義父と義母の病状を悲しむ、一人の娘にしか見えない。 男とは、基本莫迦な生き物であり、女の涙に弱い。困る。]
……。
[注射器を手に、王の枕元へと進む。 安定剤を受けて眠っている王の手を取り―――]
(225) 2013/02/21(Thu) 23時半頃
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[注射器に入った透明の液体を、注入する。
数分後、不規則な呼吸は穏やかなそれになり、 眠るように、息を引き取った。]
……。
[同じように王妃にも投与する。 一国の主とその奥方が力果てる光景にしては、 本当にあっけない、――呆気無い、ものだった。]
……、……。
[それでも、ころした、という感覚は残る。 震える手で白い布を二人の顔の上へ被せる。]
(231) 2013/02/21(Thu) 23時半頃
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[>>@20 脈を取り布を被せたその後。
ふと王女に視線を向ける。 「お亡くなりになりました。」 そう告げようと開きかけた口の動きが止まった。]
―――……なんて顔、
[能面のような無表情に、背筋が凍りそうになる。]
(235) 2013/02/22(Fri) 00時頃
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いや、いやだけど――……。
ああ、きらいなの。
きらい、きらい、きらい、きらい、きらい。
思い出したくない、でも、でも、でも。
あたしはクラウディアではないもの。
違うの、だから大嫌い。
違うの、ぜったいに。
違うの、クラウディアでも。
違うの、あの言葉。
きらい、きらい、きらい。
あたしはアイリスの顔を思いたいの。
あなたじゃないの。
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な……っ、
あんた、―――やっぱり、
[>>@21 空の注射器が床に転がる。 初めは呆然と、そしてすぐに苦いものに表情は歪む。]
協力って、なんだよ。 あんたは、何者なんだ、
[女王であると目の前で宣言する女。 これは全て、プランであったかのような口ぶり。 恐怖と憎悪に顔が引き攣っていくのは、 鏡を見なくても明らかだった。
新たな「王」を歓迎するように、 足元に佇む影の翼だけが揺れている。]
(241) 2013/02/22(Fri) 00時頃
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/*
コミットできてないですね……。
結局襲撃なしでおkでしょうか。
/*
コミット確認済み。
せんせーが噛まれたがってるし、触手で種植えてもいいかなと思ってるが、いかがだろう?
フィリップと同じ事考えてるドナルドがいたな。
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……――、はっ、 どんな国か…内情も知らずに娶るとは、な。
そりゃあ、自決するわ。
[>>@22 ひとが家畜のような扱いを受ける。 家畜を飼うのは、魔物。 身の毛もよだつような言を聞き、笑う。 当然、楽しさから来る笑みでは無い。]
バケモノめ。 医者をなめんな、
[白衣のポケットに潜ませていたメス。 樽に矢を半分に切ったものを投げるダーツ遊び。 若い頃に、多少遊んだ事もある。
「女王」を直視し、メスへと手を伸ばしかけた所で――]
(247) 2013/02/22(Fri) 00時頃
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/*
じゃあミーナ先生で(お任せ
此方もコミットは入れてますが多分アイリスが入れていないので、
彼女のコミット確認するまで外しておいた方がよいのかな。
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[腹部に触れる腕と、首元に添えられたナイフ。]
―――!
[息を飲む。 どうやら動くと頸動脈が切られるようだ。]
ロベリア、何時からこんな手癖の悪い子になった?
[横目でロベリアに視線をくれる。 大人しく甲斐甲斐しい侍女の顔は、そこには無い。 酷く冷たい眼をして、視線に応じた。]
(248) 2013/02/22(Fri) 00時半頃
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…女を選ぶ時は、 料理のうまさと、器量のよさと、
なにより性格で選ぶべきだと、そう言った筈なんだが、
[>>@23 王子が風邪で寝込んだ時にそんな話をした。 少なくとも最後のひとつは、だめだったみたい。 白い柔肌を持つこのおんなが、料理が出来るかは知らない] 毒、……、 おまえ自身が毒であるのに、更に毒を吐くと?
[顎を持ち上げられる。 やめろ、ナイフの切っ先が食い込んでる。 ちろりと刃物に裂かれた跡が首に残る。 致命傷に至る程の傷では無く、いたい、という程度だが。]
(261) 2013/02/22(Fri) 00時半頃
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――や、めろ ば けもの、! !
[近づく顔に、思わず眼を伏せる。 伏せた片目の瞼を、エナメル質が押し開こうとする。
――やめろ、やめてくれ。]
[眼球に這う柔らかいもの。 無理やり開かされた視界は視界は闇。 正確には、肉厚なそれが這っていて視えない。]
なにを、
[じわり、 眼球に滲みる、液体。
こんな点眼を受けるのは、 後にも先にも聞いた事が無い。]
(263) 2013/02/22(Fri) 00時半頃
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[>>@24 ――呪い。 身を守る為の呪い。背中の墨。 眼球を侵すのは、それに反するものか。
震える息を吐く。 不快な粘着質な音。 漆黒の色を持つ片方の黒目が、朱に染まる。 奇しくも背中に居る鳥と同じ色味に、染まる。]
……性格が良いと、 そのデカい乳張って言える、か…、
[毛の長い絨毯に膝が落ちる。 ロベリアは空気を読んで膝が沈む前にナイフを退いた。 お陰で頸動脈は、無事ではあったが。
どくり、どくりと熱におかされたように、 およそ人が持つ色では無くなった片目が疼く。 頭部から下方へ流れ落ちるように、毒が沈む。]
(269) 2013/02/22(Fri) 01時頃
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[>>@25 失せるおんなの足音を聞きながら、 ふらりと膝を上げて、緩慢な足取りで歩み始める。
引きずるよう形で、革靴の先を絨毯へ滑らせる。 その足は寝室を出て、ふらつきながら階下へと。]
――、はぁ、 あァくっそ、 連日、こんな、……、ちくしょう、
[身体中が――… …――掻き毟りたくなるように熱い。]
いや、 ――昨日よりもひどいか も、
[狂おしい熱。 火は好きだ、傍にあると落ち着く。 けれど、これは ナニカガチガウ。]
[男の朱を得た瞳は、失明する事なく城内を映す。*]
(273) 2013/02/22(Fri) 01時頃
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[砕け散る寸前、
最後に思うのは――]
遊べなくなって……、
[親でもあり、兄でもあると告げた男へ、
守れなくなった約束を詫びる様に、
ごめんねと小さくつぶやいた**]
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――は、ぁ、 くそ、 …――くそ、 [ぐわん ぐわん] [ぐわん
ぐわん] [ぐわん ぐわん]
[重い身体を震わせながら、足の方向はあてもなく――…**]
(275) 2013/02/22(Fri) 01時頃
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―夜・1F食堂付近―
[身体が重い、…――熱い。]
――あいつ、いねえ かな、
[いや、居たからといってどうする。 舌を打ち、頭を振る。 欲を発散したい、 発散したいのは性欲か、それとも、別の欲か。
気付けば使用人室を探すように一階へ降りていたけれど。]
――…、ピッパ 、か?
[>>295 視線の先に見えた女の後ろ姿に、そう声を掛けた**]
(296) 2013/02/22(Fri) 07時半頃
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……正常、なつもりではあるが、
[>>297 辛うじて理性が潰れるまでには至ってない。 ただ、朱に変わった左目がじくじくと疼く。 しんどそうに壁にもたれて、同じく困ったように苦く笑う。]
…はは。なんだそれ、 ……騎士職を退いてると、ドナルドから聞いた。
具合が悪いのか、
[額を抑えて、発散させたい欲を堪えるべく目を伏せる。]
(298) 2013/02/22(Fri) 08時頃
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…化け物のお姫さんに、 よく解らん目薬を入れられた、…。
[>>299 伏せる前の目の色を問われ、眉間に皴を寄せてそう答える。]
大人しかったロベリアが、狂暴な女になってた。
[助手に進言するか迷っていた彼女の変貌を告げる。一介の侍女をピッパが知っているかは解らなかったが。]
……レイプか、
外、見たか? 門前までモンスターが押し寄せてて、 …女達が肉を裂かれながら、ヤられてた。
五体満足なら、まだ少しマシかもな。
(300) 2013/02/22(Fri) 08時半頃
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…身重って、お前
[気の利いた慰めの言葉か出て来ず、見てきたものを報告するに留める。 身重と聞いて驚いた顔で彼女を見た。 話の流れからすれば、人間の子ではないと察しをつける。 腹を突き破られてスライムを産み、事切れた侍女を思い出して呻く。]
…最悪だな、
[せめて普通分娩できるサイズのものが宿っている事を祈りながら。]
……それだけか?
[近くにある彼女の口から零れる息に色を感じ、静かに問い掛ける。]
(301) 2013/02/22(Fri) 08時半頃
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