231 獣ノ國 - under the ground -
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……僕じゃあ美味しくないから、行こうか。
[ ちょっとばかり気怠い体を ぐーーっと天井へ伸ばして ―――っはぁ、と大きく息をつけば 大きな羽音。
僕の肩がいつもの重さを感じ取る。 新記録なんじゃないか ってくらい静かにしていた兄を 褒めるように頭を撫でていれば ]
『 モウ シャベッテイイ? 』
[ そんな兄に 僕は思わず破顔して。 大きく抱えたおなかに、迷惑そうに羽ばたきふたつ。 彼は部屋をくるりと飛んで 八つ当たりのように 僕の頭に尖った爪で降りてきた。
今日くらいはそんな兄さんも許してやろうと 頭に真っ赤な鸚哥を乗せた僕と 茶色の翼の夜梟が 並んで部屋を 出て行くだろう。*]
(245) 2015/07/14(Tue) 00時半頃
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[さみしい、と声が聞こえた。
少し前までなら、理解できなかっただろう。私は、何よりも孤独を愛していたのだから。
からからに乾いた心では、自分がさみしいことにも気づけない。
さみしいというその声の主は、きっと願いがあるのだと思う。
満たされない何かがなければ、さみしく思うことは、ないのだから]
どうか、したの。
[返事をしてから、気づく。
この声の主は「鍵」を持っているという獣ではなかったか]
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……お腹の中でだって きみが望むなら。
[ でもその時は丸呑みでね? なんて言って笑おう。 梟>>252の食欲は旺盛で何よりだ。
僕の頭に八つ当たりみたいに爪を立てて 直立している兄さんは 彼女の言葉にぐるりと首を回す。 ごそごそ、もそもそ、嘴で羽の毛づくろいをして ]
『 キノウ? ヨル? シラナイナア。 ナンニモ ナンニモ シラナイナア。』
[ ”ガア!!!” とひとつ 大きく啼いて ”デキる兄”は 鳥のフリをしはじめる。
僕はといえば、流血覚悟の我慢大会。 はやく食堂に着いて、兄の気を引けるご飯にありつけると 良いのだけれど。]
(266) 2015/07/14(Tue) 01時半頃
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― 食堂 ―
[ なんだかとっても久しぶりに来た気がするけど 僕はいつも通りに素手で掴んだ果物をトレイに乗せる。
林檎、バナナ、蜜柑にキゥィ。 兄さんみたいにカラフルな 僕のトレイの上。
森で生きてた僕にとっては、これらこそがご馳走で 「ヒト」に捕えられてからは思い出したくもない 食事しか記憶に無い。 だから”料理”ってものを あまり良く知らないんだ。]
………………………。
[ ものすごく、ものすごおくマジマジと梟の皿>>255を のぞきこんでいたら 居心地の悪そうな顔が見えて
慌てて林檎を齧るけれど、茶色い”なにか”が気になる。]
(267) 2015/07/14(Tue) 01時半頃
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[ しゃく しゃく もぐもぐ ( じぃー… )
しゃく しゃく もぐもぐ ( ちらっ )
そもそもそれは食べ物なのか( だって何か黒いし ) 彼女がそれに手を付けるのはいつかいつかと気にしながら また、林檎の真ん中は兄さんの前に置いて ]
…………おいしいの?
[ 彼女がそれを食べ始めたのなら とっても怪訝な顔を 隠しもせずにそちらへ向ける。
……んあ、 と 雛鳥のように口を開けてみれば 親鳥がスプーンで運んでくれたりするだろうか。**]
(268) 2015/07/14(Tue) 01時半頃
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―――……、
[ あれ? いま僕は、なにと言ったのだろう?
同じものにしか聞こえない声が届いて、僕は眉を顰めた。
「 さみしい 」―――僕はもう一度そう言った。
しくりと、胸中蟠るなにかが頷いた気がする。
「 さみしい 」 『 どうして? 』
―――どうしてだろう 。クエスチョン。 アンサー。 ……それは、 ]
どこかへ、 行ってしまうから
[ 『 誰が 』と、『 なにが 』と。
僕は続く言葉を並べることは、できなかった。
ただひたすら、 ” ” 。 ]
―――君も何処かへ、行ってしまうの?
[ 「 いきたいの、 」 なあんて。 僕は平生と同じ錆色を灯して、声を奥に投げ込んだ。 ]*
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