人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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 だ、れが …泣いとるか

[落ちた雫は頬を伝い、掌を濡らす。
 【4】に寄せられる口付けに、瞼を一度だけ閉じた。
 涙を拭う掌に掌を重ねて絡め。]

 …ン。
 一緒に、思いだそな?

[忘れてしまった時間を、少しずつ。
 たくさんの景色を見ながら、一緒に、二人で。
 握り返された手に、唇は柔らかな弧を描く。
 掴まれているのは掌であり、もっと更に奥。
 とくとくと、鳴り響く鼓動。

 赤い頭を捕まえて、顔が寄せられたのなら
 仰け反りかけた喉に唇を添えて。
 愛しさに、何度も薄い皮膚を啄ばんだ。]


 …、ッ …ん……全部。
 わしら…繋がっとる …よ?

[は、っと熱い息が洩れる。
 まるで包み込まれるような下肢の熱。
 小さな『お願い』も、まるで煽るようにしかならず
 繋がる中でひくりと動いてしまうのは、仕方がないことだろう。
 それでも掠れた声が許可を出すまで腰は動かさなかった。]

 ……動く、ぞ。

[一呼吸、熱の篭もる囁きを落とせば
 もっとと強請られた場所を擦り上げるように
 ゆさゆさと腰を揺らし始める。]


[繋いだ指先から抜けそうになる力を、必死に留める。
反らせた首元へと唇が降る度、その指先は幽かに跳ねた。

全てを納めたと、その声に数回に分けて息を吐き出す。
意図的に動いていない、そうはわかっていても内側の動きに身体は震える。
時折、きゅうと裡を締め付ければ、あ、と短く声を漏らした。]

 ……ん、……動いて、 ……動いて、いいから、

[滅茶苦茶に、とも、好きにしろ、とも口にしなかった。
口にせずとも、きっと応えてくれるだろうからと。
揺する動きに、応えるように腰を動かして。]

 ……は、 ……あ、っ、あッ、あ、 ぅ、ッ
 んっ、 ……っは、 くあとろ、……クアトロっ、

[的確に擦り上げていく動きに、高く跳ね上がる声。
触れられずとも、自らの熱は先走りを零して。
両の足をその腰へと絡めれば、もっと深くを求めるように、全身でその身体を抱きしめる。]


[絡んだ指先を軽く擦る。
 口付けに跳ねる指先に、きゅっと力を入れて絡めて。

 零れる吐息も、裡を締め付ける動きも
 短く零れ落ちる声も昂ぶりをただ促すだけで。
 動くのを我慢しろだなんて、酷な『お願い』をするものだ。]

 阿呆、んな……煽ん…な──、っ

[壊してしまうつもりはない、けれど止められそうもない。
 淫らに動く腰使いに煽られて、次第に息は荒くなる。
 打ち付けたい、突き上げたい衝動。
 抑える気など更々となくて。]

 ひゅ、ぅ…ッ!
 ……は、っ…、ヒュー…っ

[動けば動くだけ、締め付けられる感覚に中へと滑りを溢していく。
 彼の茎からも雫が溢れ出したなら、それも繋がる場所へと伝い
 摩擦の痛みを和らげる潤滑剤になろうか。]


 …ヒュ、ー……っ、く
 か、わえ……ヒュー、 …ン──

[高い高い声は普段とのギャップで直ぐ傍の耳を擽る。
 揺らす腰へと絡む足。
 肌が打つ音と水音、彼の嬌声の三重奏に
 たまらず呼吸を奪うほどに、深く激しい口付けを落とす。

 可愛い、愛しい、愛してる、すきだ。

 子供が主張するような、幼稚な言葉しか思い浮かべられない。
 想いを言葉にする代わりに、彼が悦ぶように
 自らの腰を揺らして打ちつけ、熱い息を注ぐ。]


[打ち付ける音が、耳に届く。
鼓膜を震わせた音が、頭を痺れさせる。

ただでさえ頭が追い付いていないというのに、その口付けにより酸素の供給が阻まれれば更に、追い詰められることとなるか。
身体に浮いた汗は、背で滲んだ血液と混じりあい、シーツを赤く汚していく。
精の独特の香に混ざる、赤い鉄錆の香り。]

 ……っ、ぅ、 ん、 んン、っ、

 っは、 くあとろ、 ……ッ、……い、きそ、

[そう口にしていながらも、既に何度か達していたのかもしれない。
熱く融けていく思考。
それでも裡の動きを察せば、更にきつく、きつく抱き締めて。]

 ッ、 ん、 っぁ、 あ、 ――――……、

[一際大きく身体を跳ねさせれば、咥え込んだ茎ごとを締め付ける。
しゃくり上げるような呼吸を繰り返せば、最も大きな波に耐えるように。
内側へと精が注がれるのに、そろそろと身体の力を抜いた。]



 ……もう少し、このままで、

[背に回していた掌を頬に添え、小さな声で囁く。
絡めた指からは、既に力は抜けていただろう。

それでも、腰へと絡めた足は解かれない。
呼吸がある程度まで落ち着けば小さく頷き、その腰を解放しただろう。*]


[二人が立てる音が聴覚を犯す。
 ぞくぞくと背筋が震えるのは、先が近いからか。

 口付けから開放すれば、肌に浮く汗を舌が舐め上げる。
 背では血と共にシーツへと吸い込まれて匂いを漂わせる。
 本来は不快なものなのかもしれない。
 けれどそれは嗅ぎなれた、ヒューの匂い。]

 ん、わしも… やっ ば、…

[蜜を溢れさせるそこに手を伸ばせば、何度かぷくりと精を溢した。
 それでも終わらせることなく、指先が先端を擦る。
 抱きしめる力が強くなれば、同時にぶるりと背が震えたか。]

 ひゅ…───ッ !

[締め付ける裡の奥を穿ち、腰が軽い痙攣を示す。
 舌足らずな喘ぎが、しゃくり上げる呼吸になり
 その奥へと放つ飛沫は熱い欲望。
 数度に分けて、注ぐ。]


 ……も、少し?

[放ちきって、呼吸を数度。
 その間止まっていた腰を、意地悪く旋廻させれば
 中に注いだ白濁がこぷりと溢れるだろうか。]

 だ、ぁめ。
 ヒュー…、ん、もっかい。

[解かれない足に、にぃと口角を上げた。
 繋がるままに、力の抜けた体を抱き上げてぐるりと反転させる。
 後ろから包み込むように座った状態で、ゆるり、腰を動かして。]

 後で、包帯、巻き…なおさん、っ、とじゃの?

[ベッドは余計に軋む。
 男はまだ、彼を解放してやるつもりはなさそうだ*]


 あんまりあっしを人前で
 紅く染めるような事を言わないでおくれ。
 恥ずかしくって散って仕舞うよ。

[誤魔化すようにくすくすと笑いながら彼の先を行った。]


[その後、部屋からバーへ行く途中の戯れの答えに、笑ってしまう]

 俺はそこまで言ってないよね
 それが望みなら

 あなたを貪らせて
 



 あの日、酔って俺に跪いて、何してくれた?
 期待していいのかな
 


ー路地裏の或る日ー

[吸血鬼にとっても永い年月が経ち、街には高い建物が立ち並ぶようになった。

人目は嫌いだ。
人間のいるのが嫌で夜を選んで出歩いてきたのに、最近では人間は闇夜の恐ろしさを忘れてしまった。

人の気配を避けるように建物が壁のように並ぶ路地裏に私は歩みを進めた。

だというのになんてことだろう、歩みを進める先には沢山の人の気配がする。
嘲笑と微かな血の匂い。暴力の匂いだ。
まだ若く力の無かった頃に、人間たちに嬲られた記憶が蘇り顔を顰める。

気が付いたらそちらの方に移動していた。]


[そこでは一人の金髪の男が大勢の人間に棒を使って苛められていた。
人間たちはその行為に夢中でまだ私には気付いていない。

何処からか唸り声が聞こえた。
狼人間が満月につられて出たのかと思ったら、唸っているのは自分自身だった。

男を嘲り甚振る人間たちの顔が醜悪な悪魔のものに見えてくる。いや、人間だから醜いのだ。

"殺してしまってもいいじゃないか、
            こんな奴ら。"

もう何百年振りだろうかというほどの激しい怒りに支配される。瞳どころか思考まで真紅に染まっていくようだ。

足に力を込めると、音も無く跳んだ。
棒を持つ人間の首を爪で一閃。
その隣の人間の腹を。
その隣の隣の人間の胸を。
項を。眼球を。
一閃。一閃。一閃。一閃。]


[一拍おいて、彼らから紅く美味な芳香を放つ液体が噴き出した。]

 はは、ハ、ハハハハハハッ!

[こんなに愉しい気分になるのは初めてだ。
私はぐいと口角を歪めてまだ息のある人間を踏みつけにする。
これくらいじゃあ足りない。苦しんで死ねば良いのだ。

腹の傷をグリグリと踵で捻り潰す。人間は顔を歪めてその痛みの程を露わにした。]

 ハハ、は……。

[だがその内妙な気持ちが湧いてきた。
苦しんでいるのを見ても先程のようには面白くない。]

 ……………死ね。

[もう助かりようのない程傷の広がったその人間の首を裂いた。]


 人間はずるいな……。

[一思いに殺しても一方的に私の心を傷付けていくし、それならと苦しませて殺してもそれはそれで私の心を抉る表情をするのだから。
これからは人間を殺す時には大人しく首だけを裂こうと私は心に決めた。

金髪の男は気絶していたようで、ちょうどその時目を覚ました。]

 おや、目が覚めたかい?
 こんなに人を殺したのだから疲れただろう?

[この寂しさを、悲しさを埋めるものが欲しくて私は彼にそう微笑んだ。*]


[そして最後の旅。
一口目を嚥下した彼に口付け
口の端を舐めとる]

 あはは、わからなかった
 
[得られたのは甘い香りだけ]


[その後酒の力を借りるまでもなく耳まで真っ赤になることになる。]

 ばっ……!

[罵倒の言葉すら出ずにパクパクと口を開けたり閉めたり。人前で接吻するなんて!

そういう気障ったらしい事を一々するから、あっしがお前さんに夢中になる事になるんじゃないかい!]


[少し待てと、そう口にしたのは、達した後の身体では急に動きたくなかったから。
注がれたばかりの精の感覚だけで、頭がどうかしてしまいそうだというのに、そこに更に急な刺激が加わったらと思うと身動きが取れず。
そんな風に身体を落ち着けようと思っていたものだから、急な世界の反転に応じられる筈が、無かった。]

 ……ッ、あ、 やッ……

[上がる声は、妙に情けなく響いた。
再び始まる抽送に、再び声は甘く漏れだす。
止めろという『命令』は、決して口にはしない。]

 ……ッ、当たり前、だろ、……
 俺じゃ、巻けねぇんだか、……ら、ッ ぁ、

[視界の端、寝転がっていたシーツが赤く汚れているのが見えた。
抱きかかえられる格好では、結局彼の身体も汚れてしまうだろう。
何よりも、常ならば直ぐに包帯で覆われてしまう古傷の背を、こんな格好で晒すというのがどうしようもない羞恥で。]


 
 まあ、あなたが
 たたなくても
 俺は好きにすればいいのかな?

[そう耳元で囁いて]


 うん、好きにして?

[上目遣いに強請った。
ついでにアイスを乗せたばかりの舌でべろりと彼の唇を舐める。]

 今なら甘いよ、ふふ。


[彼が何事か抗議するなら
 シャツを濡らすのを厭わず、彼に口付けし、
その口をふさぐ]

 たたない相手なんて
 俺はやだよ

 それでも覚めないなら
 口に指突っ込もうか?

[そう口元でささやき、彼に忠告したでしょうと仄めかす]


 お前さん、いっ………んっ

[抗議しようとした口は彼に塞がれた。]

 ……………、

[酒の所為ではなく赤面した顔で彼をただ見つめる。
だから囁くのは反則だと言ったじゃあないか。

様々な種類の恥が胸の内で蠢く感じがして、
彼から目を逸らした。]

 ご、御免なさい……

[なんだか怒られた気になって謝った。]


[男は優秀な犬ではない。
 命令以外の『待て』など聞くはずもないのは、わかりそうなものだろうに。
 それも達したばかりで敏感だとわかっているから尚更
 更なる悦びを与えるため、更に自分を刻み付けるため。
 快楽と愛しさで繋がる場所を深めていく。]

 っく、 はぁ、ひ ゅう…!

[甘く、どこか情けなく上がる嬌声に応えるよう囁く。
 何度も耳元に落とすのは彼の名前。
 打ち付けに声が揺れても、何度も囁いて。]

 そ、…じゃの?
 ────おまじ、ない。

[擦れる皮膚が胸を、腹を、かるい赤に染めていく。
 痛々しい傷だと、何度見ても思う。
 耳朶からうなじ、肩、そして背中にキスを降らせる。
 傷のある場所にそっと触れて、呟くおまじない。]


[傷のことなど気にせず、深く繋がる未来を求めて。
 包帯など巻かなくてもよくなる、未来を願って。

 後ろから抱き締めた体を、下から何度も突き上げる。
 貫くに等しい行為は、ベッドに組み敷くよりも奥まで熱を捩じ込むだろう。
 軋む音も水音も、一度目よりも激しく。

 やがて二度目の飛沫を上げたなら、きゅうとその体を抱き締めて
 奥へと数度に分けられた精を放った。]


【人】 石工 ボリス

[その後、何度行為を繰り返したか。
 月も高く、夜もとっぷりと更けた頃。
 背の傷口は消毒を済ませて、綺麗に包帯を巻いた。
 シーツも換えようかと思ったが、そもそも換えがなく諦めた。

 赤髪がベッドに横たわり、少しの間を作る。
 細い目を少し開けて驚いてから、ふっと唇を、頬を緩めた。]

 ……おう。

[促されるままに手を繋ぐ。
 そして隣へと横たわり、疲れているであろう体をそっと抱いた。

 薬はお互い、飲んでいない。
 また『怖い夢』を見るかもしれない。
 そうならないように、見てもすぐ隣に自分がいられるように。
 一緒にいると、子供をあやすような手つきがとんとんと撫でていく。]

(115) anbito 2015/01/03(Sat) 14時頃

 風邪、ひくなよ?

[目を閉じる彼にそんな一言を。
 窓が開いてるんだからな、と付け加えて。]



 ……───おやすみ。



[閉じた瞼にそっと口付ける。
 これも、『怖い夢』を見ないように。

 夢でもあえますように。

 そんな、おまじない*]



 そんな顔しないで
 怒ったりしてないよ

 俺の我が儘なんだから

[酔いが少しは覚めたのか、
ふわふわと浮ついたとこの無くなった彼の頬に口付け]

 頭洗ってあげようか?

[にこりと笑って
シャワーでぬるい湯を彼に注ぎながらそう問う]


 あ、また頬に接吻した!

[別に今は人前でないからいいのだが。
繰り返されるうちに彼の頬への接吻が好きになってきた。]

 怒ってないならいいけど……
 頭洗う?しないのかい?

[未だ酔いの心地よさが残っていて、彼の笑顔をぼんやりと見つめる。

あーあ、彼のしゃつがびしょびしょになってしまっている。脱げばいいのに。
なんとなく彼の濡れたしゃつをきゅうと掴んでみた。]


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