243 【突発誰歓】もみの木輝くランダ村
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か、可愛いだか……!?
おら、そんな風に言われたごとねっぺよ。
[スージー>>@6の声に驚いて、聞き慣れない音に動揺する。]
スージーさんは綺麗だなぁ。
化粧も服も似合ってて、呼ばれるにふさわしいって感じだ。
[女性を花に例える人がいるけれど、彼女のような人をそう言うのかもしれない。
自分とは違う、けれど素敵な出会いに心から感謝するのであった。]
ん、違っただか?
おらから見れば、サミュエルさんは立派に見えるだよ。
年下かもしんねけど、尊敬できる人だー。
[彼の心中を読み取ることまではできず、首を傾げる。
どう見えているのかは分からないが、今日で27年の時を過ごした自身には、彼が眩しく見えた。]
へへ、それならいいだが……。
伝わらねこともどかしく思うこともあるけんど、頑張るだよ。
良いは「すえきち」だもんな!
[良いところは良いと認められるように、また少し大人になろう。
今日はその第一歩だと、笑みに笑みを返すのだ。]
おい。
……本当に僕と話して嫌じゃないのか。
う、嘘なんかついたら許さないぞ。
[暫くして
そんなどこか戸惑った様子の声が聞こえただろう。]
[風邪を引かないようにという言葉には素直に頷いて]
ジリヤも風邪を引かないようにね。
[立派というのはこの屋敷の主やジリヤのような人物に相応しい言葉じゃないのだろうか。
適当に日々を生きてきた自分なんかよりも]
そう?俺はジリヤの方が尊敬できると思うけどな。
充分しっかりとしてるよ。
[パーティーで堂々と出来ないのは恐らく経験が足りないから。
今年の経験で、きっと来年はもっとスムーズに出来るだろう]
そういう時は少しずつ覚えていけばいいよ。
ここは優しい人たちばかりだし。
[『良いは「すえきち」』という言葉には少し首を傾げたけれど。
まあ間違ってはいない、か。]
へへ、おらはずっとずーっと北の方で生まれたからな。
こんくらいの寒さはへっちゃらだっぺ。
[サミュエルの声に少しだけ得意そうに答える。
ふと故郷の姿が思い浮かんで、懐かしそうに目を細めた。]
そりゃあ、27年も生きてっからな。
一人で生きてかなきゃなんねし、しっかりもするもんだ。
だけど、尊敬って言われるのは嬉しいべ。
へへ、あんがとな。
[鼻の下を擦って、少しだけ照れ臭そうに。
少しずつ、その言葉に見合う人間になれたらいい。そう思った。]
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