52 薔薇恋獄
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人
狼
墓
少
霊
全
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―― 春 ――
[部室の方へと連れ出される。 話が聞けるなら否やなんてなかった。 追い出そうとする上級生をぐっと睨んで、それから移動]
―――――おかしいよ。
[話を聞いた。でも、どこかで納得がいかない。 どうして兄貴は残ったの。どうして教員が一人も残らなかったの。そんなにも危険だったなら、どうして無理矢理連れ出さなかったの。どうして、どうして、どうして]
[一つ一つ、突っ込んだ。 でも、何を聞いても納得なんか出来ないのかもしれない]
…………はっ
兄貴は。兄貴、は…………
[彼から兄の話を聞いた。ちょっとしか情報がないのを鼻で笑う。 けれど、自分は口を開こうとして――言葉が詰まった]
(530) khaldun 2011/05/29(Sun) 23時頃
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[………なぜだか目が潤む。鼻を啜った]
兄貴、は。手先が器用で、不死身で――
[手先が器用で、何だって出来るように見えて、両親からの信頼が厚くて、いつでも両親と一緒の家に住んでいた。入院していたころは、許される限り面会に来て、マッサージや手品をしてくれた。けれど、自分が退院してから後、療養を名目に家からまた追い出された後、急速に距離が離れて……]
[何も知らない、何も]
[いつの間にか大っ嫌いだと思っていた相手。自慢するように言葉を重ねながら、やがていつの間にか泣きだしていた。あの時からずっと、両親の嘆きの前では泣けないまま来ていたから]
(531) khaldun 2011/05/29(Sun) 23時頃
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セシルは、というか、俺もあいさつあいさつ・・・
nostal-GB 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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[ ぱら、ぱら ]
[ 小雨が降る ]
[ ぽろ、ぽろ ]
[ 涙のように ]
[ はら、はら ]
[ 役を終えて ]
(532) mih 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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[ それは二人が彼を迎えに行った数日後のこと ] [ 恋獄とうわさされたその地に弱い雨が降った ] [ 偶々遊びに来た親子が雨宿りにとうろに入り ]
[ 死後数十年が経過した白骨死体が発見された ] [ 死んだ当時の状況も手がかりも全く以て不明 ] [ 例の屋敷のご子息のとそんな話も上がったが ] [ 推測の域を出ることなく捜査は打ち切られた ]
[ かつてこの地に彼らがおとないたことだって ] [ 亡霊がこの地を恋獄とし囚われたことだって ] [ いまはもう殆どの人に忘れられた過去のお話 ] [ そう、恋獄はもう全てを浄化(いや)したのだ ]
(533) mih 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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[ そ ]
[ う ]
[ び ]
[ れ ]
[ ん ]
[ ご ]
[ く ]
[ お ]
[ し ]
[ ま ]
[ い ]
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―― 家 ――
…………そうだけど。何?
[手を合わせている相手。生存者に名前があったから。 だから声音や表情は冷たくなる]
[目の前で、相手が泣いた。腹が立つ。 ――自分だって、泣けてないのに。 ぐいっとふすまを開けて、彼の目の前にたった]
何であんたが泣いてんだよ。馬鹿じゃないの。 ………何にも言わないくせに。置いてった癖に。
[いらいらした。ティッシュを箱ごと投げつける]
(534) khaldun 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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[ *役目を終えた恋獄と娘は長く深い眠りに就く* ]
/*
日向のほうはこれで締めになります。
遅くなってごめんなさい……。
もう二度とこんな滅茶苦茶な縛りのト書きは書かないと誓います……(涙
/* 日向あああああ
って、先に蘭香に叫ばれてた。
ほんと日向だいすき! ありがとう!
そしてお疲れ様。(笑いながら、えあーなでぽふぎゅむ
/*
日向はお疲れ様でした。
癒されたようでなによりです(ほろり
と、いつものように反応は鈍い俺。
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―― 織部家 ――
そっか。
[拒絶されている、当たり前だ。 詳しい説明もあいまいで、事故だと割り切るにも少し難しい話。 それでも、皆がみな口ごもる。
怒りは自分にぶつけてくれればいい]
ごめん。俺が、もっと織部を想えたら。 あいつは生きていたかもしれないのに。
置いてった、そうだよな。
[投げられたティッシュの箱は、避けないので当たる。 そのまま床に落ちて、ぱたりと音を立てた]
(535) meiji 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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―春―>>530>>531
[言葉を濁しているのは分かっている。けれど、そんな素振りは見せない。 嘘はついていない。ただ、『言わない』だけ。言えないだけ。
久生の語る寧人の姿に、うんうんと1つずつ頷いて聞く。自分も知らない先輩の姿を、知れるのは嬉しいから]
…久生…くん?
どうしたの? お兄さんのこと、一個人としての織部先輩を、君は知っていたの?
…あぁ、ごめん。少し意地悪なしつも…
[言葉が詰まる様に首を傾げると、彼は泣いていた。 だから、立ち上がるとぎゅうと正面から抱き締める。 きっと織部先輩だったら…こうしていたかも知れないと思ったから]
久生くん…。僕はなぁんにも見てないから。だから、思う存分、こうしてていいよ
(536) k-karura 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
meiji 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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―自室―
すげー、ホントに麻雀一家なんだな。
[ちょっと想像のつかない世界。だいたいのオトナはコドモが麻雀するのにいい顔しないから]
堂々としてりゃいいんだって。 あ、うちの母さん美人だからそういう意味では緊張していい。喜ぶから。
[俺似の、って言うのはちょっと恥ずかしいから言わないけど。 挙動不審な恋人を連れて、階下へと*]
(537) siro 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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―秀一の部屋―
[一方]
『だから、アレは絶対できてる!間違いないわ!』 『……いやー考えすぎ、だろ……』
[夫婦目前の二人がいちゃいちゃ……もとい、女の側が何かを熱く語っていた]
『わたしの中の第六感が告げるのよ!あの、ちょっと疲れた感じの道くん最高に色っぽかったわー……』
[秀一は頭を抱える。才色兼備、料理もできる、黒髪ロングの低身長、胸の大きさは理想的な美乳のDカップ、……その恋人の唯一の欠点?いや、欠点ではないが……]
[――重度の腐女子であることだ。 所謂「隠れ」なので、その事実を知っているのは秀一しかいないのだが]
『彼氏の弟がお友達の男の子と小一時間ほど部屋に閉じこもった後、何故か色香漂う様子だった、かっこ、お友達のほうはベッドで丸くなってました、かっことじ、なう』 『おいやめろっ!』
[おそらく今後は、何かと兄嫁から観察されることになるのだろう。*おそらく*]
(538) siro 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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セシルは、各種方面だ
nostal-GB 2011/05/29(Sun) 23時半頃
鳥使い フィリップは、メモを貼った。
sayclear 2011/05/29(Sun) 23時半頃
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―― 卒業式 ――
[当初の目標だった卒業は無事にクリア。 大学は一浪しても良い、ということではあったけれど……。 何故か秋過ぎから、志望外だった筈のある学校への進学を志していた。 流石に準備が遅すぎて、現役合格の奇跡は起きなかったけれど。 どこの大学に入ろうと奮起していたかは想像に任せるとして……。]
[そして叶った卒業式。 ずっとの別れという訳ではないだろうに、それでも、泣いていた。 結局変えられない泣き虫っぷりを、哲人の前でさらしたのは間違いないだろうし。 その姿を良数にからかわれたのも、言うまでもないだろう。]
(539) sakanoka 2011/05/30(Mon) 00時頃
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[式から暫くして、桜が彩る並木道。 いつかの時も、こんなふうに通り過ぎていたのだったか。 ふと、天を仰いだ。]
綺麗。
[散る花としての桜は、嫌い。 でも、青に映える淡い赤は、好き。 地に落ちた花を踏んづけていることを思いもしながら。 それでも、今見ることのできる色の幸せを想う。]
…………。
[ふと、ある窓辺に視線が赴いて。 その方に向けて、ひとつ視線を留めて。そして、緩めた。]
……ありがとう。
[漸く、口にできた言葉。]
(540) sakanoka 2011/05/30(Mon) 00時頃
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―― 家 ――
………………っ!!
[ゆっくり投げたのに、避けられなかったティッシュの箱。 線香をあげに、わざわざ来てくれて、兄のために泣いてくれてるのに]
[どうしよう。これじゃあ謝れない。 ぐっと唇かみ締めて、ちょっと沈黙が部屋を支配した]
………馬鹿じゃないの。俺は、これでその顔拭けって言ったんだよ。
[想うとか、生きてたとか、何なんだろう。 ほんと訳がわからない]
何も言わないなら、もういい。知るかよ。 ……俺はあんたが嫌い。
まあ、だけど、泣くくらい兄貴と仲良かったんなら、好きなだけ兄貴に謝っとけば?
(541) khaldun 2011/05/30(Mon) 00時頃
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[知らないから。兄が、誰を好きで誰を友としたのか。 わざわざ会いにくる相手は、もしかしたら大切だったのかもしれないから。さんざん意地悪して、拒絶して、そう立ち去って]
[でも、多分、拒絶しきれなんてしない。 もう少し、もう少しこの心が落ち着いたなら。 もう少しあの時の真実が分かるようになったなら。 ――いつか、ありがとうっていえる日が来るかもしれない]
[部屋から出ると、ぱたんとふすまを閉めた**]
(542) khaldun 2011/05/30(Mon) 00時頃
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[それから、振り返った先。青に映える明るい赤を探す。
もうすぐ、あの人には打ち明ける心算だ。 今まで貰った色を全部含めて、こっそり満たしたカードケースのこと**]
(543) sakanoka 2011/05/30(Mon) 00時頃
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―道也の部屋―
部屋に、自分用の卓があるって言ったら。わらう?
[生まれる前から多分、牌の音を聞いていた。 そんな特殊な、けれど普通の家庭も存在する]
ええええ。そもそも、こんな大事になるなんて。 あーくそ。照れる。
[いちばん美人なのは、道也の方だと思ったけれど口にしないでおいて。
恋人に似た美形に囲まれたら、色々な意味で挙動不審が強まりそうだ*]
(544) meiji 2011/05/30(Mon) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
khaldun 2011/05/30(Mon) 00時頃
ディーンは、野久先輩の兄嫁wwwwwwwwwwwwww
mitsurou 2011/05/30(Mon) 00時頃
プリシラは、わーん、らんか兄ぃ!(むぎゅむぎゅ)
k-karura 2011/05/30(Mon) 00時頃
ヨーランダは、調音君をむぎゅむぎゅっ!
ryusei 2011/05/30(Mon) 00時頃
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―― 織部家 ――
……ありがとう。
[箱に手を伸ばして、一枚二枚。
しかしそれも、強く握り締めて涙を堪えようとして、 上手くいかなくてぼろぼろ零れる]
うん、嫌ってくれて構わない。俺は織部も君も好きだけど。 それで君が少しでも、楽になれるなら。
いつか、話せたらいいと思う。でも今は、まだごめん。 自分でも上手く整理できてないんだ。
[座ったままだけれど、手をついて頭を下げる。 いい弟なんだと思う、とても織部が好きで仕方なかったようで。
出てゆく背中を見送って、もう一度頭を下げてから。 涙が浮かんだ顔のまま、織部の写真を見ていた*]
(545) meiji 2011/05/30(Mon) 00時頃
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[空はあおく、風に水の気配は ない。
薔薇の香りも、いまは遥か。
すこし変わってしまったふたりと、変わらぬひとと、手を繋ぎ。 今日も、生きてゆけることを、しあわせに思った*]
(546) sayclear 2011/05/30(Mon) 00時頃
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道案内 ノックスは、メモを貼った。
siro 2011/05/30(Mon) 00時頃
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