8 DOREI品評会
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[男は、No,5と数字をつけられた女を自分の客室へと連れて行く。 だが、くたりとツィーが良く躾られた大型犬のよう椅子にしなだれかかる客席に戻るのは、すぐの事。 どうやらNo,7の少女が休憩に舞台から降ろされたようだ、と気づくと、男は柳眉を央へと寄せた。]
ええ、今この瞬間の顔を見たかったのに。 中座したのは、もったいなかったかな。
…――控え室まで行っても?
[腰の辺りで腕を組み、首を傾けて使用人に尋ねる。]
(13) 2010/04/13(Tue) 10時半頃
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― 控え室 ―
[男は使用人の返事を聞く前に、既に歩き出して居て。 ノックもせずに、控え室の扉を開いた。 自身の背後に従えたツィーには、素肌の上に黒キツネの毛皮を纏わせて居る。 部屋の中、スープやジュースに少女が手をつけていたかは判らない。ただ治療はされているのだろう、と思うのは、ツンと、ツィーの焦げた匂いと薔薇の匂いの隙間、鼻をつく消毒液の香りのせいで。
少女は男が現れた事に、驚きを隠せただろうか。 男は笑みを貼り付けた侭、扉に傾いだ体を預けるように凭れて]
どうして落札されなかったか、判るかい?
[愉しげに問いを投げた。]
(14) 2010/04/13(Tue) 11時半頃
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君はひとつも言った事が出来なかったじゃない。 勝手にイッちゃ駄目、も、火を消しちゃ駄目、も、落とさないように、も、ぜぇんぶ、護れなかったよね? それじゃあ君に、ptはかけられないよ。
[くすくす笑い。 言いながら歩み寄る裸足の足取りはゆっくりで。 少女の泣き腫らした赤い目と顔を、じっとりと眺め]
後の2人は、昨日かけなかったところを見て君を買う気は無いんじゃない? まだptがあるのに、かけなかったものね。 ――――言ってる意味、判るよね…――?
[そっと伸ばす白いほっそりとした手。 薔薇色に色づき熱を持つ少女の頬を、そっと優しく撫でた。]
(15) 2010/04/13(Tue) 11時半頃
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[男の客室 ゆっくりとパトリシアに近づく黒豹。
室内に備え付けられたカメラは余すところ無くそれを写す。
彼女が黒豹に犯されるのか、引き裂かれるのか、それとも――彼女が黒豹の首をへし折るのか。
品評会が終わるのは後1,2時間後、それまでの期間に起きる事を何一つ漏らさないように。
腰巻きひとつの男達は、命無き今は動かない。
開け放たれたままの扉。
焚かれた香。
鋭い爪と牙が、シャンデリアの薄布ごしの光に鈍く光った。
豹はパトリシアを中心に円を描くようにして、じわりじわりと歩く。
鼻息が布を揺らすと、連動して巣自体がゆらゆらと、揺れた。]
初見はお互い気に入ったようで、
ボクも嬉しいよ。
[扉の際。
パトリシアの言葉に、満足げに言葉を返した。
横目でカメラがきっちり作動している事は、確認する。]
彼、今発情期なんだよね。
――だから少し、気がたってるかも。
[香焚き染めた部屋の中
喉だけで呻る獣の声は、音として空気を揺らさない。
部屋の中、布にいくつも付着する血の匂いもまた、獣を高ぶらせて居るのは間違いなかった。]
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[ヴェスパタインが控え室に向かうのはわかっていた。控え室で何を彼女に吹き込むのかわからなかったけれど、彼がここのルールに則っているのはわかっていたから、特に問題とも思わなかった。
椅子にはかけない。 傍に立つ奴隷の男へと寄り添うように。 その表情は客席にいるものにも良くは見えない。
最後のショーが始まるのだと思えば、それは少し楽しみでもあり。いくらかの時間の後、また椅子へと座って準備を始める舞台を*眺めた*]
(16) 2010/04/13(Tue) 13時頃
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[さっきまで抱かれていた身体。肌に触れれば熱は呼び覚まされる。
ここで求めることはしない。人前に肌を見せることそのものは、抵抗感は薄かったが、仮面の下を見せるのは戸惑われたから。
口づけて暫し。触れていた体を離し椅子に腰掛ける。
熱が上がってくるのがわかって、我慢できる内に離れたけれど。
その腕に手は*添えて*]
[タウティと呼ばれる獣は、ゆっくりと女を中心とした円をまわり、
腕に布を巻きつける様子も見詰め。
彼女の言葉を合図とするかのように、そのたわわな胸元目掛けて飛び掛るのは、凄まじいスピード。
だがそれは女の腕によって阻まれる。
鋭い牙が減り込むと、ギリギリと骨の軋む音。
それでも喉元へと押されると、逆に獣はそれを引き千切る事が出来なくなる。
猛禽類の瞳。
間近で、じっと硝子のような眼球が見詰める。
ぐるると喉を鳴らす音が、空気を震わさないのは
声帯をとられている事がわかるだろう。]
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[男は、自分が袖の部屋に消えた後 グロリアと少女が何を話したのかは知らない。 少女がそこで想った事を、考えた事を、知らない。
優しげに海草のような少女の髪を撫でようと手は伸びるけれど、 少女はそれに対して警戒するか緊張を解くか どちらにしても男の行動を妨げる要因にはなるまい。]
…ふふ。
[わらう男の周りでは、香の匂いと性の匂い、 薔薇と鉄、そして何か焼いた料理のような匂いが、した。]
(17) 2010/04/13(Tue) 14時頃
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[女の声に、獣の牙を埋め込む力は僅かに緩む。
瞳は逸らさず、逸らされず。
獣の右の前肢が、少し浮いた。
喉を鳴らす振動が、腕の骨に響く。]
…――っふふ。
[男はそっと扉から離れた。
まだ品評会は終わっていない。
香焚く部屋から、タウティが自ら出ない事は確か。
女の方が万が一逃げ出したとしても、屈強な男達が捕まえるだろう。
獣は、未だ彼女の瞳を見詰めたまま
瞬きも忘れたかのように、音無き呻りを続けている。]
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― 控え室 ―
…――舞台の上で、見られてる方が君はイイのかな。 ひとつも、指示を守れないくらいだものね。
[優しく甘い、掠れた声。 其れはNo,7の少女の頭の上からじわりと染み込ませるように その髪に口を埋めて囁いた。 手は彼女の首の後ろ、そっと、項を這う。 休ませて欲しい、といった少女の言葉を知らない男は、 きっとそれを聞いていた所で、休ませる気など、皆無。]
――――イタイのは、好き?
[寄せた口唇、耳元に落とす囁き。 手はそのまま彼女の背を降りて腰のラインを確かめるように。]
(18) 2010/04/13(Tue) 14時頃
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― 控え室 ―
[男は少女の額に、頬に、口接けた。 無理やり連れて来られ、拘束され。 引き倒され、散らされて後ろまで拡張され、 更に炙られ何度もイカされて、疲労困憊であろう少女に、 優しく優しく、口唇で食むようなキス。 瞼をそっと舐め、髪を撫でる手は優しく柔らかく――慈しむかのよう。]
…このまま売れなければ、きっとこの眼も抉られちゃうね。 この髪はきっと全部引っこ抜かれちゃうよ。 嗚呼、可哀相にね。
[手や口唇とは裏腹に、言葉は細い針のように彼女に鋭く挿す。 ゆっくりと、甘い声で、小さく。]
(19) 2010/04/13(Tue) 14時半頃
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[耳朶を食み、息を吹き込む。 瞳端の涙をそっと舌で掬い取る。 少女の膝が崩れそうになっても腰を抱きとめる手も、 何処までも何処までも、優しく。]
好きな人も居たりした? 優しいパパやママも居たりした? でももう、会えないね。
――ううん。 生きてたら、会えるかもしれないね…?
[男は少女の精神を蝕む。 体に限界が来ているなら、心を蹂躙しようと。 優しい声で悪魔のように、現実と望む未来、望まぬ未来、 地獄のような天国と天国のような地獄を想像させて行く。]
(20) 2010/04/13(Tue) 14時半頃
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疲れたの? でもあとひとふんばりしないとね? ラストスパート。終われば、楽になれるよ。
[品評会、最後のひとり。少女の枷は、未だ外れる事は無い。 男はことさら「楽」という言葉を強調して、少女に囁いた。
男は少女を抱くのと逆の手を伸ばしてツィーを抱き寄せる。 抵抗しない彼女に、開いた口唇を合わせる。 くちゅり、音が漏れ透明な糸が彼女の顎を伝いぽたりと鎖骨へと落ちる程の濃厚な接吻を、少女に見せ付けるようにして。]
さ、舞台へ戻ろうね?
[同じ腕の中、枷の外された奴隷と枷の外れないままの奴隷。 少女の腰を抱いたまま、男は舞台へと彼女を引き戻した。]
(21) 2010/04/13(Tue) 15時頃
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― 舞台 ―
[舞台の上、色々なものがどけられた其処は簡素で。 中央にひとつ、紅いビロードの布が被せられたキングサイズの寝台が置かれているだけだった。枕元に、幾つかの玩具は置かれているが。 色々な匂いを逃がす為に回る換気扇の音がやけに大きく聞こえ、この非現実的な状況と不釣合いな程だった。]
ツィー、そこに乗って。
[男は自身の奴隷を使い「検分」を行う心算らしく、白磁の肌に毛皮を纏う女を台に上げた。 胸元には無残な蚯蚓腫れが赤く、左中指と薬指も歪んでいる。 毛皮の下のその右肩には抉れた上から焼き鏝を当てたばかりの傷が、未だ焦げた匂いを漂わせる。]
(22) 2010/04/13(Tue) 15時頃
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[それでも従順に寝台に上がる女は、男の指示通り枕を背に足をM字に広げるだろう。開かれた中心には、赤い血と蜜と白が混じり、幾つも傷が刻まれている。 男は連れてきた少女の背からそっと両肩に手を乗せ、後ろから耳元に囁きを落とす。]
君がイケるのは判ったから、彼女をイカせてご覧。 あれだけイケるのだからどうしたら良いかは判るよね。
[これまで陵辱されつくした少女に、逆をしてみろと。 男は寝台の隅に座り其陶器の器と酒の瓶を所望すると、笑みを浮かべ自分で注ぐ。 酒精漂う息を吐き飲み干すと、酒瓶は寝台の上。 組んだ膝の上に頬杖を付き、二人の痴態を眺める態。]
(23) 2010/04/13(Tue) 15時頃
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[ツィーの恥じらいにそっと横に向けられた貌。 彼女の視線はチラリとNo.7の少女へと向く。 寝台に上がるとゆらりとその体が揺れたのは どうやらウォーターベッドのせいだろう。 少女の背後、眺める男の手元にうねる白が 使用人によって持って来られた事は、 客席からは判るだろうけれどふたりには気づかれまい。
それは少し前>>1:290、No,2の少女に酷く嫌がられたもの。 だが男は未だ手元でそれをくるくると弄ぶだけで、 何かしようとする素振りは、未だ、見せない。
びっしりと覆う鱗は、白。 手の中でチロリと見せた舌は、女の血と同じ位、真っ赤だった。]
(24) 2010/04/13(Tue) 16時頃
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― 蜘蛛の巣の客室 ―
[黒い獣は、女の左腕にがっちりと歯を食い込ませ、
彼女の動きに合わせてじりじりと動く。
それは機を伺うように、また睨み合うまま。
鳴らぬ喉を震わせながら、彼女の猛禽の瞳に注視し過ぎたか、
意外にもあっさりと横倒しにされ、首筋に噛み付かれ。
ぐ、と首を前に押し出した時、猛る根が彼女の熱に包まれる。]
[犬歯を立てられる首筋。
艶やかな黒の毛並みが波打ち、ふると震える。
ぐん、と腰を押し出すが姿勢のせいでままならず。
獣は彼女の腕から歯を引き抜くと、ぐいと前肢で彼女を押しのし掛かろうと力を込める。
いくら飼い慣らされていようと、ただの雄の獣の動きで細かく揺れる腰は、引き抜くときには逆刺が彼女の内を傷付ける**]
― 客室 ―
[黒い獣は、ただ自身の種保存の本能からか
もしくはまた別の物か。
人間の女にのしかかったまま、獣らしい動きで腰を何度も突き上げた。
屈強な男と初老の男は、そんな一匹と一人から眼を離す事が出来ない様子で。
獣の限界は、早い。
ぎちぎちと締まる女の孔に穿ったものは、
酷く青臭い匂いと共に動きを止める。
声無き唸りは、女の中に響く。
ずるずると引きだす赤い器官は、ザリザリと女の中を未だ傷付けつつ。
荒い鼻息を、ついた。]
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―控え室― [ノックもされずに開かれた扉。ジュースを飲んでいた少女は思わず 立ち上がった。目を見開き扉に凭れ掛かる男の言葉。 一瞬ひくっとからだが震える。問いには判るとも判らないとも言うように ただ首を振ると豊かな髪が揺れる]
そう…ですね…。
[くすくす笑う声にもまけじと答える声。泣き腫らした赤い目と顔ながら その目には微かな灯火が宿りかけ始めている。 続く言葉には、何も答えず、なんとなく判っていたとばかりに頷いた。 男の白い手が伸び、自分の頬を優しく撫でてくる。 なぜか、不思議とよける気にはなれなかった。髪を撫でられても そのまま、ただ触れられる度にひくりと身体は緊張して震えたけど。 その緊張が不思議と心地よく感じられてしまうのは―――…?]
[傍に近づいたことでいっそう立ち込める香と性、薔薇と鉄錆。 そして焼けた匂いが強く少女の鼻をくすぐる]
(25) 2010/04/13(Tue) 21時頃
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―控え室― [髪に口が埋められて染み込むように優しく、甘い、かすれた声が届く]
…んっ。…そうかもしれません…。
[男に返す肯定の言葉は彼女が自らの性癖を理解しだしたせいかも知れず。 染みる声に、項を這う手に微かに恍惚を覚えてしまう。 耳元に落とされる囁きには]
イタイのは……す……きかも、しれません……。
[彼女の正直な気持ちははこんな所。半端に彷徨っているのが気持ちと 身体が裏腹になる所以だろうか。白い手が背中を滑る。ふるりと身体が 揺れるのは怯えではなく愉悦すら感じてしまっているからか。 少女自身にもわからない裡の求めで。]
(26) 2010/04/13(Tue) 21時頃
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―控え室― [額に、頬に落とされる口接け。疲労困憊の身体を優しく食まれ。 瞼を舐められ、髪を撫でられる手の優しさに酔いかけるのに 行動とは裏腹に鋭く刺す言葉。 ふるっと流石にひくりと緊張と怯えが身体を走り、涙が目元に浮かぶ。 それでも耳朶を食まれて、息を吹き込まれて、目元の涙を拭い取られて]
…好きな人…? パパっ、ママ……。会えない、会える……?
[膝が流石に崩れかけて、腰を優しく抱きとめられる。 優しい声が、揺れ動く心を蝕む]
(27) 2010/04/13(Tue) 21時頃
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―控え室―
…少し疲れたけど、ジュース飲んだからもう。平気……。
[強調された楽。という言葉に別の意味を想像して身体に少し震えが走った。 見せ付けられる交接。ふるっと震えた自分の体。ほんの少し頭が 麻痺しそうになるのは何故だろう。 舞台に引き戻される前、少女は一つ男に尋ねる]
恐怖に怯えるのを楽しむのと、痛みにすら溺れるのと、どちらが、好みですか?
[男が教えてくれるとは思わなかったけど]
(28) 2010/04/13(Tue) 21時頃
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― 舞台 ―
[男は舞台の寝台の上、少女の白い尻を撫でる。 可愛らしい双子の丘が適度な弾力で指を跳ね返してくるのに 眼を眇めて、喉を鳴らした。]
恐怖に怯えるを楽しむのと、 痛みにすら溺れるのと、どちらが、って言っていたね。 ボクはどちらも好きだよ。 ただ――その反応が、心からのものであれば、かな。
[くすくすと、笑む声はくぐもって。 悪戯な指は少女の腿を擽る。]
(29) 2010/04/13(Tue) 21時半頃
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―舞台―
[赤い天鵞絨の布が被されたキングスサイズの寝台。枕元に 玩具が置かれているのも目に入る。 ツィーが命じられた通り寝台に乗り。彼女の凄惨なあちこちの傷跡が 少女の目に入る。そんな姿でも男の指示通りに足を広げている姿 ひくっと何故か、自分が震えた。 肩に手を置かれ、耳元に投げかけられる自分への指示]
…はい。
[そのまま。こくりと頷く、先ほどまでの失態は許されない。 寝台に上がり、ツィーの身体に触れようと、まずは傷口は避けて 乳房の先端に優しく触れて。次第にこりこりと種を転がすようなしぐさ もう片手はそろそろと傷口をよけて、腹を脇を指の腹が滑り。 そろそろと、赤と白と蜜と入り混じった其処を一旦かすめて蜜を掬い取ると その指先をちろと舐めて]
…血の匂いと、薔薇の匂いと、ちょっとしょっぱいね。
(30) 2010/04/13(Tue) 21時半頃
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―舞台― [拙い手先でツィーへの愛撫を施していると自分の尻を撫でられる感触が 襲う。喉を鳴らす声に、ふるっと身体は震えながらもそれでもやめまいと。
…(心から…?どちらも…?
[自分でも感じつつあること、恐怖におびえながらも痛みにすら何か 感じてしまいそうな自分がいること。このまま、それに溺れてしまえれば いいのだろうか。 悩む少女の腿を擽る指先は悪戯な動きで教えてくれるはずもなく]
(31) 2010/04/13(Tue) 22時頃
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そう、上手だね。 嗚呼ツィーはイっていいんだよ。
[男の手は、ツィーに向かう少女の尻をほっそりとした指で撫で背を昇り、肩に手を掛け、彼女の一挙一動を見詰めつつ、その感想にやわりと笑んだ。]
美味しい?
[手の中の蛇を、彼女の背にひたりと触れさせる。 腹の肉がぞわりと動き、少女の背の窪みで蠢く。 男は彼女の表情を見逃すまいと、顔を覗きこむ。]
…此れ、何かわかるかい?
(32) 2010/04/13(Tue) 22時頃
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―舞台― [今度はツィーの身体に頭を近づけて、起ち上がった乳首を最初は 舌先でちろちろと、そのうち唇で乳首を含み舌先で転がす。 左手はもう片方の乳房を撫で回したり、右手は、赤と白と蜜を掬い取った 指先で、陰核を、直接は触らず、覆いかぶさった皮膚の上から じわじわと揺れ動かし、攻め立てる。ツィーの艶やかな喘ぎ声に 気を取られ後ろから迫りくるものには気づかなかった。 尻を、背を、指が上り。肩に手を掛けられる。]
…美味しい…です。
[突然、ざわっとした妙な感触、ひたっと冷たい感触が、背筋の辺りで 蠢いた。身体がひくりと震えて。顔を振り返ることも出来ずに ヒヤッと汗が額に浮かぶ。上気した顔に少しだけ青みが走る。 顔を覗き込まれて、ぷるぷると判らないとばかりに首を振った]
(33) 2010/04/13(Tue) 22時頃
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ふふ、当ててごらん。 ――とはいっても、すぐバレちゃうかな。
[そっと背に這わせた蛇は、ざらりとした感触を彼女に伝える。 ゆらりと動き、肩へと進む。 その隙にもう一匹、尻へと這わせつつ、 顔を覗きこむ侭に、傾けた。 さらりと墨色が揺れ、赤い寝台の上に零れ落ちる。
白い蛇の尾が、彼女の脇からちらりと見えた。]
(34) 2010/04/13(Tue) 22時頃
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