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―社務所・寝室のひとつ―
[自分のあられもない声と、水音と、跳ねる鼓動の音。
そんな中でも、囁きははっきりと耳に届く。
大丈夫、だと。自分がいる、と。
快楽に染まりかけていた瞳を瞬かせる。
ぽたりと涙が伝い落ち、シーツの海に染みていく。
湧き上がった気持ちの名前が分からない。
ただ、泣きたくなった。
胸の奥が絞られるように痛くて、声を上げたかった。
そしてそれは、齎される快楽と混ざり合い、震える嬌声となって唇から溢れていく。]
――――うん、
[優の唇が紡いだ言葉。
合ってるかは自信がないけれど、心が読みとって。
掠れた声で応え、泣きながら微笑んだ。]
[父が海から帰らなかったあの日。
それ以来、大好き海に複雑な思いを抱くようになった。
キラキラ輝く水面も、波打つ音も、潮風も。
みんなで海水浴で遊ぶのも。
漁師たちが船で出発するのを見送り、手を振るのも。
今でも全部、確かに好きなのに。
時折、どうしようもなく恐ろしくなる。
気紛れに自分の大切な人たちを連れて行って、また返してくれないのではないかと、足が竦んでしまう。
事故は事故で、海の意思なんてないと分かっていても。
そして、そんな時、ふと思い浮かんだことがある。
自分が沈んでしまえば――良いんじゃないかって。
すぐにバカな考えだと打ち消したけれど。
今までずっと、心の奥深くから消えたことはなかった。
海の深淵は恐ろしく、そして、魅力的でもあった。]
おぼ、れる……っ、
[優の声が響く。
片手が離れてしまう、でも、名前を呼んでくれるから。
不安よりも嬉しさで心が満たされる。
だいじょうぶ、なんだ。
ここで沈んでも、溺れても――。
怖くない、]
あ、あああっ、――ッッ!!
[花芽への刺激が、快楽の海へと突き落とす。
身体に走る電流のような気持ちよさ。
その最中に奥を突かれ、感覚が混ざり合って、きゅうきゅうと痙攣しながら彼のものを締め付ける。]
[ふわりと、景色が霞んでいく。
彼の顔が近づいているのに、表情が見たいのに――そう願ったから、口付けの間際まで目は閉じなかった。
唇が重なり合い、沢山、繋がって。]
――――ッッ、
[びくびくと一際身体が跳ねる。
初めての絶頂に襲われながら、手をつよく握りしめた。
ひとりでは、ないのだと。*]
【人】 珊瑚宮連邦 ルリ―夜中・石段― (7) 2020/09/16(Wed) 01時頃 |
【人】 珊瑚宮連邦 ルリんんっ…… やっぱり、上手っ…… (8) 2020/09/16(Wed) 01時頃 |
【人】 珊瑚宮連邦 ルリ[顔をしかめ、じっとりとした目で優を見つめる。溜息一つ、視線は優の股間に。 (9) 2020/09/16(Wed) 01時頃 |
― 社務所・寝室のひとつ ―
[ 蜜壺を奥深くまで満たした屹立が、きゅうきゅうとわななくような締めつけに包まれる。繊細な尖りを攻めることで奏でさせた啼き声は、肉の快感を何倍にも増幅させるかのようだった。
少女の純真さを少しも失わぬまま、快感の絶頂を迎えようとする恵瑠の様子。優の中にもその頂きが近づいてくるのを感じた。]
ん、 っ、 ―― ッ !
[ 重ねた唇と繋いだ手、跳ねる彼女の身体にその瞬間を感じとると己の存在を彼女に刻みつけるように最奥の扉をノックする。
吐息まで奪うように荒々しく唇を押し重ねて。
喉の奥から低い呻きを洩らし、優は抑制を解き放った。
尾骨から背筋まで痺れるような快感が走り抜ける。
白く染まる一瞬、きゅっと目を閉じた。
雄根がどくりと膨らみ、胎内の一番奥へ白濁を放つ。
避妊具に遮られ、その精が膣肉を汚すことはないものの。
荒い息遣いを繰り返しながら彼女を見つめる優の表情には、深い快楽の余韻と満足そうな色が宿っていた。]
はぁ、はぁっ、…… める。
[ 名を呼んでそっと目を開け、軽く口づけを落とした。己のものは欲望を放出しきったように強張りを解いて、柔い肉の塊となってまだ彼女の胎内にある。]
………… ふふ。
[ 交わりの終わりといえばそうではあるが、
行為のあいだじゅう繋いでいた左手を離そうとはせず。
一方で右手は柔らかな下腹部をつつっと押さえ、
花芯へと指を進めていく。]
可愛いぞ。
俺の。もっと好きに、してやろな。
[ 果てたばかりの彼女に更なる快楽を与え、
身体に女の悦びを教え込んでいこう、と。
溢れた蜜を指先に掬うと、
尖りへ塗り広げるようにして責めはじめる。
繊細な動きで丹念に、性感を開発していくように。
抗議の声が上がったとしても、
優の唇はそれを阻んでしまうことだろう。
舌を差し入れ、口腔を制圧するようにまさぐって。]**
【人】 倫理委員会 アトレイユ― 夜中・石段 ―>>7>>8>>9 (10) 2020/09/16(Wed) 19時半頃 |
【人】 倫理委員会 アトレイユ……んん? こうか? (11) 2020/09/16(Wed) 19時半頃 |
【人】 倫理委員会 アトレイユ (12) 2020/09/16(Wed) 19時半頃 |
【人】 倫理委員会 アトレイユ (13) 2020/09/16(Wed) 19時半頃 |
【人】 倫理委員会 アトレイユ (14) 2020/09/16(Wed) 20時頃 |
―社務所・寝室のひとつ―
[頭の中が真っ白になる。
その瞬間の快楽に濡れた声は口付けに吸い込まれ、熱い吐息をお互いに分け合って。
自らの胎の中を侵すものが膨らみ、奥の扉を叩かれるのに、こじ開けられてしまいそうな気さえしてしまった。
精に濡らされたわけではないのに。
とろりと、自身の蜜で内壁が潤いを増したのに、優は気づいてしまっただろうか。
これが、きもちいいということ、か。]
はぁっ、は、……っ、は、
[唇が離れれば、荒い息を吐き出す。
まだ身体の奥深くが痙攣しているようだった。
くたりと布団に体重を預け、半分意識を飛ばしたようにぼんやりと、薄らと開いた瞳を優へ向ける。
名前を呼ばれたらひとつ瞬く。
まともに声は出せず、代わりにちいさく笑った。]
[そうして口付けを受け入れながら。
これで終わりなのかなと、拙い性知識の考えで、ほんのり思ってしまっていたのだ。
繋がって、優が達したから。
きっと役目は終わりで離れていく――。
だが、未だに離さないでいてくれる手を自分から解くべきなのかと、戻ってきた思考力が導く前に。
ゆっくりと指先は濡れた音をたて。]
ゆう、さ、……待っ……ひゃあぁっ!
[達したばかりで膨らんだ花芽。
敏感なそこを触られ、大きく目を見開く。
予想もしていなかった驚きと、達する前とは違う電流が走るような快感に、反射的に空いた手で待ってと抵抗しようとするけれど、力は入らなくて優の胸元を撫でるくらいになったろう。]
ふぁっ、ぁ、――ん、ぅ
[もう何度目のキスか。
必死で与えられる刺激を受け止めながら、自然と唇を開き、遠慮がちに舌を差し出していた。*]
[自分が恥ずかしいと感じることをルリ姉は褒めてくれる。イケナイ事だって信じて疑わなかった概念そのものが薄れていく。
肯定されればされるほど感じることに躊躇いが無くなっていく変態な自分、冷静な私が今の私を見たならば間違いなく私は自分であることを否定する。
それほどまでに浅ましく卑猥ではしたなく乱れている自分。
その指で与えられる快楽が待ち遠しくて、何度も何度も喘いで求めてしまう。]
本当に気持ち良いから……したいの……
私……可愛い……の? でもそうしたのはルリ姉……
……私こんなにエッチだったなんて思わなかった……
ふわふわするの……好き……気持ち良いの好き……
[たくさんの多幸感に包まれながらずっと気持ち良いを享受する。それが一時的に止まり、その手が離れていくのをとても切なく感じてしまう。
けれど本当にそれも一時的なこと。目の前で脱ぎだすルリ姉、羨むほどの魅力的な身体を惜しげもなく披露する姿に視線はおろか意識さえも釘付けになる。
平時でも見惚れてしまいそうな身体、でも今じゃ悲しいほど欲情してしまう。]
へ……?あっ……
う……そ、それって……
[それでもルリ姉の見せたガーターベルト式の道具には我に帰ってしまうほど驚愕した。
まず顔はさーっと血の気が引いてしまい、たじろぐ体が尻もちをついてしまたように後ろにバランスを崩してしまいそうになる。
自分にそれが突き刺さるイメージがあまりに鮮明で、不安と恐れが頭を過ぎり、かたまってしまう。]
んっ…………
[すぐにうんとは言えない戸惑いと迷い、けれどキスをされるとそんな怯えもどうでもよくなるほどに蕩けてしまう。]
い、いいよ……つかお……?
痛くて泣いてる姿なんて……男の子に見せたくない……
私、ルリ姉に貫かれたいよ……
[正面のキスを受けて自らも衣服を脱いでいく、その素肌に全身で触れあってみたくて、今となっては妨げにしかならない下着なんてどこかに捨ててしまおう*]
― 社務所・寝室のひとつ ―
[ 短い悲鳴でとぎれた制止する声
だぁめ、待たん。
[ 一度達してしまった身体は常より敏感になるものだ。
同じ快楽の深みへもう一度呼び込んでしまおうと、
敏感な肉芽を弄りつつ唇を重ねていった。
自然と開かれた恵瑠の唇
そっと現われる可愛らしい赤い舌。]
…… ちゅ、ぅ …… っ、ん、……ふふ。
[ 舌先で突いては舐めて、遊ぶように戯れる。
一方では花苑への指技で快感を生み出させつつ。
初めて絶頂を迎えた時と同じように
しっかりと口づけ、ゆるりと腰を蠢かせた。]
そっかあ。気持ちよいからしたいんだ。
うん…そうよ。気持ちいいからするの。
早希ちゃんの体は早希ちゃんだけの大事なもので、ここは大事な場所。
好きな人とするのが一番気持ちいいと思えたなら、
その好きな人といっぱいすればいいわ。
でも今は、早希ちゃんを気持ちよくするのは、私だけ。
今の早希ちゃんは、とってもエッチで、はしたなくて…思ってたよりずっと、素敵。
一緒に過ごしましょ。流星雨も…一緒に見る?
[最初からは信じられないくらいに身体を開いて、素直に快感を求めてくれているのが可愛くて仕方がない。
身体を離して、曝した裸体に見惚れてくれる彼女の顔も可愛いし、
股間に取り付けてそそり立つものを見て、不安にたじろぐ様もやっぱり愛らしい。
血の気が引いたのは分かったけれど、怖がってしまってまではいないようだから、覆いかぶさるようにそっと近づき触れて、キスを一つ。
抱き締めたままで囁き、同意の言葉を聞いた]
そう。男の子のおちんちんと同じ形。早希ちゃんも、私も気持ちよくなれる。
最初は痛いかもしれないけど…優しくする。
いいのね?ありがと。早希ちゃんの処女、私がもらっちゃうね。
[彼女も服を脱ぎ捨てて、お互いに一糸纏わぬ姿を月灯りに照らしながら、成熟した膨らみを彼女の発育中の胸に押し付け、4つで潰し合う。潤滑液に濡れた先端を膣口に宛がいながら、何度目かの舌を絡めあうキス]
可愛いわ…早希ちゃん。もっともっと、可愛くてエッチなところ、見せて…
[ゆっくりと腰を推し進め、肉棒を模した張型を埋めていく。
熱くはないけれど萎えもしない怒張。並の男以上の逸物をずん、と分け入らせていくと硬いものに当たる]
いくよっ……ん、当たるぅっ……ぁっ…!
[強く腰を押し付けると、自分の膣奥にも張型が分け入って、声を上げてしまう。
一番奥までぴったりと埋めてしまい、唇も胸もお腹も腰も、全部密着して抱き締めた。]
早希ちゃん……痛い?しばらくこうしてよっか。
大丈夫になったら、ゆっくり動くわね…
ふふ。こうしてると早希ちゃんのおちんちんも私の中に入ってるみたい。
[完全に痛まなくなるまではいかないかもしれない。それでも抱き締めてキスしたまま。腰を振り始めるのは、多分早希が許可を出してから]
…ん、んっ……あんっ…
[ゆっくりと腰を動かすたびに、彼女と自分、両方の奥に当たるものを感じながらゆっくり、腰を動かしていく**]
[精を放ってから程ない男性器はまだ硬く勃ち上がるには至ってなかったものの、その内側を巡る血流は通常よりも随分と量を増して雄の形を大きくさせていた。
ぬるりと纏わりつく精液の感触はそのまま、
恥骨へ押しつけるようにした腰をぐりっ、と動かして、
性感帯を責める手管にもうひとつ、異なる種類の刺激を加わえていく。]
…… ん 、 …… 、
[ 快感の高まりは徐々にだろうか、
それとも急速に、となるだろうか。
初めての絶頂を知っただけでは終わらせない、と
伝えるように。
優は左手で恵瑠の右手を握り締めて、
口づけの合間に息を継ぐ。]
怖くないぞ。
ずっと、繋いでてちゃるき。
[ 繋いだ手にぎゅっと力を重ねた。
反対側の手は彼女を快感の淵へ導こうと続けながら。]*
【人】 珊瑚宮連邦 ルリん……ちゅ、ちゅぷっ…… まあ、ね。 (16) 2020/09/16(Wed) 23時半頃 |
【人】 珊瑚宮連邦 ルリん、くうっ……や、今それは、だめぇっ……ふぁんっ…… (17) 2020/09/16(Wed) 23時半頃 |
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