255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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[その夫婦は"ショク"に食事を与える前に、必ず記録した。
しかし、記録したことを忘れてしまっているために、彼らがその記録を読み返すことは無かった。
青年のショクの手元に残ったものは。
彼らから与えられた莫大な資産と、"青年"のみが知る思い出。
何冊にも認められた、彼らの記憶。僕の思い出。
何故、彼らがそこまでしてショクを引き取ったのかという理由だけは、書かれていることはなかった。]
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―― 夕闇の中、日常へ ――
………。
[局へ戻った私を、同僚が目を丸くして迎えました。 有給休暇を取っていたのだと聞かされたそうです。 人の良い局長が、私を個室へと連れ出しました。
何故このようなことになったのか。 その説明も多少はあると思っていましたが。
見たこともないような険しい表情をした局長は個室に入り私を座らせるなり、深く、深く頭を下げました。一言もしゃべらないままで。]
…局長はご存知だったのですね そして、貴方が抗えない相手からも息が
頭を上げてください、分かりました。 もう聞きませんし、責めません。
ただ一つ、頼みが有ります
(92) はたけ 2016/10/14(Fri) 23時半頃
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有給をもう二日ほど頂けませんか
[見ての通り満身創痍なので、と続けると漸く局長は頭を上げて、分かったと頷いてくれました。 自分のデスクに溜まっている仕事から急ぎのものだけを手早く片付けて、家へと戻ることにしたのです。]
(93) はたけ 2016/10/14(Fri) 23時半頃
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[大家の爺さんに長いこと帰らなかった理由を尋ねられても、 適当にごまかしました。 仕事が立て込んでいて、職場に留まったとか。この所少し時間が緩やかになってきていた爺さんですから、さして気にする様子もなくそうかい、とだけ返してくれました。]
……私宛て、ですか
[そうして漸く、私はその手紙を受取るのです。 誰かが結婚するだとか、たまには帰ってこいだとかそんな手紙だろうかと思いながら封を切ります。]
(98) はたけ 2016/10/15(Sat) 21時半頃
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[その手紙を読み終える頃、私はコーヒーを啜って居ました。]
これ、ですか
[館に居た頃書き溜めた手記を開きます。 馬車の中で何度か読み返しました。そしてこれが、与えたものなのだろうということも察しがつきました。] ……、
[普段ほとんど何にも頓着がない事は自分が一番よく分かっています。その自分が、これほど大事にしていた筈のこと、けれど]
(99) はたけ 2016/10/15(Sat) 21時半頃
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わかりません
[その人をどういう風に思っていたのか、どんな顔で言葉を掛けたのか。 手記を読めば状況はつかめます。けれどその思い出には、色がなく、顔がなく、声もないのです。]
然し、時間がないとは 書いてあったように、体が弱くていらっしゃる、と
[さて、そんな断片的な記憶でも。 私は、私です。その根本の部分だけは、変わりようがありませんから。 会いに行くことを決めるまで、 そう時間はかかりませんでした――。]
(100) はたけ 2016/10/15(Sat) 21時半頃
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―― 小麦畑の逢瀬 ――
天気が良くてよかったです……、いいえ 良かったね
[そうじゃないでしょう、と責めるような目線を感じた気がしたのでそっと訂正しておきました。 折しも季節は秋です。抜けるような青空に、爽やかな風が気持ちよく肌を滑って行きます。]
君の好きな景色が見れて良かったで……良かったね ああ、いやさっきも言ったけれど覚えているわけじゃないんだ 僕の書いた手記にそう、書いてあった
…ごめんね、この喋り方はあまりにも懐かしくて少し慣れないよ
[僕は背中を向けていたので、君の表情はよくわかりませんでしたが風の音に似た声が、笑っていることを教えてくれました。]
不思議な気持ちだよ。 覚えていたらよかったとも思うし、そうでないからこうして話せているような気もする
(101) はたけ 2016/10/15(Sat) 21時半頃
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僕は、君と話すとき、どういう顔をしていた――?
[はじめて、いいや久しぶりに会った君は少女のような笑顔で僕を出迎えてくれて。 僕はこんなに素敵な人に、恋をしていたんだと思うととてもドキドキしたんだよ。]
そう急かさないでくれ、僕もとても緊張しているんだ。
[背を押すようにされれば、大きく息を吸い込んで吐く。 そわそわと落ち着かない君の手を取って、さぁ、踊ろうか。]
(102) はたけ 2016/10/15(Sat) 22時頃
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一曲、お相手願えますか
[恭しい礼は、できなかった。 すこしのぎこちなさが、緊張を弾き飛ばして微笑みを呼び込んできます。 持ち込んだ蓄音機はかなり古いものだったので、時々調子外れな音符を飛ばしました。]
あまり上手ではないから 笑わないでくれよ
[調子外れな音に触って、もし君が僕の足を踏んでしまっても。怒りはしないから。 だから]
いいや、やっぱり笑って欲しいな 君はその顔が、一番素敵だから。
[恥ずかしいけど、そういうことにするよ。 だって言葉に出さなければ、伝わらないんだ。 ぎこちない三拍子は、愛おしく音を刻み、ゆるやかなリズムが、黄金の中で二人を溶かしました。 やがて、空が暮れなずむ頃、蓄音機は静かに動きを止めます。]
(103) はたけ 2016/10/15(Sat) 22時頃
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おかしいね、涙がこぼれてくるんだ。
『心は忘れていても、体は覚えているものよ』
そう、そうだねきっとそうなんだよ
[もし記憶が僕にあったとしても、 きっとこうなったんだろうと思う。]
すまない、もう一曲だけいいかな 今夜のことを、刻みつけておきたいんだ。
[黄金が茜色へと姿を変えても、 蓄音機が三拍子を刻む事をやめても、 今夜だけは、終わりたくない。きっと僕が君が、夢にまでみた、時間だった筈なんだ。]
(104) はたけ 2016/10/15(Sat) 22時頃
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[――彼女のカゾクは、嫌な顔をせず彼女を送り出してくれた。 貴方が言うのなら、大事なそれもお預けしますと。]
結局僕は、君のきらいな僕のままだけど きっと僕は、…いや。
僕は君が、好きだったよ――。
ああ、恥ずかしい、 さぁ、もう一曲だけ付き合っておくれ。 最後の一曲、大事に踊るよ。
(105) はたけ 2016/10/15(Sat) 22時頃
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キミ [ 屍 と ワ ル ツ を ]
ワタシ 『遺影 と ワ ル ツ を 』**
(106) はたけ 2016/10/15(Sat) 22時頃
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約束を、お忘れでなかったようでなによりです
[芳醇な香りのする液体を喉へと流し込みます。 対面の席に座す"だれか"へ向けて、言葉は続きました。]
おいしいでしょう、ここの葡萄酒は―― 産地は……
[カランと>>110音がしました。
こんな夜に、無粋な真似はおよしなさい。
と、そう、私には聞こえましたよ。]
(112) はたけ 2016/10/15(Sat) 23時半頃
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お譲りしましょう、お美しい方。 あとは。…月並みですが、
お若いお二人に、お任せします。
[帽子を脱いで、一礼を。 この後の二人にどんな思い出が刻まれた方は。 私の助言をした"彼女"だけが知っているでしょう――*]
(113) はたけ 2016/10/15(Sat) 23時半頃
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