人狼議事


194 花籠遊里

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嗚呼。
人に成るとかだったか。


―――好きにするが善いさ。


[男には興味もない。
花でも蝶でもないのなら。]


【人】 看板娘 櫻子

―― 地下牢 ――

[震える権利など無いはずなのに、身体はずっと震えていました。
 気丈に居ようとすればするほど
 僕の身体は落ち着きを忘れたように

 あゝ、それをも溶かしていくのは
 彼の指先だけなのでありましょう。

 数多くの櫻を買った蝶は、可笑しなことだと蔑むでしょうか。
 数多くの春を買った人は、可笑しなことだと嗤うでしょうか。

 そんなもの『夢物語』だと。
 指を差して、せせら笑うのでしょうか。

 誰が何を謂おうと構わないなんて。]

(67) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[皮肉を彩るくせに、指先がこんなにも優しいこと。
 絞る声に紛れて、上がる吐息をお隠しになられていること。
 持ち上げた口角が、何を想っていらっしゃるかも。

 今この射干玉に映る、秋色のすべて
 僕が知っていれば、それだけで。


 ───『しあわせ』なのです。


 それは『花』であった名残。
 何度も謂ったでしょう?

 甘く愛されるほど、咲き誇るのだと。]

(68) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

[接吻けが、甘い毒を流し込んでゆかれます。
 唇が触れて、蜜のようにとろりと囁かれてゆかれます。
 指先が僕の顎を引き、もう片方は髪を梳き。

 重なりは、名を告げに離れるでしょう。

 そんなの、赦してなんてやらないのです。
 人に人の蜜を注げばどうなるか。

 胸元に手を添えましょう、彼の心音が届くように。
 服をきゅうと掴みましょう、もう二度と離さないように。
 そっと眸を閉じましょう、恥ずかしさを隠すため。
 自ら唇をもう一度、あの時のように重ねましょう。

 まだ、まだ涙なんて見せません。

 大きな射干玉に、滲んだ海を湛えたままで。
 頬染めて、はにかんでみせるのです。]

(69) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 
 
 
 ───えくとぅー、る …さま。

 寂しくなんて、ありませんでした。



[だって、あなたさまに逢うために
 僕は、───(生まれて)来たのだから**]

(70) anbito 2014/09/25(Thu) 01時半頃

―――お前だけを愛してやろう、“丁助”。

[艶めく顔に、返すは歪な笑みひとつ。
さあさ、焔とひとつ戯れようか。

御伽噺なぞ、始まる狂宴に燃やしてしまえ*]


―奥の部屋―

[一階奥の部屋にて、揺り椅子がゆらゆらと揺れる。
座っていながらにして、まるで見下す男の瞳。
焔を捕らえたのなら、微笑み告げよう。]

立ったまま。
自分で自分の雄を勃たせてごらん。
指を絡め、扱き。

[さあ、と動かすは顎ひとつ。
きぃきぃと揺り椅子が啼いている。]

蝶が花を買いにやってきても
善しと言うまで、自慰をお続け。

[まだ見ていてやろうと、足を組む。]


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

anbito 2014/09/25(Thu) 03時半頃


― 未来の話 ―

[冬も終わりに近づくある晴れた日、
鳥篭へと一通のファンレターが届く。
出版社経由ではないそれは、
シーリングに異国の文様を刻む異質なもの。

封を切れば、癖の強い文字が躍り、
彼の捕われた籠の中へ、何処か懐かしい香りを拡げた。]


Cher Belle ―――

 突然の手紙をお赦しください。
 貴方の著書を読み、筆を取らずにはいられませんでした。

 貴方の書かれた物語は大変美しく、我が国でも老若男女がこぞって貴方の世界に恋をしています。不幸の末に結ばれる結末は万民の心に訴えるものがあったのでしょう。

 けれど、私は貴書を拝読し、胸を高鳴らせる少女等とは別の思いを抱きました。
 貴方にとっては取るに足らないものかと思いますが、何卒このまま読み進めてください。

 風の噂で、この物語の結末は最初悲劇だったと聞きました。
 悲劇を変えた筆はなにを想い、結末を足したのでしょうか。
 幸福と言うのは私のような若輩者が語るものではありませんが、酷く多面的なものだと思っています。幸福な結末を迎えた物語の主人公は貴方から見て、幸せでしたか?


 私は貴方を知った気でいましたが、まだまだ足りないようです。
 興味と言っても差し支えないこの感情は、いずれ貴方の傍に寄るでしょう。
 貴方の一筆には才気が宿るのは周知の事実。
 ですが、貴方を満たすには長い時間が掛かるのだと思います。

 いずれ訪れる歪んで、何処か歪な幸いこそが、貴方の求めるものではないかと、そんな風に考えるのです。
 続刊を楽しみにしています。次は貴方の悲劇を、―――貴方から見えた結末を教えてください。



 ―――…そうそう、来週、櫻を連れて観光に邪魔をします。
 貴方の見つけた美しいものと、あまいショコラを用意してくだされば幸いです。



 ………また、貴方を識りに参ります。


――― Votre grand fan .... Amitié **


【人】 看板娘 櫻子

── 郊外のお屋敷 ──

[甘やかな接吻けを、唇を触れ合わせてから
 檻から連れ出された僕は、華やかな街を過ぎていきます。
 鮮やかな街並みにはまるで子供のような声をあげておりました。
 そうでもしないと、気が付いてしまいそうだったのです。
 僕の鼓動はずっとずっと、早鐘を打ち続けておりました。

 たどり着くのは、しらないおうち。
 都見下ろせるその家につれられて、鼓動は更に煩さを増すのです。

 これから、どうなるのでしょう?

 ──愚問です。
 欲しい答えは決まっているのですから。]

(80) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 わっ  あ!

[放られた体は、場に似合わぬ素っ頓狂な声をあげたことでしょう。
 あまり触れることのなかった、ベッドというものの上で
 小さな痩躯はぽよんと跳ねました。]

 その、それは…

[彼は僕に、花籠に帰す気はないと仰いました。
 けれど、鎖で繋ぐこともないと申します。
 帰るべきはここだと。
 そう、おっしゃられました。
 捨てられて、今まで。
 帰る場所なんてありませんでした。
 花籠だけがすべてで、そこからは出ることさえ望まなかった身です。]

 僕の……お、うち…?

[そう思っていいのでしょうか、と。
 射干玉が問うように彼の瞳を見上げた時にございます。]

(81) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 あっ、あのっ!!
 お仕事は、い、いいのですかっ

[ネクタイに手をかけるお顔が、僕を見下ろしている表情。
 惹かれない筈がありません。
 僕の鼓動は高く、また煩く鳴り始めました。]

 こん、な お時間ですしっ!

[聞きなれない衣擦れの音が、声を上ずらせます。
 唇が触れた頬が薄い櫻に色付きました。
 視線はふわふわと彷徨います。
 良さそうな機嫌は崩れてしまうでしょうか?

 それでも、落ち着いていられないのです。]

(82) anbito 2014/09/25(Thu) 23時半頃



[すきです、すきですと

 心がうるさいのです。]
 
 


 アイして下さいますか、花主様。

[言葉に何の意味があろうか。
枕元で囁くべきは、蝶へ、蛇への媚ばかりの筈。
本心が其処に含まれるとは、誰も期待などしないもの。

――魅せるべきものは主の期待をなぞり、唯唯快楽に溺れれば良い。

羞恥を目元に、吐息を震えさせ、望まれるまま。

着物をたくし、自慰を見せ、蝶の視線を遮るべく瞼を閉じて。]


ー未来の話ー

[ファンレターが来た。珍しいことではない。
隣国からのファンレターだということも、しばしばあることだ。
だが出版社経由ではなく直接僕の住まいに届くというのはなかなかあったもんじゃない。この鳥籠までわざわざ誰が…?

僕は封を切って中身を読んだ。
そして最後まで読み終えた僕はまた手紙の最初に戻って"Cher Belle"の文字を目に入れ、苦笑した。]

 美しいものとショコラね…はは。
 はいはい分かりましたよ。

[歪な幸い、ね。
手紙の主の来訪を待ち望んで歪められた口許は楽しみのためか、それとも愉しみのためか……

僕は指を節くれ立たせる筆胼胝に無意識に触れながら、さて美しいものとショコラは何を用意したらいいだろうかと考えた。]


―――丁助、誰が目を瞑れと?

[たくしあげられる着物の隙間に揺れる雄。
触れなどしない。
嬲りつけるように触れるのは視線。]

こんなにも愛してあげているんだ。
ほうら、その瞳を私にむけておくれ?

[やがて蜜でも溢し始めるだろう。
触れることなく、男は揺り籠の上。
痴態をしかりと、その目に刻む。]


 ――畏まり、ました。

[赤褐色を、愉悦を浮かべているだろう花主様へと。
眉に快楽と戸惑いが毀れる。

アイしてくださるお方への余興。
自身のモノを扱く手付きは、早く終われと滲む雫に構わずに。]


【人】 看板娘 櫻子

[新しい場所で、僕の色んなものが育っていきます。
 それは僕だけでじゃなく。
 きっと、二人で。]

 しゅっじ  んっ

[その言葉に、一気に耳が熱くなりました。
 おうちに対しての意味だったのかもしれませんが
 自意識の過剰な僕は、別の意味へとそれを変換してしまったのです。]

(94) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……待、ちますっ。
 お洗濯も、お食事も、お風呂もご用意しますから。

 …──寂しがらせないで、くださいね?

[言の葉が一つ一つ、素直に溢れて行きます。
 僕はきっと、堪えず灯をともしてこのおうちで帰りを待つでしょう。
 だから、寂しくなどさせないでください。
 本当はあなたさまに逢えるまで、寂しくて泣いてしまいそうだったのだから。]

(95) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 そんっ な… 、ぁ

[幾千とは謂わずとも、何度も夜を越えてきました。
 それを主張する声に返せたのは、微かに詰まるような声です。
 彼の鼻が頬へと擦れば、香るのは変わらない櫻香。
 首筋に触れた指先に、過敏なくらい体が強張ります。
 指が肌をなで、着物の袷を解こうとするならば
 弱々しくも頭を振るのです。
 否定ではなく、射干玉がベッドに広がって行くでしょう。]

 っ……は、ず かし

[唇が鳴らす音は、肌理を愛でられた証。
 書斎で落とされた額への接吻けが甦るようでありました。]

 ばか……っ!
 ていこ、なん…てっ

[出来ないとわかっている癖に。
 本当に、酷い御方です。]

(96) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ん、っ

[足を開かせるよう動く膝に、僕の甘い声が溢れます。
 頬が唾液を乾かして、なのに一層仄かな色を灯しておりました。

 丘などない胸に指先が滑ります。
 その指には鼓動も何もかも、伝わってしまっているのでしょう。
 緊張で少し湿った体はすでに熱く、肌を上気させております。
 呼ばれたりなどすれば、どきんと鳴ったのも用意にわかることでしょう。]

 え、く  ぅ …さま ぁ、っ!

[まだ慣れぬ名前を小さくにだけ口にしますが
 指が胸にある小さな飾りを愛撫すれば、それも甘き声にて掻き消されてしまいました。
 低い声が届けば、ふるりと体が震えます。
 あゝ、なんて甘い睦言を囁く御方なのでしょう。]

(97) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃

【人】 看板娘 櫻子

 
 や、優しく…… して、くださいませ。
 ……はじめて  ……なのです。

[既に快楽に潤んだ射干玉が、彼を見上げて小さくおねだりをいたします。]


 だい、すきな… 殿方と…
 寄り添うのは…──
 
 

(98) anbito 2014/09/26(Fri) 01時頃

お前のものはどうなっている?
よく見えないんだ、教えておくれ。

[鬱蒼とした髪を晒し、垂らし。
その手が扱う肉欲の状況を示せと唄う。]

はしたない蜜が垂れているね。
甘い味か、口に入れて試してごらん?

[先から溢れる透明な滴を
自分の口へ運べと告げる。
抗うことなど赦さぬ、強制。]


―――まだ、果ててはいけないよ?

[早くなど終わらせぬ。
悪夢を、君に。]


[まるでそうなるを予見していたかの如く。
取り出すは紙束。
月の頬を叩いての揶揄。]

慈善事業など私はせんよ?

これは貸すんだ。
これで科すんだ。

枯れ花よ、花籠へ戻る覚悟が在るのかい?

[答えも聞かず地に撒く紙吹雪。
撒いては、
舞いては、
降り積もる。]


枯れ花に買い手など、つきにくかろうに。
座敷を用意してやるという言葉。
どういう意味かお考え。

[歪んだ笑みひとつ。]

新しく部屋を用意してやろう。

[歪、いびつに。]

―――藤の間がいいかねえ?

[藤が咲いていた、過去の部屋。]


お前は金で“人”を買うんだ。
お前は金で“人”に買われるんだ。

忘れず、覚えておくことだね。

お前は枯れても咲かねばならぬ。
出来るだろう、朧。

苦悩に歪むが一等美しい月花よ。

[宵闇の髪を揺らして *嗤う*]


 
 
 
―――“愛”を、金で買っておいで?
 
 
 


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