40 おおかみさんが通る
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−1/2 平家邸− [洋風の邸宅から医師が帰ったのは夕餉の頃合を過ぎた頃だった。 突然の客にぬるま湯を張った桶やら手拭、着替えやらと 忙しなく走る一見少女のような袴姿。 常装から紺の着物に着替えて部屋を出ると丁度その姿と逢う]
あお、医師(せんせい)は。
[名前を呼ばれた女は、医者が先ほど帰った事を告げる。 熱が下がればと薬も預かっているようで]
わかった。疲れてるところにすまんが、珈琲を貰えるか。
[頷いて、桶を抱えた足はそのまま台所のほうへ。 そして男は客間へと向かう。 針子が目を覚ますまでは、暫く客間でその様子を看ていた**]
(43) 2011/01/04(Tue) 02時頃
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[手紙の中身にはこう記される]
「お大人、ご機嫌如何。
今日少しお邪魔しましたが何やらお留守のよう。
また参りますよ。
あぁ、ご心配無用、この傘屋と目星つけたのは臭いの御蔭。
お弟子さんもなかなかよろしいお人でしたな。
よいお店を構えておいでだ。
どうぞアタシに良い傘一つ、頼みます」
[どこかぐちゃりとした文字で。人の世に居たにしてはちと品もない。が、そこが少し滑稽でもあろう。
それは自分が文字を要せぬ狼故に]
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―一月二日 自邸―
別段感謝されるほどの事ではないよ。 彼女もいきなり目が覚めて知らぬ家では戸惑うだろう。 いてもらえたら、こちらも助かる。
[用意された珈琲を飲みながら、男に滞在をすすめる。 ちらりと針子の眠る方を見たのち 声を潜めながら男は向かいの男にたずねる]
…洋品店の主が警察に連れていかれたという話を 軽く小耳にはさんだのだが。 なにか詳しい話を知らないかね。
[薄い色の瞳を向かいのソファーにいる男へ向けた**]
(59) 2011/01/04(Tue) 12時半頃
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−1/2 自邸−
それでは往復が忙しなかろうに。
[寝台の傍ら、シリンダーデスクに備え付けの椅子を示す。 男が移動しなければ、自分が珈琲の器を手にそちらのほうへと歩く]
…なるほど、それで「見限らないで」なのか。
[女のいっていた言葉を男は声にする。 確かに主が捕縛されたとなれば店の信用が ガタ落ちになるのは目に見えている。 入っていた注文もなかったことにする人間はきっと増える]
(78) 2011/01/04(Tue) 22時半頃
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さて、主上のお耳にまでこの噂が入っているとは思えない。 だが…人狼が捕まれば、警察も大喜びだし、何より 最近巷で流行の超能力者とやらも其れ見たことかと 大手を振ってしゃしゃり出るだろう、という事までは想定できる。 まあ…今まで逃げおおせてきた連中だとしたら、 何故ここで尻尾を出したのかも不思議だが。
[首をかしげて一服。 少し冷めた珈琲に、男は眉をひそめる]
どちらにせよ、このままでは鼬ごっこ。 尻尾の一つもつかめれば。
[懐に片手を入れて薄い視線を彷徨わす。 支給されている拳銃は確かに身を守るために]
(79) 2011/01/04(Tue) 22時半頃
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…御仁。一つ尋ねてみたい。
[引き抜いた手で白磁の添皿を持ち上げながら 男は男に尋ねる]
狼除けになるという着物と、 距離を置いたところから威嚇できる銃弾。 御仁ならば、狼に対する対策としてどちらを信用する?
[謎かけのような口調で、杯を空にしながら男は尋ねた]
(80) 2011/01/04(Tue) 22時半頃
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[道々で聞く人狼の話。
そして、それを探す人も少なからずいるのだろう。
面倒くさい。狼となったわけでもなし、
そう簡単に足がつくとも思えないが]
今日はだぁれを襲ってやろうかしらん。
あのいけすかない異人さんでも、苛めてやろうかしらん
[鼻歌交じりに聞こえる声は、聞かせようとして聞かせているものではなく。
しかし思うに、異人となればそれなりの地位を持ってるものだろう。
それが襲われたとなれば、ちったぁ畏怖の対象とでもなろうかと。
武器持たぬ者を襲う気はないという、意思表示でもあったけれど]
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[落ち着かない様子に少しだけ肩を竦めた]
落ち着かないところにつれてきてしまって申し訳ない。 奥邸は今は父が外出していているのでね。
[病人の看病が手馴れているらしい様子を見ながら 男はちらりと窓の外を眺める。雪は止まない。 もう少し部屋を暖めるつもりなのか、 暖炉の様子を確認するように少しだけ寝台から離れる]
文明開化なんて既に昔の話。 既に世は改まって、都すら位置も変わったというのに。
[かすかな沈黙、薄い色は細くなった後で暖炉の中を 火かき棒で軽くつついて調子を見る。 その間、男は一言も喋ることはなかった]
…魘される、ね。
[その言葉は、棒を片付ける音に混じって濁る]
(84) 2011/01/04(Tue) 23時半頃
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異人さん、異人さん…髪の長い軍人だろうか。
だとすれば今、目の前に居る。
[聞こえた声に返す音は、常人には拾えぬ声。]
狼除けの着物か、威嚇出来る銃弾かとそんな問い掛けをされたばかり。
この御仁、どちらか持ち得ると謂うことだろうか。
前者ならば襲わねば佳い話。
しかし、後者なれば。
[その銃弾が生活を脅かそうとしているのならば、襲うとの言葉を其れは肯定しかねない。]
おや…。
狼よけの着物を知る人となりますと…アタシも知ってるお人らしき。
着物はアタシが柴門へ注文しようと思ったものでありましてネ。
てぇことは…そのお人、アタシ達をしとめる何かをお持ちらしいネ。
ふむん。まぁ、ちっとは脅かしてやりましょうかしらん?
お大人は如何お考え?
[雪の下。娘と共に佇むも、意識はちゃんと向けられる]
西洋の狼男てのは、銀の銃弾に弱いンと聞きましてネ。
戯れに、金銀の糸とトリカブトの香で狼よけができると吹き込みましたのでサ。
別にアタシ達は銀なんぞなんでもあるまいよ。
[そも銀が苦手なら、自分がそれを持つ訳もなく]
じゃ、アタシはそのお人を脅かしてやるってぇことにしときましょ。
お大人、お身が危険と思われるンなら、
貴方も貴方で誰か脅かしてやればよろしンじゃないかしらん?
あぁ、殺生だけは控えときましょ。
流石にわが身は可愛いんでサ*
ヴェスパタインは、翠の意識が戻ったような気配に視線だけそちらに向ける。
2011/01/05(Wed) 00時頃
此方は、そう……異論は無い。
生きるを脅かされるのならば、多少の事は致し方ない。
[ぽつりと小さく呟いた。]
此方も目を光らせていよう。
彼が何かを持つのなら、それはとても厄介だ。
殺生はせん、喰いはせん。
威すのみ、嚇すのみ。
[黒檀の奥はぎらりと朱い光を燈す。]
外の狼のように銀が苦手では在るまいが、銀の銃弾持つようなれば…。
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置きぬけ一番、随分威勢のいいことだな。 その調子なら、薬も必要ないか?
[腕を組んだ男は零れる溜息を隠さずに、 寝台のほうへと近づく]
なるほど、その様子からすると 洋品店の主が捕縛されたという噂は、事実らしいな。 警察は誤認逮捕で訴えられる覚悟は出来ているんだか、さて。
[目の前の二人のやり取りを眺めながら肩を竦めた]
(91) 2011/01/05(Wed) 00時半頃
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…まったく、いい大人が勢いに任せて口喧嘩とはね。
[軽くぼやきながらその様子を男は眺めていた。 事の発端が人狼とはいえ]
狼よりも人のほうが恐ろしいもんだ。 尤も、人狼とやらがどんな存在かはわかりかねるが 果報は寝て待てというだろう。
[寝台の翠に告げる声はかすかに低い。 薄い色の視線を向けたまま、男は続ける]
即時の釈放を店主が望むなら構わんだろうがね。 店主だって、何も言い残さずに連れて行かれたわけじゃないだろう?
[当事者ではないと、それはわからないこと。 笠屋の男が押さえ込むのが早いか、針子が逃げるのが早いか。 男にとってはどちらでも構わないが]
…尤も、その体調じゃ鋏だって碌にもてなさそうだ。
(99) 2011/01/05(Wed) 01時頃
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薬は机の上のその袋。 だが、生憎と俺は出来れば本人の意思は尊重したい性質でね。 本人が納得して薬を飲まないんだったら、 俺はそれを黙認するだろうよ。 効く薬も、要らぬと飲めば効かないものさ。
[男の言葉に返事が返る。 薬の袋は確かにシリンダーデスクの上にあった。 単純に飲ませることだけ考えるなら こちらに頼むより傘職人の男自身が動くほうが余程早かろう]
(103) 2011/01/05(Wed) 01時半頃
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