166 あざとい村
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[驚きはあったけれど、それよりもセシルの声が真剣で、だから 行動の理由を問う言葉は出てこなかった。]
ボクが、護りたい、のは……
[自分の胸内に問いかける。塞がれた視界の中で、 脳裏にいくつかの姿と、声が思い描かれた。]
(283) miseki 2014/03/14(Fri) 02時半頃
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[見えたのは、ひとりだけの姿じゃなかった。
そこには高い高い、真っ青な空が広がっていて、
その下に、遠くに前をいく父と母の背中があって 立ち止まってこっちを見てるセシルや、 ヒューがころげそうになりながらジリヤを伴って 追いついてくる姿や、スージーやロビンが 相変わらずの調子で歩いてたり、 レティーシャが鉄棒の上にひょいと座っていたりした。
クラスメイトたちの楽しげな声がする。]
(284) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
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[まばゆくて、一瞬ですぎてしまう──毎日の風景。 おーい、とシノン先輩の傍から、 はらがたつくらい無邪気に手を振るカイル姿が見えて、
──その顔が、のんきに明るく笑っていて。
それで。ああ。って思った。]
(285) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
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ボクが、…ボクが…護りたいのはね。 …セシル、
… みんなの、笑ってる顔だ…
[泣いてもいいから。傷ついてもいいから。 そのあとにでもいいから──笑っていてほしい。]
(286) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
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… 痛い思いを、させちゃうかもだけど、…
[セシルが、視界を塞いでいるから、 他の風景は見えなくて、 言葉だけをひとつひとつ音にする。]
… ボク、ボクが走れなくなると ちょっと困るんだ
[抵抗はせずに、肩を落として、小さく笑う。]
(287) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
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…〜カイル、足だけは速いんだもん。、
[少しだけ拗ねたようにそう言って、]
ボクね、…カイルの傍で、 … ちゃんと笑っていられるようで、…いたいんだ。
[塞がれた視界の中。 小さな目標を、口にした*。]
(288) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
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[走れなくても、泳げなくても、 歩けなくても、一人で呼吸さえ出来なくてもいい──と思う。
アオイが沈まぬようにずっと支え続ける手はここにある。
今まで考えたこともなかったけれど アオイが望むなら、狩人になる道を諦めて、 アオイの側に居続けたっていい──のかも、しれない。
だけどそれは──言葉にはしない想い。]
(289) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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[ゆっくりとした足取りで、どこかはにかんだような顔で 近付いて来る少年を睨むように見据えたセシルの腕の中、 よちよち歩きの幼い雛鳥に等しかった少女が、 一つの答え>>286に行き着く瞬間が訪れる。
大人への過渡期にあるまだ薄い胸板に阻まれて 呼吸もままならない狭い空間に、 少女の声が直接振動として伝わって来る。]
(290) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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[小鳥の羽を毟りたいわけじゃない。 空の見えない水底に沈めてしまいたいわけじゃない。
だから──アオイにとって残酷な事実を突きつけて 大事な人に順位を付けさせて、 大人の狡いやり方で、無理にでも成長を促した。
無垢なだけの小鳥を空に放つのが怖くて、 少女の純粋さを汚してしまうのが──少しの罪悪感。]
(291) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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だったら───…
[もっと強くなりなよ──。
そう、続けようとして]
……────っ
[少女が口にした名前に、唇を噛んだ。]
(292) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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どうしても──…カイルじゃなきゃ、駄目?
[耳触りの良いテノールに煩悶を滲ませて、尋く。
尋いてから────後悔した。]
(293) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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[近付いて来る二人の結ばれた手は、 きっと少女を傷つけるのに、 どうしたらそれから少女を守ってやれるのかわからずに、焦る。]
アオイ────……
[珍しく混乱して、両手でアオイの肩を掴む。]
(294) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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ごめん──
[アオイの耳許に、声は幽かに届くか。]
(295) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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[グラウンドの砂を踏む二つの足音が、ごく間近に迫った。
──瞬間、 セシルはアオイの顎を指先で掬い上げ 避けることの出来ない素早さで、 薄桃色の果実に己のそれを重ねた。]
──────。
(296) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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[朝礼台の上に、 重なる青年と少女の影が 月灯りにくっきりと浮かび上がった───**]
(297) hana 2014/03/14(Fri) 03時半頃
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[青空の下にみた景色を自分の手で叶えるには、 まだまだ翼も、手も幼くて頼りない。
それは、自分でも判っていて。 けれど、譲れずに口にした答えだ。]
…───
[ただ、顔が見えなくて、ちゃんと伝わったのかがわからない。 どうにか首を動かそうとするけれど、息苦しいくらいに 強く身体を押えられて、セシルの鼓動の音ばかりが耳に届く。]
(298) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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セシル。
[どうしても、とそう言われて、 声の響きに眉をさげた。けれど、]
ごめん… ボク、
どうしても、〜どうしても、
… カイルが好きなんだ。
[消えない気持ちを、今は言わなきゃならない気がして、 垂れ目の下がり眉で笑いながらはっきりと、そう口にする。]
(299) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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[そう、確かな気持ちを言葉にして── 肩が掴まれて、身体が離される。]
───…だから、
[どうしても、に、ごめん。と、 そう答えを口にしようとして、 ──それより早く、セシルの謝る声が重なった。]
(300) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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[見上げた先から、セシルが屈む。 視界がセシルでいっぱいになって]
〜〜〜っ?
[だから、の続きを続けることができないまま]
(301) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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[── 目の前にセシルの顔があって、 起きてることの理解をする前に、思考回路がパンクする。]
…… !!!!?????
[ たぶん。その一瞬だけ、せんぶの時間が 止まってた** ]
(302) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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これ、持っていらして。
[スージーは、花火で遊ぶ生徒のひとりから花火を分けてもらう。 火をつける前の花火二本を、ロビンに持たせた。 もう悪戯に満足したのか、借りていた眼鏡を外す。 眼鏡を持った手を、ロビンの顔へ伸ばし、かけてやると、小さく笑い声をたてて、ひとつ頷いた。]
花火なのに、見えないんじゃいけませんの。
[先程手渡した花火の一本をロビンの手から抜き取って、花火で遊ぶ一団に交じる。 派手目の手持ち花火を生徒たちはまず好んで遊び、線香花火が最後に残った。 どうやらお嬢様のお好みは派手目の花火であるらしく、線香花火は「競争ですわよ!」とロビンにどちらの線香花火が落ちるのかが早いかの勝負をしかけて遊んだ一本で終わった。(スージーの線香花火が早々に落ちてショックを受けているのへ、ロビンが相応の丸め込みを披露し、スージーもそれを気づいたら聞き入れている例の流れとなったのである)]
(303) gekonra 2014/03/14(Fri) 05時頃
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ふぁ……
[花火が終わる頃には、怒涛の一日ですっかり疲れ果ててしまったスージーは、口元をほっそりとしたピンク色の指先で覆って、控えめにあくびをする。ダン教諭がネタばらしをする前に、すこし眠ったけれど、足りなかったようだ。]
眠いってわけではありませんの。 わたくし子どもじゃありませんし……
[目をこすりながら、口を尖らせた。うそだ。]
(304) gekonra 2014/03/14(Fri) 05時頃
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[その後は、汗もかいたし肉も焼いたしでシャワー室を借りたスージーが、冷水シャワーを見事に引き当て、悲鳴をあげたり。びっくりしてタオル一枚巻いてシャワー室から慌てて飛びでたり。花も恥じらう乙女のミニマムくしゃみをしたり。シャワーが終わり次第、滑らかな生地の見えそうで見えないネグリジェに着替えたりして、体育館で眠るのは、一番乗りになってしまった。 まだ人のいない体育館で、寝床の準備をロビンがしているうちに、ぽふんとマットに転がる。]
……。
[ジリヤがやっていたのが何故か羨ましくてたまらなかったのが、漸く実現出来て満足をして、スージーは、すぐに夢をみはじめた。 *ロビンとの、子どもの頃、星を眺めた時の夢である。*]
(305) gekonra 2014/03/14(Fri) 05時頃
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