207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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ヘクターは道化師 ネイサンに投票した。
モンドは道化師 ネイサンに投票した。
フランクは墓堀 ギリアンに投票した。
ギリアンは肥代取り 置壱に投票した。
リーは墓荒らし ヘクターに投票した。
ジェレミーはろくでなし リーに投票した。
置壱は墓堀 ギリアンに投票した。
ネイサンはろくでなし リーに投票した。
セシルはろくでなし リーに投票した。
リーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヘクターが無残な姿で発見された。
モンドが無残な姿で発見された。
置壱が無残な姿で発見された。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、フランク、ギリアン、ジェレミー、ネイサン、セシルの5名。
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― 船尾楼 ―
[紅い月。煌々と光り、その影を落とす。 照らし出されたジェレミーの顔は綺麗だと思う。 そして、自身の手のひらを眺め、そこに血はないこと。 この船にありながら、生を屠っていない、その甘さを思う。]
ジェレミー。 ねえ、俺は、君を……縛り付けてるよね。
[ミナカのこと、船長のこと、ギリーのこと。 誰からかそのことをはっきりきいたわけじゃないけれど。 でも、さすがに、もう、わかりかけてきた。]
狼が、人狼がこの船を……。 だよね。
[そして、この目の前の元軍人の男が、 自分という枷をつけられ、それをそのままに見過ごしていること。 もう、いやでもわかってくる。]
(0) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時頃
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ジェレミー……。 船は、俺がいなくても、動かせる。
風が吹けば、 その風に流してくれる方向に進めば、陸は見えてくる。 きっと、この無風からの巻き返しの風はとても強いから。
大丈夫だよ。
[そう小さく、月明かりの下、笑んで。]
――……俺を護らなくても、 きっと、船は、陸に向かう………。 だから、ジェレミーは、思うままに。
一番いいと思ったことを。
[ヘクターを、そのまま見殺しにした。 それは、ジェレミーにとって、おそらく、苦痛ではなかったか、と考える。]
(1) 2014/12/16(Tue) 01時頃
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ジェレミーが、 みんなが、 生き残る方法を、考えてくれればいい。
俺は、自分で、自分を護るから。
[腰に刺した装飾銃。そして、毒を塗ったダガー。 どちらも、人を殺すため。 けれど、それは手を汚すことになるから。
ジェレミーがそれを、求めないのであれば、そのままで、 ただ、枷にはなりたくないから。
なら、自分を護る方法は、ないとしても。]
ジェレミー、生きてね。 それが、今の望みだよ。
[何をすればいい、の答えを>>5:113**]
(2) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時半頃
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……ッ゛ ア゛ア゛ア゛―― っ
[これが、最後になる。
一瞬の脱力の間、茫洋たる無意識に呑まれた。 キイチの最期の力の全てを受け止める衝撃で我に返り、 左腕に懇親の力を込める。
これが、最期になる。
指先に圧をかけると、腹から血が溢れた。 意識が遠退き、闇が近付く。 掴んだ首、皮膚の内で骨が砕けて動脈が破れ――]
(3) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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[その先は覚えていない。
血塗れの刃と殺意に塗れた指先を互いの身に交わし、 冷たくなったキイチを片腕で抱き寄せる格好で 気を失った。
濃密な暗闇の中、 おれにとって一等尊い “絶望”の足音を、聲を、聞いた。(>>5:134)**]
(4) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 01時半頃
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――船尾楼――
別に、縛られているなどと思ってはいないが。
[傍付きのよう離れずいるのは己の意志で、誰かからの制限がかかっているわけではない、と己は考えていた。 客観的に見てどうか、などは問題でない。]
それは、そうだな。 そして、まだ狼は生きてこの船にいる。
シャルル・ド・ポンメルシー。その人だ。
[声の篭もりもしない船尾楼で、その名を口にする。 疑心を紡いだ音は、夜の空気に溶けて消えた。]
(5) 2014/12/16(Tue) 01時半頃
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……あまり気にするな。 確かに船は動くかもしれないが、この船は陸を目指す船じゃあない。 お前しか持たない知識はまだある。お前がここにいれば、変わることもまたあるかもしれん。 私は強風の中船の制御など出来んからな。
[強い風が吹く>>1のは良いことだとは思うが、吹かれても困る。 舵についてはそれこそ何が出来るでもない、無知な男だ。]
最善を尽くしている。常にな。
[道化の憤慨を恐れ、ヘクターに加勢はしなかった。 護りきれるなどと思い上がりだと、先の殺意に触れてまざまざ見せつけられた気さえしたからだった。 助けられないのならば、助けない。結果己もセシルも見逃されるなら、それが最善と思った部分もある。 打算的な己の動きに、我ながら嫌気が差す。]
(6) 2014/12/16(Tue) 02時頃
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自分で、自分を、護るか。 あの道化にも刃を向ける覚悟があると、そういう事だな?
[現状から察せられる、最後の標的と。 生きる道を切り開くのを奨されることとの両立の難しさに、そう皮肉る。]
お前は、なかなか難しいことを言うな。 好きに、思うようにしろというのに、生きろなどと。 その望みを叶えるのは、難しい話だ。
[紅い月を見、虚ろに笑った。 したいことは、船を守ること。その為に思うのは、道化に刃を向けること。 生きる選択肢は、そこに見つからなかった。]
(7) 2014/12/16(Tue) 02時頃
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――セシル。 少し手伝ってくれないか。
仕事でもなくやりたい事、だ。
[舵を教わったり、海図の読み方を教わるなど、船尾でやることがあるというなら、従うつもりだが。 そうでなければ、下へと促す。ヘクターの遺体が、そこにはまだあった**]
(8) 2014/12/16(Tue) 02時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 02時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 02時頃
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――― 厨房 ―――
[顔の表面を、酒が滴り落ちる。
咽喉を通ったわけでもねえが 瞬間的に、脳味噌が焼かれた。沸騰した。血が、上った。]
ッッッッにしてくれてんだ!!!
[此方に向ける刃は、在ったろうか。 物理的に触れた酒の所為で、視界は最悪、確かめられもしねえ。
銃口は、ぼやけたシルエットで、リーを狙った。]
(9) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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ジェレミー。 俺は、足手まといにはなりたくない。
もし、君が俺か自身かの選択をしなければならないなら。 どうか、君が死なないように。
[ジェレミーの言葉にそう返すと、 その顔をじっと見つめ、やりたいこと、には了承を。 ついていくよ、と、小さく言葉。紡いだ。**]
(10) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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[噛み付かれる前に 喰われる前に。]
[勘違いした獣嫌いの女神は 銀貨で咽喉も詰まらせず、正しく、銃弾を吐き出した。 見えないことを良いことに、何度も、引鉄を引く。
肩の方を狙って、いち、振動に指を震わせた。 胸の方を狙って、に、指が震えた。 足の方を狙って、さん、血の臭いが、その度に増した。]
ッは、は、はあ ………
[瞬間的に沸いた頭が、笑う呼吸が、落ち着く。 がち、と、口のゆるい銃に銀貨が詰まる、おとがした。]
(11) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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[酒で濡れた眼鏡を、抜く。
汚れたシャツで、汚れごとレンズを拭き、嵌め直した。 曇った視界に、俺様が傷付けた汚い床に、リーが転がっていた。]
………… 酒蒸しにして喰う気だったのかあ?
グルメだとか言ってたもんな、お前。
[頭を冷やせ、と言う意味だったのかも知れないが 張本人の口から、その理由を聞けそうもなかった。
その代わりに
そういえば、と、死体を眺める。 ヴェラの死体は――― 死が過ぎるごとに、獣の姿を取り戻していたことを、思い出したから。リーの死体も、同様の変化が起こるのだと、考えた。]
……………
[無かった、わけだが。]
(12) 2014/12/16(Tue) 07時頃
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俺様には正体晒すのも厭だってか? かかかかッ。
[硝子を踏んだ足が痛い、酒の入った目が痛い。
笑い声は俺様が思った以上に乾いていて ふと、視線を落とした船員名簿に、 ああ と我に返った。 キイチの名前が、インクが滲んで黒ずんでいる。 滲んで広がった染みはやがて丸に近付き、中央に白が宿った。]
は―――――… じゃあなあ、リー。
[ペン先を執る。
リーの名前を、狼の絵を描いた場所を、がりがり黒で塗り潰した。]
(13) 2014/12/16(Tue) 07時半頃
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[ジェレミーが綺麗に整えていた船員名簿も 俺様の落書きと線の所為で、随分荒れてしまっていた。
残る名前は、少ない。]
全員死ぬまで終わらない、か。
[誰かが口にしていたことばを、繰り返す。 名簿を壁に返して、弾を補充に、ぶらっと弾薬庫に向かった。
厨房を出る際に、ノコギリの柄が足に引っ掛かって 大袈裟に*蹴る*]
(14) 2014/12/16(Tue) 07時半頃
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[階下に降りると、そこにはきいちを搔き抱くようにして倒れ伏しているギリアンの姿があった。]
ギリー…!大丈夫か…!
[素早く駆け寄る道化。ギリアンに未だ息が有るのを確かめるとほっと息をつく。]
…ハッ、この私に心配をかけさせおって。
[ギリアンが腹から出血しているのを確かめる。 彼を下手に動かすよりもすぐそこの医務室から治療の為の道具を持ってきた方が良さそうだと判断した道化は、大急ぎで治療の道具一式を持ってくる。]
包帯で……いや、縫合…
[自分で治療した経験のほとんど無い道化には何が適切な処置か分からない。自分自身が負傷したのすら遠い過去の記憶だ。]
(15) 2014/12/16(Tue) 10時頃
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[道化はぎこちない手つきでなんとか止血を終えた。 ギリアンの腹にはきっちりと包帯が巻かれている。 それ以上の下手な事はしない方がいいだろう。]
ギリー……。
(16) 2014/12/16(Tue) 10時半頃
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ギリー……。
[彼の名を呼びながらぺろりぺろりと彼の頬を舐めた。
そうすれば起きてくれるのではないかと。
こんな思いを抱くのは他にいないのだ。
ミナカのいなくなった今となっては。]
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[弾薬庫は、まだ、然程血の臭いが行き届いていなかった。
足元に、名前が……… 何だったか……… うつ伏せた死体を大股飛び越えて、銃弾を漁った。 勝手に弾薬庫を漁るなと怒鳴る声も、目も、ない。
口の詰まった銃の手入れを整えてから 新たな銃弾を、弾倉に詰めていった。 最後の一発には、随分黒ずんでしまった銀貨を、詰めて。]
行くか。
[船を好きに駆け回る、鼠の足取りで、第三甲板に降りた。]
(17) 2014/12/16(Tue) 12時半頃
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――― 第三甲板 ―――
[階段を降りて、先ず目に飛び込んだのは 首にぽっかり穴を空けた、モンド>>5:16の死体だ。 息の漏れるおと>>5:127も、もう、聞こえやしねえ。]
Yo Ho.
[生者に向けるように、銃を持つ手を挙げた。]
俺様より先に死にやがったか。 早漏野郎。
[かかかかッ、咽喉を震わせ、死体の前でしゃがみこむ。 親指で、優しさの欠片もなく、目蓋を持ち上げてやった。 ―――― 光を映さない目を見て。]
(18) 2014/12/16(Tue) 13時頃
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あーあーあー、真珠の持ち合わせがないねえ。
タイミング悪いんだよ。 クソが。
[死体に言いたい放題抜かす。 如何せ、届きやしないのだ。 真珠の代わりにと 指先に嵌った、太い金の輪に包まれた、エメラルドを抜く。
船に乗り込んでから数年間、今まで、一度も抜かなかった指輪。 内側がやけに汚れてやがるそれを 目玉の詰まった右目に、持ち上げた隙間に突っ込む。
ぐじゅ
ゼリー質の目玉が弾ける感触がして、片目を飾る碧色。 趣味が悪い、と、此処でも詰っちゃあもらえねえ。]
(19) 2014/12/16(Tue) 13時頃
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[片指を軽くして、銃を持ち直す。
話し声がする。 医務室の方角からだった。 子供を案じるような声>>15はあまりに聞き覚えの、ない。
誘蛾、誘われる、俺様の足取りはちょろちょろと**]
(20) 2014/12/16(Tue) 13時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/16(Tue) 13時頃
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――甲板――
そんな選択はせずに済むことを祈る。
[どちらを選ぶか>>10などと、時が来てみなければ選べないだろう。 ただ、告げられたその言葉自体は受け取った。 舵を降り甲板へ立つと、物置と化している舵下の扉を開ける。 ロープ付きのバケツ、ブラシ、ぼろ布を掘り起こして、セシルへ投げ渡した。]
持っていろ。
[頭と銅が離れて物言わぬ身体になった副船長へ歩み寄る。 かろうじて繋がっている腕を、そっと持ち上げた。]
(21) 2014/12/16(Tue) 15時半頃
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