182 【身内】白粉花の村
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ディーンに10人が投票した。
ガーディに2人が投票した。
ディーンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
朝顔が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、キリシマ、クシャミ、ガーディ、デメテル、ネル、レティーシャ、ローズマリー、セシル、オスカー、ヤニクの10名。
本日落ちる二人はこちらになります→ローズマリー[[who]]、オスカー[[who]]
吊り票をキリシマに委任してください
※落ちる方には後ほどキリシマが何らかの形でご報告に参ります
(#0) 2014/06/29(Sun) 09時頃
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―自室―
……………、
[ぐ、と眉に皺を寄せ。薄っすらと目を開けると、まだ微睡んでいる頭のまま部屋を見回す。寝起きの為か、何時もと違い至極不機嫌そうな顔で小さく欠伸をひとつ。どうやら一服した後、すっかり寝入ってしまっていたらしい]
………眠いですね。
[もう"おはよう"の時間はとうに過ぎているのだが、それでも眠いものは眠い。えらく低い声でそう呟くと、眠気を覚まそうと顔を洗いに――行こうとした所で力尽きた]
………、
[ソファに突っ伏しながら、暫くの間微睡みを楽しむ。嗚呼、このまま二度寝出来たのならどれ程幸せだろうか。 しかし、そうもいかない。そろそろ起きねば、やる事が無いわけでもないのだから。
意を決してのそりと起き上がると、まずは一服を。次第に覚醒していく頭で、ざっくりと今日の予定を考える。 まず隣を片付けねばなるまい。そう言えば、昨日彼が忘れて行ったジャージは誰のものだっただろうか。机の上の鶴も折りかけだし、院長やら同僚やらに見つかる前に皺を伸ばしておかなければ(書き直す気はもう無い)。 それからシャワーを浴びて…後はそうだ、まずは腹ごしらえだ。パンが食べたい]
(0) 2014/06/29(Sun) 10時半頃
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[そこまで考えた所で、半分程になった煙草を灰皿に押し付け、今度こそ席を立つ。そうして二度寝は泣く泣く諦め、シャワールームへと向かった]
――――
[濡れた髪を拭い、着替えを済ませる。手に染み付いた血の匂いは粗方取れただろうか。 キーに煙草に、それから財布を持って部屋の出口へと向かう。ドライヤーを当てていない髪はまだ少し濡れているが、まぁそのうち乾くだろう]
……食堂に行きますか。
[隣の片付けはまた帰ってからやろう。腹が減っては仕事も出来まい、と。 机の上の小物入れからグレープ味の飴玉をひとつ摘み、口へと放り。小さく鼻唄など歌いながら、自室を出て食堂へと向かった]
(1) 2014/06/29(Sun) 10時半頃
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[諦めたような彼の言葉に、謝ることはしないと決めたはずなのに、思わず謝罪が口をついて出そうになる。それをぐっと堪えて、けれど、代わりにおくる言葉もなく、ただ息を呑む。
いっそ責めてくれればいいのに。そうすれば楽になれると、身勝手な事を考えた]
――ああ、そうか。
二人とも悪いこじゃあないから、よくしてやってくれよ。
[……一人には随分気難しい風だったけれど、病が治ればそれも軟化するだろう。
カリュクスも、朝顔も、ディーンも。皆病を境に人と関わる事が難しくなった者たちだ。自分には分からない苦痛も、きっと分かり合えるだろう。
だから、少しでも彼等が親しくなってくれれば良い。きっとそうすれば、憂鬱らしいこの幼馴染の気もいくらかは晴れるだろうし]
…………、
ああ、そうだな。
[苦しむ事は無いのかと、自分を棚に上げて問いかけてくる彼に、一瞬言葉を無くす。その後に落とした肯定は震えていただろう]
……貴方のおかげだ。
貴方が、居たから。
[二人は助かったのだと、そう言おうとして、結局そこまで口に出すことは出来なかった]
そろそろ切るよ。
やらなきゃいけないことがあってね。
……今度は僕から電話する。
[誤魔化すように、逃げるようにそう告げて、一応は彼の了承を聞いてから、通話ボタンを押すだろう]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 17時頃
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―掲示板前―
[二枚目の張り紙を、一枚目の隣にぴたりと寄り添わせて貼り付ける。 『朝顔』と『ディーン』が転院した事を知らせるこの張り紙は、他の患者にどういう影響を与えるだろうか。 ――願わくば、それが希望であってくれれば良いのだけれど]
(2) 2014/06/29(Sun) 17時半頃
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…
[朝顔を乗せた車が姿を消しても暫くは立ち尽くして。ようやく一段深い呼吸を行えば、踵を返してその場を離れることができた。
院内に入ってからは当てなくブラブラと歩き回っていたけれど。 用事といえば、白衣の誰かに会うことか…、とはいえ、わざわざ出向く気にもなれず、適当に何処かで鉢合わせになることを願って]
[薄暗い廊下へ窓から夏の日差しが差し込む。先ほどまで朝顔と一緒にいた中庭が、さも懐かしげに思えて窓の外を覗き見る。やはりその眩しさに目を細めて。
初夏の入りらしく日を追う毎に強くなる日差しと、青々と茂る木々、色付く草花。 また夏が巡ったか、と時の流れを顕著に感じ取りながら。
ーーーその窓の表面、ふと反射する人影に、思い当たる人物が見えた]
(3) 2014/06/29(Sun) 18時頃
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[黒い髪に白い肌、赤い目が、その人物は。]
ーーーッ!?
[いつ振りだろう、彼女を見たのは。 飛びかかるように窓に握り拳を打ち付け、特に右手は多少なりとも痛みを生んだけれど、それに構う間も無くまた叩きつける]
っ、ホリー!! ホリー!!?
[硝子の壁が邪魔をする。目を見開いた彼女との間に割り込み、会話さえも許さない。 ああ、またか。また見るだけに終わるか]
(4) 2014/06/29(Sun) 18時頃
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[ーーガンッ! もう一度だけ硝子を叩きつけて、力が足りずに壁を割るまでには至らず、ただ大きな音を薄暗い廊下に反響させて終わる]
……っ、クソ…ッ …ホリー…
[ズルズルとその場に身体崩して、ひたと廊下に座り込み。まだ未練がましく、包帯を巻いた右手は硝子の表面を撫ぜる様に離すことが出来ずに。
何故最愛の彼女だけは、喋ることも触れることも許されない。もう何年こうしたか。 だから嫌いだ、この場所も現状も、何もかも嫌になる。
そうして身を丸めて蹲り、肩を震わせた]
(5) 2014/06/29(Sun) 18時頃
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これでよし。
[新しく薬が出来たという青年の部屋へと手紙を入れて、そっとその場を離れる。 『オスカー』 彼はこれまで随分と怯えて過ごしてきたようだけれど、ようやくその病が治ると知ったらどう感じるだろうか。……その反応が見れないのは残念だけれど、口下手なため直接話をしてきちりと理解してもらえる自信も無い]
[その後は部下であるヤニクの自室へと足を運ぶ。持っていたもう一通は彼宛の物だ。 転院先の患者の様子を診て欲しい旨と、向こうの医院の子細の書かれた書類を封筒に入れてある。 向こうにはもう話はついて居るから、あちらに向かってくれるだけでいい。別に何をするわけでもない。ただ、向こうの患者の様子を時々伝えてくれれば]
……さて。
[役目は果たしたとばかりにため息を吐いて。二人の医師が抱えた問題など知らないまま、再び院長室へと足を向けた]
(6) 2014/06/29(Sun) 19時頃
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[そういえばここ最近、なんだか病院内の落ち着きがないように感じる。小耳に挟んだところによると、退院者が出始めているそう。誰がいなくなったかなんて、分からないけれど。後で掲示板でも確認しに行こうか。
誰が退院しようと自分には関係ない。それがデメテルの吉報ならば、手を打って喜びたいものだけれど。お別れは淋しいけれど、彼女の病が治るのであれば。 きっと笑って見送れるだろう。]
……治ったところで、なあ
[ここの生活は、実に充実しているもので。不満に思うことなんてそうそうないし。 退院して、また現実に押しつぶされそうになるよりずっと。ずっと、居心地がいいだろう。 幸せ。ーーそう、自分は幸せなのだろう。]
(……馬鹿馬鹿しいとは、思ってるけど)
[自分の右手を見つめて、苦い笑みを零す。僕はいつから絵本が書けなくなったんだっけ。幸せって、なんだっけ。]
(7) 2014/06/29(Sun) 21時頃
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[気分が上がったり、下がったり。忙しいなあ、とどこか他人事のように思う。本当に面倒くさい。楽しいことだけ考えてれば、それでいいじゃないか。 これだからひとりは苦手だ。すぐに思考が変な方向へ飛んでしまう。誰かと話していれば、気も紛れるのだけれど。]
……あ。
[目線を自らの手から廊下の先へと戻せば、力が抜けたようにへたりと座り込む、少女を見つける。 デメテルと、同じくらいだろうか。]
どーしたの?
[近くに寄って、しゃがみ込んで目線を合わせ、話し掛ける。陽射しを浴びてキラキラ光る髪の毛がとても綺麗で、今までの面倒くさい思考は隅へ追いやられた。]
……顔赤いね
[赤く染まった頬に、熱でもあるのかと、自らの手を当てる。けれど近い距離から伝わる彼女の吐息から、身体から。仄かに香る酒の匂いに、首を傾げた。”…お酒?”思わず口から出てしまった声は、彼女に届いただろうか。]
(8) 2014/06/29(Sun) 21時頃
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[酔い覚ましにフラフラと院内を散歩する彼女は、大きな掲示板を見つける。張り出された紙>>2に視線を向けると今まで見たことの無いその知らせに眉を潜める]
…転院?
どういうことかしら…?
[この病院ほど奇病に適した医療機関など無いはずだ。 それがこの病院を去る、という事はどういった事か。 他の病院でも治療が可能な程に回復したか― あるいは…限界を悟って僅かでも自由を…]
…そんな事、無いわよね。
[彼女はネガティブな考えを頭の隅から追い出し向き直ると散歩を続ける。 最も、この奇怪な病が治るとは到底思えないのも事実だが。]
…ミルクが、飲みたいわね。
[酔い覚ましと言えばミルクが最適だ。このまま食堂へ行けば手に入るだろうか。そんな事を考えながら、彼女は行く当ても無く彷徨う]
(9) 2014/06/29(Sun) 21時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2014/06/29(Sun) 22時頃
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[コロコロ、コロコロ。 口の中で飴を転がしながら廊下を進む。手には紙袋に詰められた、血で濡れたトレーナーが一着。飯のついでに、と隣から取ってきた物だ。持ち主が分かるなりいっそ燃やしてやろうかとも考えたが、すんでの所で思い留まった自分は中々に偉いと思う。 それでも洗って返してやる義理は無いので――そもそも自分が借りたものでも無いのだし――固まった血がこびり付いたままのそれを持って来たのだけれど]
……おや、丁度良かった。
[そうして歩いていれば、廊下に蹲る目当ての人物の姿>>5。部屋を尋ねたものの反応が無いので困ってはいたのだが(これを持ったまま食堂に入るのは流石に気が引ける)、これで目的を果たせそうだ。 ――彼に以前、ナイフで斬りつけられた事はしっかりと覚えている。本音を言うならば、話しかけたくも無い所ではあるのだけれど]
オスカー、これ返しますよ。
[嫌そうな声を隠そうともせずに、震える相手の肩も無視して。丸まった背中に当たるように、手にした紙袋を放る。 彼が泣いていようとどうしようと、自分には何の関係も無い事なのだから。 彼が特に引き止めない限り、そのままこの場を去って食堂へと向かうであろう]
(10) 2014/06/29(Sun) 22時頃
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[窓の向こうに縋る様に硝子を引っ掻いていたホリー>>4を思えば、再び窓に目を向けるのも躊躇われた。
座り込んだ身体を横に倒してぱたりと床に転がる。逃避的な思考が渦巻いて、見て見ぬ振りを決め込んだ。 廊下の窓際、その端に身を寄せて何分かの間、ずっとそうして静かに身を潜めて]
ホリー… どうして来てくれないんだ お前がこっちに来てくれよ…
[僕はここから出る事は出来ない。身勝手だけれど早く助けに来てくれと、そう呟き。 それも彼女の前では決して発することの出来ない言葉であるが]
[随分(といっても体感。恐らくまだ数分)してからようやく肘をつき上体を起こした。 じくじくと打ち付けた手が痛む。頭痛も絶えなく、眉間に皺を寄せて痛みが脈打つ感覚にささやかな抵抗をして]
(11) 2014/06/29(Sun) 22時半頃
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[そうすれば>>10白衣…、その声に顔を顰める。僕をオスカーと呼ぶ若い声の白衣は、ここでは一人だけだ]
………お前か。 何か用か。
[自然に距離を取るように壁に背を押し付けて、ずりずりと横へ移動する形となる。 武器がない、何かされたら抵抗する術がない。ひゅ、と小さく息を吐き出して、相手を睨みつける。
放られた紙袋も、受け取る気にはなれず、落ちてぱさりと音を鳴らすそれは横目程度で。 敵からのものなら触りたくもないものだ。]
これは何だ。
(12) 2014/06/29(Sun) 22時半頃
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[頬に何かが触れた気がしてゆっくりと目を開く。真っ先に緑色のベレー帽が目に入れば安直に画家だろうか、と予想して。]
……あなた、だぁれ? 画家、さん?
[相手が酒の匂いに気付くと、嫌なところを見られてしまった、と心の中でこの場所に留まったことを後悔する。……今更後悔しても遅いのだが。]
えへへ。 ーー少し、飲みすぎちゃったみたい。
[苦笑をしながら答えると、ズキズキと痛む頭を右手で抑えた。いつまでもこんな姿を見せるわけにはいかない、ましてや医者に見つかれば怒られるだけで済むわけがないだろう。早く立ち上がらねば。]
ーー……!
[立ち上がろうにも身体に力が入らず、目の前の相手に助けを求めるように視線を送る。彼はこの視線に気付いただろうか。もし、気付いたのであればそのまま肩をかりるだろうし、気付かないのであれば助けて欲しいと声を掛けるだろう。]
(13) 2014/06/29(Sun) 22時半頃
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[何か用か、と。そう問う声に、去ろうとしていた足を止めて至極面倒臭そうに振り返る。相も変わらず警戒心を剥き出しにしている彼>>12に小さく彼を竦めると、息を吐いてまた何時もの笑みを浮かべた]
君のでしょう、それ。 ディーンが忘れて行った物ですよ。
[どうでもよさそうにそう告げ、カツン。廊下を這って距離を取る彼に、足音と共に一歩だけ近寄る。 ヒュ、と小さく聞こえた息に、吹き出しそうになるのを何とか堪え。 君が俺に危害を加えでもしない限り、特に何もする気は無いというのに――胸中ではそんな事を考えながら。 紙袋から見える、血で汚れたトレーナーはもしかしたら、非現実病を患う彼の不安を余計に煽るかもしれないけれど]
(14) 2014/06/29(Sun) 23時頃
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んー? …ああ、僕は絵本を書いてるんだ
ネルって呼んで。君は?
[少女の視線>>13がベレー帽に向いたことに気付いて、ふふ、と笑う。 書いていた、と過去形にするかは迷ったけれど。まぁ目の前の少女には、些細なことだろう。
飲み過ぎた、と苦笑いを零しながらふらふら立ち上がろうとする少女に、違和感は覚えたけれど。助けを求めるような視線を投げ掛けられれば、少し思案をする。 肩を貸すにも、身長差が問題になるだろう。 うーん、とひとつ唸って、くるりと背中を向ける。]
おんぶでいい? 部屋まで送るよ
[力の抜けた少女を運ぶのは、これが一番だろうと考えて。抱っこの方がいいかなあなんて呟きながら、後ろの少女に視線を投げる。 断られれば不服そうな顔をしながら別の方法を考えるだろうけれど。]
(15) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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[>>14まるで演じる様に笑うものだ。こいつの日常的は笑みは、どうも気に入らない]
ディーン…? 誰のことだ。
[紙袋に手をかけ中を探ろうと…、突如の鳴る靴の音に肩を跳ねさせ、寄るな、と言って睨みつけた。 弧を描いた口元の裏腹には、何を考えているのだろうか。それだけでこの白衣は恐ろしく感じられるものだった]
[袋から取り出された黒いトレーナー、ここでやっとディーンは仏頂面の事だと気付いたのだけれど。 トレーナーの首元に汚れが付着して…、その嫌な匂いが、色合いが、血だと気付けば汚いものを触った様にヤニクへトレーナーを投げつけた。表情には恐怖も滲んで]
…、…!? おま、お前、まさか殺したか!? 仏頂面のあいつはどうした
(16) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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ニッハハーニッハハー。ニッハハッハハー♪
[機嫌良さそうに廊下を歩いていると階段付近の掲示板で張り紙を貼る院長(>>2)の姿を目撃して去った後にこっそり見に行くと転院者の名前が新しく二人追加されていた]
ふーん、また出たんだ。…ってディンさんと朝顔ちゃんじゃん ……良かった、朝顔ちゃん治るんだ
[自分よりも若く、そして奇病に侵されても自覚が無く無邪気に笑ってみせた幼女を思い出す。彼女からは元気を貰ったが、たった一つだけ心残りがあった 「また明日ね」そう言って別れてから一度も会わずに違う病院に行ってしまった事。それだけが心残りで、クシャミは自室に駆け出し机の中からチェスの柄の便箋と用紙を取り出して手紙を書いた]
(17) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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『 朝顔ちゃんへ 転院おめでとう。キミはこれから治るっていう話を聞いて僕はとても嬉しいよ。また明日って言ってから会えなくてごめんね。でも、中庭で楽しそうにする朝顔ちゃんを見てこれから病気が治っても元気でやれると信じてるよ ゆうちゃん…お姉ちゃんに会えると良いね。きっとお姉ちゃんも朝顔ちゃんに会いたがってるはずだから、会ったら甘えると良いんじゃないかな 僕も、きっとそっちに行くからその時は仲良くしてね』
[朝顔にも読みやすいようにふりがなを振ったが、意味のわからない単語等はきっと看護婦が説明してくれるだろう。ふと机の中を見ると便箋と用紙に余りがあり、一緒に万年筆が置いてあるのを見つけ、しばらく考えてからもう1セット取り出してディーンへ手紙を書き始めた]
(18) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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『 ディンさんへ やーいやーい、ホモと離れられて嬉しいやーい!向こうでも男の人に手出ししたら駄目だからね! 大体人の部屋に上がってって何も無しでジャージだって返してもらってないんだからね。泥棒だよ、泥棒。あといつまでも仏頂面とかマナー悪いんだから病気治ったら愛想笑いの一つくらい覚える事。そんなんじゃいつまで経っても友達なんか出来ないんだからね!
追記 転院おめでと 返す 』
[便箋の中には万年筆を一緒に入れたため朝顔の手紙に比べて分厚い物となってしまったが構わないだろう。と思い一緒に入れる ディーン宛には自分がディーンにした「いーー!!」という挑発のイラストを懇切丁寧に書き加えたが、暫く考えて追記にちょこっと祝う言葉を書き加えたのはクシャミの中でもディーンに対しての印象がそう悪くなかったからだろう]
(19) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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[手紙を書き終えるとボールペンと便箋をポケットにくしゃくしゃにならないよう突っ込み、院長室へと駆け出した
その途中、掲示板を見つけ、暫く立ち止まりそこに書かれている文字を眺めていたがやがて何を思ったのかディーンの名前の後に小さく(ホモ)と書き加えたが誰かそれに気付く者は居ただろうか]
ニハハ、ミッションコンプリートだにゃー
[楽し気に笑うと院長室へ一直線に駆け出した。その途中クシャミを目撃した者が居たかもしれないが声を掛ける暇などなかっただろうし、クシャミも誰かを見かけたとしても無視しただろう]
(20) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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[院長室に着くと挨拶代わりにノックをして返事も待たずに中へと入った。院長は奥の椅子に座っていただろうし、そうでなかったとしてもクシャミには関係無かった 院長は誰にでも生きる希望を与えようとして、それは自分に対しても例外では無く口だけの医者を見てきたクシャミにとっては忌むべき存在だったからだ]
院長、これを朝顔ちゃんとディンさんに送ってほしいんですけど構いませんよね
[それだけ言うと返事を待たずに机に置き、部屋を去った。これ以上彼と顔を合わせて居ると殴るかもしれない 色を失ったクシャミの目は絶望に染まっており、自分がいつ死んでも構わないと言う事がわかるくらいだ。そんな所を院長に知られたらきっとまた余計な事を言われるに違いない]
…でも察し良い人だから気付いてんだろうなぁ
[小さくため息を吐くと、そのまま1階の廊下をウロウロし始めた]
(21) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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[寄るな、と睨まれれば小さく苦笑し、言われた通りに足は止めてやる。 しかし訝る彼の様子>>16には、呆れたように肩を竦めてみせた。トレーナーを貸したのだから顔見知りと思っていたのだが、違ったのだろうか]
誰、って。知り合いじゃないんですか。
[しかし、トレーナーを確認すれば思い当たる節もあったらしい。まだ仄かに血の匂いの残るそれを見るなり、突如飛んできたトレーナーを腕で受け止める]
………、何をするんです。
[他の者ならば、このくらいでそう苛立ちもしなかっただろう。しかし相手が彼ともなれば、話は別だ。笑みを消し、代わりに不機嫌そうに眉を寄せて恐怖の滲んだ相手の顔を見下ろし――小さく口の端を持ち上げる。 嗚呼、相変わらずの妄想癖をお持ちの事だ。彼の脳内では、自分が彼を殺した事になっているのだろうか。 全くもって――反吐が出る]
ディーンなら、もうここには居ませんよ。
[殺していない、と。そう否定してやる義理も無い。それに言った所で、この彼が自分の言葉を信じるとも思えない。 嘲笑じみた笑みを浮かべたまま、ただ淡々と事実だけを伝える。 彼がその言葉をどう取ろうが、別にどうでもいい事だ]
(22) 2014/06/29(Sun) 23時半頃
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