40 おおかみさんが通る
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答えなぞ、とうに。
[獲物の息を止めずに在ったあの夜から。
我が身可愛さにと殺さず喰わず、そう実行したあの夜から。
我が身可愛くば息の根止めて、喉笛から噛み殺した方が佳かったのだ。
下手に顔を見られていたなら、もう云い逃れはできぬ。
最早もう、後には引けぬ。]
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― 三日:大通り ―
[男が去った後も、しばらく彼女はその場から動かなかった。 夕暮れになり、ゆっくりと立ち上がると、教会への坂を登り始める。
坂の途中で振りかえり、街を見下ろす。 この街のどこかに、あの人はいるのだろう。
首元からごそごそと、服の中からペンダントの鎖を引き出すと、ロケットを握った。中には桜の小粒銀。
あの人が戻ってきた時には笑顔で迎えよう。 それまで、せめて心配をかけないように…。
そう思うと、くるり、と街に背を向け、坂を登って行った。**]
(7) 2011/01/06(Thu) 03時頃
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一つ、大きな嘘をついた。
親ならどんな反応でもいいと。
あんなもの、大嘘だ。
人のまま、蔑み憎み泣き怒り直ぐさま首を撥ねられるくらいならば。
人として接した全てを憎まれるくらいなら。
物ノ怪として憎まれた方が幾らかにマシだ。
人に長く、在りすぎた。
[狼一匹捕まれば、他は全て釈放されよう。
あの同胞も同じくきっと、逃げて暮らす事が出来よう。
約束は、守れずとも。
それでいい。]
[憎まれるならば人狼で。
暮らすであれば人間で。
人を襲う物ノ怪のよに、他の目にそう映れば佳い。
“身勝手”で済まない、と謂った念いは人のもの。
伸ばした腕や耳、尻尾や声は獣のもの。
長く人とあった獣は“人の成りした狼”か“狼のような人間”か。
長く在りすぎて解るまい**]
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