情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[――どうやってこの街に来たか。
死んだ後、生まれ変わる先は狐には決められない。
つまり、たまたまです。としか答えようがないのだった。
そうやって渡り歩いてきた世界の中でも、この街は特におもしろく居心地がよかったので。]
――わたくしは死んで、生まれ変わるためにこの街に来たのですから。
[祈祷の準備は済ませてあった。
榊の枝も仕入れてあったし、朝起きて禊もした。
狐はこの八度目の生が終わりに近付いていることを予感しつつも、他者のために祈り願うこと――即ち狐の思う善行は、死ぬまで続けるつもりであったから。]
【人】 炎天の雷光 インティJr→ 祝賀会過ぎて、夜の雨中 ─ (11) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[空の向こうに、父たる太陽は見えない。 (12) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr→そして、翌朝─ (13) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr
(14) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr
(15) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[対処ができることなら、大概のことはきっとこの兎は鎧で防ぎきり、相手を切り伏せることができたと、鳥は思う。たとえ自分のような肉食の者が相手であれど、あの頑強な鎧は貫けない。 (16) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[鳥は、兎が己の死についてどのような感情を抱いていたのかを知らない。それを知っているとすれば、あるいはより彼の側で見ていたものだけだったろう。 (17) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[これまでで、これまで接してきた死の中で。 (19) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[これだけの強者でも、敵わないのかと。 (20) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[死体の前に、触れるでもなくしゃがみこみ、膝をつきその躯を見下ろす。] (21) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[こんなものは。こんなふうに (22) miseki 2019/10/18(Fri) 00時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr……………─── (28) miseki 2019/10/18(Fri) 01時頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[鳥は、そのきぃいんっと響き渡る迷惑な猛る甲高い声がこだまし、その余韻が残る間、真上に嘴を向け白い喉と嘴の先で三角錐の流線型を描いていた。] (31) miseki 2019/10/18(Fri) 01時頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr
(32) miseki 2019/10/18(Fri) 01時頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr>>36 (37) miseki 2019/10/19(Sat) 14時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[大鷲はンゴティエクに両方の翼を手前に包み込むように構えたポーズをとり、] (38) miseki 2019/10/19(Sat) 14時半頃 |
【人】 炎天の雷光 インティJr[とりあえず、それぞれの身体の居所が決まるなら、大鷲は兎の墓の目印には剣を提案する。] (39) miseki 2019/10/19(Sat) 14時半頃 |
[一度目の狐の死は、苦痛と怨嗟に満ちたものであった。
死の間際、手を差し伸べたあの人間がいなければ、それこそ怨念が石と化していたかもしれない。
かつての狐はそれほどの悪狐、八つに分かれた尾を持つ化け狐であった。
悪狐であったが故、狐は数百年にわたり人の世で悪を為し続けた。
狐の尾はその生で悪を為せば増え、善を為せば減る。
かつての狐は九尾に成ろうとして、あと一歩のところで遂に、退治された。]
[致命傷を負いながらも山中に逃げ込んだ狐は、しかし最早命が尽きるのを待つばかり。
そんな狐を見つけたのは、毬栗頭の少年だった。
狐のことなど何も知らない少年は、ただ弱った獣を哀れだと思い、たどたどしい手つきで傷の手当てをし、食べ物を狐の元に運んだ。
少年の手当てはヘタクソで全く功を奏さなかったし、置かれた食べ物を口にする力すら狐には残っていなかったが。
狐は初めて、人の無垢な善意というものに触れた。
それはただ弱っていたからこそのことで。
普段の狐であれば、迂闊にも近付いてきた少年を食い殺して成り代わるくらいのことはしていただろう。
身動きがとれなかったからこそ、狐は初めて善良な人間の顔を、間近でまじまじと見ることとなったのだ。]
[数日後、狐は事切れた。
天寿を待たずして死んだため、それまで生きてきた九尾への長い道のりは全て水の泡、最初からやり直しとなった。
もう一度九尾を目指すか、そうではない道を選ぶか。
狐は最期に見た少年の顔を思い出して。
そういえば礼を言いそびれたな。と思った。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi