6 偽りの聖戦《イミテーション・ジ・ハード》
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 01時頃
/*
中身失礼。
申し訳ない。相談もなしに白CO orz
明日からは昼間ほぼいられないのと、どうにも白も赤もお互いに動きにくそーな空気を感じるので…早めのCOにさせてもらいました。
ここで言ってもなんだけど占い師、素村同然にしてごめん!!
遅くなりましたが、闇同士よろしくーです
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― 失われた清水の地《ロス・アクウィエス》 ―
[アクハト写本に書かれていた、花が咲き乱れ小鳥が舞い踊る理想郷は――既にそこにはなかった。
辛うじて溢るる魔力《マナ》の源流が失われていないことは、魔術を得物とするリンデルにとって救いだったか]
(18) 2010/03/22(Mon) 09時半頃
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[――ゆらり。
女の持つ鏡面が揺らぎ始め、そこに視線を送る]
[鏡が映すはセフィロトの祭壇。
主が選ぶは第六のセフィラ――――ティファレト]
(19) 2010/03/22(Mon) 09時半頃
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[竪琴の調べ。不可解な記憶。
あれは自分の心を惑わせるために故意にやったものなのか――そうでないものなのか、純粋に知りたかった。
ティファレトが、湖にいた時の片翼の純白を現(うつ)す。
――純白が、あの旋律を奏でていた光景。
旋律が想うのは。 愛しい詩(ひと)? それとも、憎(いと)しい詩(ひと)? 定かではなかったが。
――――彼の旋律が偽り《イミテーション》でなかったことは、識ることができた]
(20) 2010/03/22(Mon) 09時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 10時頃
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――――ッ!?
[得られた情報はこんなものか。 原初の幻燈鏡《セフィラ》から現視を終わろうとした瞬間]
第五のセフィラが……!
[赤き光輝(ひかり)を放つ第五のセフィラ・《ゲプラー》。
それは急速に光輝(ひかり)を失い、端から紅き砂となって崩壊を始める。 瞬く間にセフィラの形象(かたち)はなくなり。
ザアッ――
巡る風が紅き砂を舞い上げる。 最初からそんなものなどなかったかのように。
原初の幻燈鏡《セフィラ》が一つ――《ゲブラー》は、消滅してしまった]
(24) 2010/03/22(Mon) 11時半頃
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確か、《ゲブラー》が示していたのは、祭門――。
[つまり、そういうことなのだろう]
…………。
[偽りの力在る者《イミテーション・ジーニアス》の強襲を受けた? つまり自分より後に鳥居をくぐった誰かが? いや、それとも遠隔からの干渉?
――祭門の死は、すなわち確実な退路を断たれたことを意味する]
…私が。 私が、もっと彼に気を配っていればッ……!
[少し考えれば、滅びの根源が運命の基礎となる九人《シャダイ・エル・カイ》の退路を断つため、彼を真っ先に狙うことは想像できた。 言いようのない後悔が、身に押し寄せる]
(25) 2010/03/22(Mon) 12時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 12時半頃
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祭門……短い間でしたが、本当にありがとうございました。
――せめて、安らかに。
[祭門に向けて祈りを口にした]
――でも、偽りの力在る者《イミテーション・ジーニアス》でないのならば、セシルは一体何者なの…
(37) 2010/03/22(Mon) 15時頃
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[わからない。
パズルの破片《ピース》を繋ぎ合わせようとしても、いびつなかたちになってしまう。
それが繰り返されているような感覚。
積み木遊びのお城が見えない何者かの手で崩され、やり直してもあるべきかたちが完成しない。
それが繰り返されているような感覚。
終端《ゴール》に向けて走り出したのに、終端《ゴール》が見えなくていつまでも走る。始端《スタート》こそが終端《ゴール》であることも知らずに。
それが繰り返されているような感覚。
いびつなのは、破片《ピース》か、世界か、自分なのか――。
それとも、全部?
――魔導兵装の蒼い翼の下にある右肩が、疼いたような気がした]
(38) 2010/03/22(Mon) 15時半頃
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[鏡から、歌が再び聴こえてくる。 前に聴こえた歌の、続き――だろうか?
あの時のきこえてくる声自体は小さかったのに、今度の声は段々とこちらに近づいてくるようで。 鏡面がゆらゆらと揺らぎはじめたことから、コリーンかベネットのどちらかが還ってきたのだろうと思った]
もう、オスカルったら…誰かを還す時には、あらかじめこちらに呼びかけてほしかったのに。
[ひとりごちながら、右腕を伸ばして鏡を前に向けた。 鏡面から光が放たれ、それはヒトのかたちを作っていく]
(39) 2010/03/22(Mon) 15時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 15時半頃
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[運命の鎖《リーニュ・ディスタン》はかくも数奇なもの。 ――宵と暁の、邂逅]
[ヒトのかたちは、予測から大きく外れていた。 人魚姫《ディーヴァ》でもベネットでもない。 そこには――。]
せ、せし…る?
[眼前を、白き羽が舞う。 思わず素っ頓狂な声が出てしまった。
彼に感じる既視感《デジャ・ヴ》は自分の心を乱す。
――しかし、滅びの元凶である偽りの力在る者《イミテーション・ジーニアス》でないことはわかっている。 運命の基礎となる九人《シャダイ・エル・カイ》が欠けた今こそ、敵意など向けるべきではない。
そう自分を強く律する]
(45) 2010/03/22(Mon) 20時頃
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お、おかしな所って、そんな言い方…! ……確かに、私も正直かなり混乱していますが。
[偽りのない率直な感想を述べた。 なぜ彼が鏡から? オスカルと何か関係が…?]
――あ、本当。翔太の姿が見当たりませんね。 …ビアンカ、も?
[オスカルやベネット、コリーンは数えられないとしても。 辺りを見回し、数が足りないことを確かめた]
(46) 2010/03/22(Mon) 20時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 20時頃
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――どうしたんだろう、あの鳥…。
[天空(そら)に、白雀《パッセロ・ビアンコ》の姿を見つける。 ――このような場所は鳥が普通に生息できる空間なのか?]
大きさからしても、ビアンカではないみたいだけれど…なんだかぎこちない飛び方。
[白雀が必死で向かおうとしている方角に、目を凝らす]
(51) 2010/03/22(Mon) 22時頃
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はい、そうしま――。
え、えっ…!?
[まだ言い切らないうちに、セシルに身体を抱えられてしまう。
普段は起伏の少ない表情も、この時ばかりは面映ゆい感情が抑え切れずに]
け、結構ですからっ。 私の翼は、あなたのような本物ではなくともただの飾りでなどありません…!
[しかし抗議の言葉は聞き入れられず。
下手に動けばバランスを崩して落下しそうだったため……頬を染めながら、彼の肩に腕を回すことしかできなかった]
(65) 2010/03/22(Mon) 23時半頃
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……あれは。
[セシルの高度が上がっていくにつれ何かが見えてくる。 この距離でもわかる。 とても巨大な――]
那由多の創世を司る天宮《ツァールロス・ヒンメル》…?
[そこに滅びの根源たる王者はいるのだろうか。
――創世。滅亡。 一見相反する言葉ではあるが]
(66) 2010/03/22(Mon) 23時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 23時半頃
あいつだ……あの女だ!!
["力在る言葉《カース・ワーズ》"に鼓動が食らいつく。]
ああ…貴女。銀髪の乙女よ。
幾千の時を経ても、まだ生きていたのですか。
ぬけぬけと。のうのうと。
嗚呼、早く逢いたい……私の手で、その髪に触れ……
今度こそ貴女の清らかな魂を、食らってやりたい。
["闇"の欲望は、膨らんでゆくばかり。]
[言葉に縛られ、鎮めさせられようと、悪魔の欲望は収まらない。]
《以前》は震えて見ているばかりだった貴女
今度は私を止めようとでも?
無駄なことを。
臆病者は、臆病者。
どうせ何もできやしまい。
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[荒涼とした世界の中にあっても、翠を咲かせる世界樹《ユグドラシル》。 翠の瞳に、始原たる翠が映る]
小鳥は無事、なのですか…?
[体勢の問題で、大変下を見下ろしづらいのだが。 純白(しろ)の言葉には、嘘は含まれていない様子。ほっと一息つく]
――ええ。参りましょう。
[問いには、少し考えた後…こくりと頷いた]
(74) 2010/03/23(Tue) 00時頃
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[嘆きの歌は響く。それは世界への哀歌。世界を愛してやまないが故に世界を憎んで仕方ない女の歌]
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[ますます高い位置まで上昇し、天上を仰ぎ見た。
――割れた空。
――亀裂から覗くは、闇よりも昏(くら)き黒]
これは、なんなのでしょう…? 滅びの連鎖《カタストロフィ・チェイン》の影響を受けて、ここまで…?
[ただただ圧倒されながら、ぽつりと呟く]
(80) 2010/03/23(Tue) 00時半頃
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[雄大な世界樹《ユグドラシル》の梢にふわりと下ろされる。 そのまま腰を落ち着け、セシルの話に耳を傾けていたが――]
崩壊を、前にも…? っ――セシル! どうされましたか!?
[突然声をあげ、右眼を押さえたセシル。 眼を押さえていない彼の片方の手を、両の掌で包み込んだ。
どこか怪我を? 自分の治癒術式で間に合うのだろうか? ビアンカを連れてくるべき…? そんな思いがぐるぐると頭を駆け巡る]
(87) 2010/03/23(Tue) 01時半頃
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宵闇《ウィ・ナ》――?
[奏でられるように紡がれる詞。 そんな中自分に呼び掛けられたものだと思われた言葉を、おうむ返しに聞き返す]
……月(せかい)?
[奪う? 自分が? 彼から? なぜ?
いや、それ以前に、自分とセシルには会った記憶もないのに?
――ずきん。頭に痛みを感じる]
(92) 2010/03/23(Tue) 02時頃
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――――!?
[さっきまで優しかったはずのセシルが、なぜ?
反応が遅れ、彼の手が首筋に伸びる――。]
か…はっ……
[首に力が込められる。 なにかを喋ろうにも喋ることができない…
だが抵抗心は残っていた。 死に物狂いで、服の下から暗器用短剣を素早く取り出し――彼の腕を切り付ける!]
(100) 2010/03/23(Tue) 02時半頃
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― の記憶―
[それは、歯車が複雑に絡み合ったことによる出来事だったのだろうか?
滅びの連鎖《カタストロフィ・チェイン》のように些細な出来事が積み重なって生まれたのだろうか?]
『にいさま――?』
[私をがらんどうの瞳で、優しい兄が見つめていた。
私の足元には、血塗られた皇女様の物言わぬ骸。 私の服にも、皇女様の血が飛び散っていて。
ああ、愛しいにいさま。 どうか私を信じて。
――一体あの時、何と説明すれば、それからの悲劇は起こらなかったのだろう?]
(103) 2010/03/23(Tue) 02時半頃
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……けほっ!
[切り付けたことで腕の力が弱まった。 むせながらもなんとか後ろに飛びすさり、彼から距離を取る。
彼に何があった――? 偽りの力在る者《イミテーション・ジーニアス》ではないはずなのに、どうして?
その時、セシルの持っていた竪琴から耳をつんざかんばかりの音が聞こえてくる。 それに呼応してか、彼の紅き右眼は血が洗い流されるように蒼に]
けほ、ごほっ……!
[彼がこちらに何か言ってくるが、答えられない。 まだ、喉の調子は正常に戻っていなかった]
(107) 2010/03/23(Tue) 03時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/23(Tue) 03時半頃
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[ひとしきり噎せた後、セシルをじっと見つめる。
今の彼の双眸は蒼い。 敵意も、感じられない…]
だい、じょうぶ…です、けど。 ……あなた、さっきのこと…覚えてないのですか?
[翠に、純粋な怯えの感情が灯る]
(110) 2010/03/23(Tue) 03時半頃
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― の記憶―
『 』
[――不夜の宮殿《エクリプセ・ナハト》。
月の輝ける宵闇《ウィ・ナ》など、永遠に訪れない牢獄。
見張りの目を盗んで。
姫君は離宮にある塔の上に佇む]
『 』
[呼ぶのは、愛しい騎士の名]
(145) 2010/03/23(Tue) 14時頃
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…………。
[今は殺意の見えないセシルに、何と言うべきか迷うような表情を浮かべる。(>>111)
偽り《イミテーション》でないことがわかっているだけに。 彼がいつ危害をかけてくるかわからない状況は――辛い]
……今は、そのことは置いておきましょう。
あの人魚姫《ディーヴァ》、内容全ては頭に入らなかったけど…無の世界《ザ・クリアー》を創世する、と……?
[聞こえてくる歌に、即座に耳を塞ぐ。 彼女が――偽りの力在る者《イミテーション・ジーニアス》?]
(148) 2010/03/23(Tue) 15時頃
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[コリーンの隙をついて攻撃の術式を放とうとした、その時]
…ベネット!?
[先ほど見かけた白雀《パッセロ・ビアンコ》が姿を変える(>>123)。 しかし、彼が世界樹という言葉を口にした時。 彼の正体を理解した]
――そうでしたか。 あなたが、運命の羅針盤《コーディエライト》だったのですね…。
[リル・クラテリスに託された「任務」。
本来なら全てにおいて中立でなければならない羅針盤を護りながら、家族の元で人間らしい感情に目覚めさせ。
――闇に傾きすぎた世界に、光を差してくれる奇跡に賭けること。
だがあまりにも人間らしい感情は、時には闇にも傾きうる。 ベネットが闇を差してしまうことも、この世界においては無視できない可能性であった]
(149) 2010/03/23(Tue) 15時頃
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う、ああああっ……!!
[突如、地上から禍々しき闇の波動が身体中に襲い掛かる。 びりびりと痺れたような感覚が駆け巡った。
――この波動も、前にどこかで。 識っている――――]
(150) 2010/03/23(Tue) 15時頃
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…え?
[――運命の羅針盤《コーディエライト》は、力在る者《ジーニアス》の能力を幻燈鏡《セフィラ》を通して操れる。
アクハト写本に記された言葉。
だから、今のベネットの言葉は、誰かの能力を共有して識ったのだろう。(>>124) それは納得できるのだが]
……漆黒の王《モーリアン》?
[――――ドクン。
心臓が、大きく鼓動する。 そして続く言葉には目を丸くして。 信じられないといった感情すら滲まない言霊(こえ)で言った]
――しょうた、が?
(151) 2010/03/23(Tue) 15時頃
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