226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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―深夜―
[目を開けた。]
[目に入るは闇。ところどころで光る、緑色の光。壁から背を離して、あたりを見ればそこがどこだか、すぐに分かる。何年もここにいるわけじゃない。]
[図書室から出てすぐの場所だ。どうやら、座り込んで寝ていたらしい。誰も起こしてくれないなんて酷いな。壁に手をあて、ゆっくりと立ち上がれば軋む左足。
まったく。誰も起こしてくれないなんてひどいなぁ。浮かべたのは苦笑い。足を引きずりながら、自室へと向かう。]
(57) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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―深夜:自室―
[こんな夜中に外に出たことなんて、あったかな。覚醒しきらない頭じゃ、忘れた記憶と落とした記憶の区別なんてつかない。まあ、いいか。自室に踏み入れれば、淡紫がいつもより濃く見えた。
……夜だからかな。
シャワーでも浴びようと。着ていたシャツをベットの上に投げ捨てて、ふと、足元の白に目をやる。]
[自らの 影が 歪んで いた]
[床に映るのは、自らの体を透した歪んだ月。身体を蝕む水晶は、包帯の外にまで這い出て、右半身を覆う。心の臓まで、もう少し。内まで侵されねば、動きは止めずとも――――その透き通った姿は、動を知らぬ彫刻の様。]
[でも、どうでも良かった。いずれ消えてしまうことなど。
そんなことより、その姿が思い起こさせてしまった“もうひとつの症状”に、俺は――――俺は、動揺していた。それも、ひどく。手紙のいくつかが破れる音がした。自らの透明な影をにらむ瞳が、酷く揺らいでいだ。]
(58) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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[俺は――――あの後、何を。】
[図書館を出たあとのことが、想い出せない。どうしてもどうしても。代わりにそこにあるのは、奇妙な空白。この感覚はいやというほど知っていた。]
[突然落ちる俺の記憶たちは、規則性もなにもない代わりに、遠い記憶から抜け落ちることが多かった。近くとも、数か月前。これまで俺が、何の不自由もなく(苦しみつつも)生活できたのは、そのおかげ。
ならば、これが何を意味するのか。]
…………嫌、だ
[蹲って、絞り出す声は、普段とはうって変わった弱々しい声。]
(59) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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これ以上 奪わないで、
[どうせなら、どうせなら全部――――“消して”くれたって]
[憐れな願いは、病には届かない*]
(60) 2015/06/09(Tue) 20時頃
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―翌日:廊下―
[頭が痛いのは、体調のせいじゃないことぐらいわかっていた。赤く腫れた目元はいくらかマシになったから、よくよく見られでもしない限り気づかれないだろう。
心は、晴れない。いったいこれが何を意味するのか。 ――――足は、不思議とあの忌々しき部屋へ。あの部屋だけは、忘れない“落とせ”ない。
今までろくに用もなかったあの部屋へ出向くのに、自嘲の笑みを浮かべた。苦々しく。……薬でも出されるのかな、なんて。どうでもいいことを心のうちで吐いて。嗚呼、そうだ包帯もどうにかしてもらわないと。]
[向かうのは、せんせーの部屋。足取りは重い。]
(70) 2015/06/09(Tue) 20時半頃
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―廊下:医務室前―
[引かれた蛙みたいな声が聞えた気がした。というかはっきり聞こえた。やや虚ろげにさえ見える視線を上げれば]
ああ、メルヤか。
[いつも通りの光を取り戻しつつ、声をかけた。……あの部屋だったのかな。現場は見てなくとも、なんとなくは察せられて。(そもそも、遠目で俺を見つけたら、こいつならもうちょっと面白い反応を早くしてるはずだ)]
偶然……偶然、ではあるね。 なんだい、化け物にでも出くわしたみたいな反応してさ
[軽口はやけに皮肉めいた。常なら面白がってもう二言三言かけるところなのに、そこでもう口を閉ざして。視線だけが、彼を捉えていた。口元は口角を上げてるつもりだったけど――――ちゃんと、あげられてる?
思考は、完全にどこかにとられてしまっていた]
(79) 2015/06/09(Tue) 21時頃
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……ちょっと調子悪くてね。
[ちょっと、に重点を置いて答える返事は、誤魔化し以外のなにものでもなかった。いつもならもう少し呼び止めてからかったりするところを――――止めなかったのも、勘付かれたかもしれない。
去り際のセリフに、反射的に振り返ったのはその直後だった。]
――――……嘘、だ
[欠けた記憶は、何も言わない。]
そんな訳……ないよ。 何かの勘違いじゃ、ないかい。
[彼が冗談など、いうたちでないことなど知っていた。]
(90) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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なぁ、そうだろ……!?
[去って行く後ろ姿に声をかければ――果たして止まってくれたかどうか、声は間に合ったか、どうか。彼の固さには、気づけない。そんなことより
俺はこんな時でも、自分の方が大事だったわけだ。去った二人の顔より先に、失った記憶に意識がいったのだから。俺にとって、少し前の――昨日の記憶を引きづり出す。
大丈夫だと笑った彼女の顔は、消えていない。]
(91) 2015/06/09(Tue) 22時頃
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[冷たい。一瞬、息がつまって。自らが何を問うとしていたかに、気づく。喉になにか嫌なものが絡んだみたいに、声が出なくなる。
ああそう言われたら何も言えないじゃないか。刺された釘に対して無言。でもそれは肯定じゃなくて――――意図的不理解、というところだろうか。
今深く考えたら、どうにかなってしまいそうだった。]
…………ああ。
[何に対しての返事だったか。息を漏らすように呟けば、もう呼び止めることはなく。今度こそ、医務室のドアを、重い手をあげてノックした*]
(106) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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―医務室―
[久しぶり――でもないけれど。昨日ぶりに訪れたその場所は、やっぱり気分が悪かった。それに加え……隅で横たわっていたナナオの姿が思い出されて
本当に気が触れてしまいそうなぐらいだったけれど]
……せんせ。
[何か、片づけをしていたのだろうか。こちらに背を向けている医者に声をかける。君からくるなんて珍しいね、なんて振り返りながらこちらを見た顔は、(気持ち悪いと思うぐらい)笑顔だった。]
広がっちゃってね。 包帯もう少し欲しいなって…………うん、いいよ面倒でも。それぐらい、どうってことないさ。
[背をなぞる先生の手が、いつにも増して不気味に感じた。きれいだね、と言われれば、どーも、と返すけれども――――綺麗だから、何になるのだろう。]
(111) 2015/06/09(Tue) 22時半頃
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あとさ、せんせ。 …………記憶の落ち方って、さ
[なんでもない風を装って。呟いた言葉に、背中を診ていた指が止まる。……寒気すら、感じた。なんだ、これ。なにこれ。]
なんでもないよ
[誤魔化すように、そう吐き捨てれば。ならいいんだ、と柔らかい声色が耳に伝わった。――――一刻も早く、この部屋から、出たかった。胸にまで広がった包帯の礼を述べれば、足早に医務室を後にする。
先生の目は、笑ってなかった。一度も*]
(112) 2015/06/09(Tue) 23時頃
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―自室―
[休みたかった。嘘。逃げ帰ってきた、の方が正しい。癖なのか衝動なのか、山積みの白から真新しい紙を引き抜いてペンを持つも…………肝心の“書きたいこと”を落としてしまったのだから、話にならなかった。]
[ベットに体を預ければ、天頂の太陽が眩しい。]
[“連れていかれた”二人の影を呼び覚ます。 ちり、と焼けるような痛み。やっぱり昨日の記憶が……と思ったところで、もうひとつの事実に気づいて
もう狂った苦笑しかでなかった。
最後にゆりにあったのはいつだったか。彼女の儚げな後ろ姿しかわからなくて。手で顔を覆うのは……何もかも分からなくなりそうだったから*]
(185) 2015/06/10(Wed) 13時半頃
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―ある日の中庭―
[まだ落としていない、記憶のひとつ。]
[朝の中庭は、好きだった。空気が冷えてるのもいいし、昼間の賑やかさとはまだ違った落ち着きがあって。
窓から見下ろすのが、趣味だった。いつからだったか、そこに小さなお客が見えるようになったのは。]
[いつしか、彼女の口ずさむ歌を聞くのが日課のようになっていて。でも、あの子には伝えず、昼間はいつも通りに接していたっけ。]
[それが少し、もどかしくなって……嗚呼、あとちょっぴり驚かせたかったのもあって。
我慢できずに、庭に足を向けた、あの日。]
(186) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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[一回目は、味気なくて思わず拍子抜けしてしまったけれど]
[二回目に、慌てたように頬を染めて、目を逸らした少女を見たら――しばらく目が離せなかった。そらしたく、なくなって、しばらく彼女を追った瞳。
何故か思い出したのは、部屋の淡紫。
君の唄う歌が聞きたいなと、確かに思ったのに、どうして告げなかったのか。今さら思い出しても、もう**]
(187) 2015/06/10(Wed) 14時半頃
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―自室―
[ひらり。揺らぐ視界の隅に、白い花吹雪が見えた気がしたのは、つい先ほどのことだったか。どうやら微睡んでしまったようで、体を起こせば、どこかが軋む音がした。
俺を起こしたのは、どうやら奇妙なリズムだったようだ。
こんなことするのは誰だったか。思い出すのは、先の口約束――――嗚呼、あいつ、かな。]
…………いいよ。
[一瞬迷うも、最終的にあげた声は肯定。ベットから腰を浮かすのは少々、面倒だったから。]
(280) 2015/06/11(Thu) 00時頃
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[なんだその顔、訪ねてきたのはそっちだろう? そう言いかけたけれど、飲みこんで。にへらとあいまいな笑みを浮かべた。こちらの返事から、扉があくまで少しの間があったのには気づかないふりをして。]
寝起きだからね ん――――夢でも見てたかな。
[冗談めいた言葉はあながち嘘というわけでもなく。本当に夢を見ていたような気がしたけど、どんなものだったかは思い出せなかったから口にしてやらない。
差し入れは微笑んで受け取っておいた。]
昨日の答え、してやろうか
[彼からの問い>>1:268は何故だか覚えていて。皮肉めいた口調は――――彼の様子を、少し、訝しんだから、かもしれない。]
(286) 2015/06/11(Thu) 00時半頃
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[彼の瞳は、些か尖りを持っていたか。]
そろそろ、かな。
[重い一言は、軽く零される。ユリは置いておき――ナナオはそう、酷くは見えなかった(俺が“落した箇所”で何があったのかは、分からない)。
そこで俺の様態の急変と来ては。ばれれば、すぐ。急に広がった結晶化が、すべてを示していたのかもしれない。そろそろ“心”だった蝕むと、そう、言いたげに。]
“そろそろ”が、良い。
[混ざる願望。それは――――決して隔離でなく、“消失”を意味するものであったけれど。]
(292) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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なぁ。 お前まで“落させて”くれるなよ。
[やけに回る舌に、目を細めて。告げる言葉は非情。やけに落ち着いてられるのは、もう、“慣れ”なのか“諦め”なのかは分からない。
手を伸ばすのは、バナナだったか。しっかりしたものを咀嚼する気にはなれなかった。]
(293) 2015/06/11(Thu) 01時頃
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……そうだね。 叶わないことの方が、よっぽど多い。
[歯痒かったのは、彼だけではなかったかも、しれない。
そうだよ。あの時から。俺はいつだって俺が俺の“記憶”が大事なんだ。いつだか――そう、あの時。この“少年”の頭をなでて、すべてに気づいたあの時から俺を苦しめる罪悪感など
これこそ、]
……なんだ、らしくない。
[浮かぶ笑みは、もしかしたら歪んでたかもしれない。示された矛盾には肩を竦める、のみ。早く体の方が消えてしまえばいいのに。叶わないのは、しっていた。いつだって、何もかなわない。
この無常感はどこから? ――――淡紫は、何も言わない。 彼の瞳を見つめ返す俺の瞳は、どんな色を映していただろう。]
(311) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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でも、やだな。 あんたから「はじめまして」なんて聞くのは。
[零した言葉は、“ほんとうのこと”の方*]
(312) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[らしく、ね。]
[いつまで保ってらるか分からないそれに思いを馳せてみたけれど――――そのあとの、言葉で。瞳をぱちりとさせれば。思わず漏れたのはいつも通りの笑み。]
いうのは安い、ってね。
[いつかみたいに、彼の頭に手を伸ばせば――――届かせてくれただろうか、冷たい右手を。あの時はまだ、指だけだっただろうか。今ではもう、温もりすら感じないその腕を。]
なぁ坊主。 じゃあアンタの、“唯一の”願いはなんだい。
[少し。逝く前に、からかってやりたかったのかもしれない。薄ら悟っていた“裏返し”の欲を、言葉にして問うたのは初めてだったかもしれない。
“俺の”最後のつもり、だったのは、確か。]
(316) 2015/06/11(Thu) 01時半頃
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[包帯の下。透明な手に、固いものが引っかかる音がしたけれど気にせずに。嗚呼こいつも大きくなったな、とふと思った。なんとなく。俺が、大きくならないせいもあるけど、さ。]
いいだろう、別に。 聞かないと分からないことだって、さ?
[ちょっとしたかっこつけ。ウィンクでも挟んでやろうか。]
――――……それが無理なら、
[彼の言葉を、借りて。再び呟いて。]
(327) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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なんなんだろうな、俺ら。
[困ったような笑みで呟いた言葉はもう、どうしようもなかった。わるいね、わざわざ来ちゃってさ。なんて誤魔化しの言葉は、彼はどうとらえただろう。
なぁ。 俺たち本当に、なんだったんだろうな。
この中の――きっと、記憶の足し引きをすれば――――誰よりも、きっと、外のことを知ってるから、より一層。
“外からの”紫は、小さく揺れた。]
(329) 2015/06/11(Thu) 02時頃
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