56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
――回想・礼拝堂――
[ムパスピスの真心>>2:99には、まだ実感が沸かぬまま 自分中心にしか物事を考えられない、幼いままの心 それでも、神父の言葉は、じんわりと身体に沁み渡る]
ありがとう、ございます……
[貰った礼拝堂の鍵を、きゅ、と胸に抱いた
祈りしか出来ない自分 戦が始まってしまえば、前線に出る事も出来ない
狼の咆哮が、身体の奥底に響いた気がした 弓の矢尻が、身体の中心を貫いた気がした
父親が作った騎士団 共に戦い高め合う為の騎士団 それは、ローズマリーにとっても、誇りなのだから]
(1) 2011/07/02(Sat) 01時頃
|
おい、どうした。
何があったんだ!
答えろ!おい!!
[いくら話しかけても、もう、何も聞こえない。]
|
絶望は、致しませんわ それこそ、騎士達に対する侮辱ですもの
ありがとうございます、神父様 少し、心がすっきり致しましたわ…
[それから、神父を見送ると、もう少し祈っていただろう
歪みを抱える心は、まだ上手く抑えられない 愛も、憎しみも、ただ見据えるしか無い 昨晩の食堂での出来事は、心にくすぶり続けている 今更引けなくなった、というのも、正しいのかもしれない
神父が、致命傷を負った事も 彼を慕っていた少年が巻き添えとなった事も ベネットが、イアンを庇って倒れた事も
そうやって、血が流れてゆく]
(3) 2011/07/02(Sat) 01時頃
|
――…ッ馬鹿!んなよわっちい声で鳴くんじゃねえよ!
[彼の瞳を視ることは、叶わなかった。
雪崩れ落ちた自分へ、敵兵は容赦無く剣を、槍を繰り出した。
無情にも、彼のか細い声だけが響き渡る。]
[自分の所為で、彼が死ぬなんて冗談でも笑えなかった。]
…ッんで、
俺を、
[涙を流すわけにはいかない。
視界が歪めば、その場で息絶える。]
[俺は、夢の続きなんて信じない。
死ねば、何もかも朽ち果てて終わり。
だから、二度と会うことなんて、出来なくなる。]
分かってんの、かよ… !!
[神様の存在も、
夢の続きがあることも、
ベネットの声が、段々小さくなることも]
[俺だって、『ありがとう』って言いたかったんだ。]
―――…ベネット。
[彼の言葉を、信じてみたくなった。]
[搾り出すような狼の囁きは、意識を手放す彼に 届いたか**]
おい、どこに居る。
治療を手伝っているのか?
[己とは違う戦場で、忙しさのあまり返事が出来ないのだろうと思いたかった。
苦手だったあの格好をした神父の姿を探す。]
[バーナードと話している間、表には出さずにムパムピスへ必死に声を掛け続けていた。]
なんで、だよ……。嘘だろ。
死んだとか許さねぇ。
何で此処に居るお前が先に殺されるんだよ。
先に逝くのは俺の方だろ?
なぁ、おい。
返事しろよぉぉぉ!!!
[しかし――いくら叫んでも、返事が聞こえることはなかった。]
還るぞ。
[血で染まる大地に横たわる狼に小さく鳴いて。
血に汚れた手袋を外し、その狼の頬と額を撫でてやる。]
[目の前が赤に染まる。
頬と額を撫でられ、どこか穏やかな気分になる が]
俺は、…
ッ ――――――… !!!!!
[続きの言葉を紡ぐ代わりに、
出てきたのは、怒りとも、悲しさとも、形容しがたい咆哮。]
落ち着け。
[ベネットの死を前にして、自身を乱している様に見えるイアンにも、ベネットと同じように安心させるように頬に触れて。
続く彼の咆哮は、ひどく胸に響いた。]
…ああ。
[咆哮は収まり、息を大きく吐き出す。
赤みを帯びた瞳が、ブラウンに戻っていく。
それは静かに、静かに怒りを胸の内に溜め込むように。]
|
[礼拝堂から外に出る。鍵を持ち出すのは憚られ、扉は閉めず
――ひゅん あまりにも小さな音、首元に刺激 それと共に、身体がすうと浮き上がり
『ローズマリー様!』
身体が壁に押し付けられる痛みと ローズマリーを庇うように覆い被さるノーリーンの暖かさ
『居たぞ!こっちだ!』
騎士の声と共に、ばたばたと走る音 ノーリーンの肩越しに見えた、逃げる人影は]
(テオドール……)
[それは、かつてセシルの側にいつも控えていた、青年の顔に他ならなかった ローズマリーを庇ったノーリーンの血で、公女の身体は、赤く染まる]
(50) 2011/07/02(Sat) 18時半頃
|
|
――遺体安置所――
[据えられた、その身体 被せられている白い布を避ければ、それは確かにベネットのもので]
ベネット様、どうして、で、す……? お父様の道を、お継ぎになった直後ではありませんの……
早世の道を真似ても、どうしようもありませんのよ!
[涙声で叫べば、そのままうずくまる 首筋がずきりと激痛を放ち、うう、と声を漏らした
首に巻かれた包帯は、先程のテッドの攻撃により、受けたもの ノーリーンに突き飛ばされたお陰で、首だけで済んでいる そうでなければ、首を綺麗に落とされていただろう
ローズマリーを庇ったノーリーンは、未だ意識が戻らない テッドの行方も、知れない]
(51) 2011/07/02(Sat) 19時頃
|
|
どうして、こんな事に、どうして……
[セシルの側に仕えていたテッドがここに居る オスカーが捕虜とした事は知らなかったが どちらにせよ、セシルは明確にこちらに向けて敵意を放っているという事に他ならない もう、元には戻らない
涙を流し続けるも、暫くすれば落ち着いて]
ねぇ、ベネット様 魂は回ると聞きましたの
貴方の魂も、回っていらっしゃるのかしら……? そこに、貴方のお父様はいらっしゃるのかしら……?
わたくしも、魂が回れば――未来で、出会えるのかしら……?
[ベネットに向けて、静かに十字を切った**]
(54) 2011/07/02(Sat) 19時半頃
|
[ふと、聞こえた彼女らしくない囁きに、顔を顰める。]
…誰のせいでも、ねーよ。
[その囁きは、自分で少し、吐き気がした。
“ベネットが死んだのは、誰のせいだ”
―――、考えるのが怖かった。
それは、オスカーへの囁きではなく、
自分自身への慰めかもしれないと。]
[彼からの囁きには、無言でかぶりを振って。]
…俺は、やることがある。
お前は休んでろ。
[ベネットの事で、受けている精神的ダメージは大きかろうと。]
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る