105 Ww―Chu・Ni/Subjection―wW
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
― 道端 ―
雨、降るか……。
[空を見上げて、小さく溜息を零す。 まっすぐ家に帰るには少し遅い時間だが、 まだ少年は帰宅していなかった。
携帯電話は、鳴っていない]
……まだ、別に良いよな。
[帰らなくても。 少なくとも、自分から日のある内に帰る気はしない。 そう思いながら、習慣のようにメール画面を開いた]
いつも思ってたんだけどさ。 天国のドメインって、絶対“jp”じゃないよな。 そうだよな、日本にある天国とかありえないし。
(2) 2012/11/06(Tue) 02時半頃
|
|
[いつものアドレスに、少しだけ手を加える。 そうして然して期待せずに――いや、心の底では 期待していたのだが――送信ボタンを押す。
だが、いつもの着信音は流れなかった]
……接触障害か?
[いつもなら即座に折り返し、 宛先のアドレスが存在しない事を告げるメールが 返送されて来るのだが。
どのくらいの時間だろう、しばらく携帯の ディスプレイを凝視しているとぽたりと、雫がかかった]
はは、何期待してんだよ、俺。
[そう自嘲の声を漏らした、その時]
(3) 2012/11/06(Tue) 02時半頃
|
|
― 着信 ―
grant_your_desire@lost_heaven.ne.hv
(4) 2012/11/06(Tue) 02時半頃
|
|
……マジ、……――?
[思わず、そう呟いて*いた*]
(5) 2012/11/06(Tue) 02時半頃
|
[誰も、自分の願いを叶えてなどくれない。
椎名 真生はそう信じていた。
親、大人、周囲のクラスメイト。
全てが全て、期待を裏切ってくれるからだ。
自分の願いを叶えてくれる者がいるとしたら、
それはきっと神か悪魔だろう。
そう、信じていた]
― 着信 ―
差出人:grant_your_desire@lost_heaven.ne.hv
失われし楽園へようこそ。
貴方の願いを聞き届けられました。
貴方の願いを叶えるのは、貴方自身の力。
貴方には、そのための“力”を授けましょう。
はっ、……はは、マジかよ。
本当にこんなドメイン、あったのかよ。
[携帯を握る手が震える。
ディスプレイにかかった雫を払って]
“願いは聞き届けられた”……?
なあ、マジで言ってんの。
だって、俺の願いってさ……。
こんな世界、無くなっちまえ。
[だぜ?
込み上げる嗤いを隠し切れず、口許を歪める。
嗚呼、要らないさ、こんな世界。
生きる価値もないなら、こっちからオサラバしてやる。
いつからかずっと、そうやって自分を取り巻く世界を
憎み続けてきたのだから――**]
|
― 翌日・登校中 ―
[その日の登校は、携帯電話とお友達だった。 自然、歩みはゆっくりになる。 指が何度か動いては、clearボタンを連打する]
嗚呼、くっそ、何書きゃ良いのか思い着かねーし。
[がしがし、と後頭部を書く。 深く息を吐いて、一旦携帯を閉じた]
(16) 2012/11/06(Tue) 20時半頃
|
|
……悩んでないで何かやってみるか。
[悩んだ結果試したものが空振りでは滑稽だ。 ぱちりともう一度携帯を開くと文章を打ち始めた]
何か当たり障りなさそうで、 効果がはっきり確かめられそうな事。
[周囲を見渡す。 目の前を黒い子猫が横切って行った。 その行く先は赤信号の道路]
あ……。
[目の前で、子猫の小さな体が走ってきた車の バンパーに弾き飛ばされて哀れな断末魔が響いた]
(19) 2012/11/06(Tue) 21時頃
|
― 一通目のメール ―
本当に願いが叶ったのなら。
目の前で“死”を見せてくれ。
いや、こんなの偶然かもしれねぇし……っ。
[携帯を握る手がじわりと汗ばんだ]
|
[弾き飛ばされた子猫の方へ、駆け寄る]
ぅ、わ……。
[ぴくりとも動かない。 黒い体は明らかにあらぬ方へと歪んでいた。 まだ暖かいそれに触れると、呼吸はなく。 指先に赤い血がべとりと付着する]
まて、よ。
[開いたままの携帯に、文章を打ち込んでいく]
(20) 2012/11/06(Tue) 21時頃
|
|
― メール送信 ―
宛先:grant_your_desire@lost_heaven.ne.hv
本文:
この黒猫の怪我を治してくれ。 今、すぐに。 俺の目の前で。
(21) 2012/11/06(Tue) 21時頃
|
シメオンは、送信ボタンを押し、しばし固唾を呑んで子猫を見守っていた。
2012/11/06(Tue) 21時頃
|
[目の前で、眠りから覚めるように子猫が イエローアンバーの眼を開いた]
……お、まえ。
[恐る恐る、手を差し出す。 先程の体の歪みはもう、そこにはなかった]
『ニャァ――』
(24) 2012/11/06(Tue) 21時頃
|
|
マジ、かよ……マジでかよ……。
[子猫がとことこと寄ってきて左手を、舐めた]
ぃ、て……っ……。
[不意に、左手に痛みが走る。 じわりと、包帯に微かな紅が滲んでいた。 俄かに眼を見開く]
何で今更。 開くような傷じゃ、……。
[なかったはずなのに。 血の滲む包帯が巻かれた手の中で、着信音が鳴った]
(25) 2012/11/06(Tue) 21時半頃
|
|
― 着信メール ―
差出人:grant_your_desire@lost_heaven.ne.hv
本文:
Your desire granted.
(26) 2012/11/06(Tue) 21時半頃
|
|
なるほど、ね……。
[ハァ、と息を吐いて額を抑える]
よく解んねぇけど。 リスクのないリターンってわけじゃない、って事だな。
[傷を開く事で誰に何のメリットがあるのか知らないが。 いや、抑止力という事だろうか]
濫用は、避けろっていう事かね。
[立ち上がる。 誰か見ていた者はいないか辺りを見渡し、 そそくさとその場から立ち去ろうとしたが]
(27) 2012/11/06(Tue) 21時半頃
|
|
『ニャゥン』
追いて来んなって、おい。
[追い払えど追い払えど、子猫が後を着いて来る。 こちらが速足になれば子猫も速足に]
来んなってば……! 学校に猫は駄目だっつーの。 お前に使う願い事はもうないんだよっ。
[校門の脇の路地で、子猫と睨み合いになってしまった]
(30) 2012/11/06(Tue) 21時半頃
|
|
[子猫にしー、しー、とジェスチャーをしながら、 登校中の生徒達に気付かれやしないかと ちらちらと視線を上げていたら]
あ……高崎センパイ。
[しっかり目が合ってしまったような気がした]
ど、ども……。
[何か、違和感を感じながら。 >>31背後に隠れた姿は此処からは見えたかどうか]
(36) 2012/11/06(Tue) 22時頃
|
シメオンは、少しだけ不思議そうに、目を擦った。
2012/11/06(Tue) 22時頃
|
[センパイ、その呼び方覚えてたんですね、 とツッコミを入れる前に小さな“何か”に気を取られる。 学生服とは結びつかないこの薄青は何だろう? と思って目を瞬かせる。 そうして、子猫の事に気付かれてしまうと まいったなという表情で頬を掻いた]
ええ、何か懐かれちゃったみたいで。 ずっと着いて来るんですよ……。 学校の中まで着いて来られちゃ困るし。
……って、センパイ、それ……――。
[今度こそ、ミニチュアのような大きさの 人型を認めて恐る恐る彼の首元を指差した]
(38) 2012/11/06(Tue) 22時頃
|
|
[昨日、彼の首元を吹き抜けていった風を思い起こす]
どうしよう。 ねえ、センパイ。 何か、俺も見えるようになっちゃったみたい。
[昨日から妖精がそこにいたと言われれば、 今ならば信じてしまいそうな気がする。 何せ、昨夜から今朝にかけて変な事続きだったから。 昨夜を境に自分が“あちら側”の人間に なってしまったと言われても、信じそうだ]
(41) 2012/11/06(Tue) 22時頃
|
|
あ、どうも……。
[止まった自転車の生徒は上級生らしい。 転校したてで生徒会員だとは露知らず]
高崎センパイのお知り合いですか。 えーと、こいつは……。
拾ったわけじゃ、ないんですけど。 実はですね……今日、こいつが車に跳ねられそうになってて。 それを助けた、って言うんでしょうかね。 ちょっとばかし説明し難いんですけど。
……で、どうやって引っぺがすか困ってたんです。 教室まで着いて来られたらまずいし。
(44) 2012/11/06(Tue) 22時頃
|
黒い風が哭いているわ……
誰か其処にいるのかしら?
[闇の中、目を閉じて自分の頭の中に響く声に言葉を返す。
其れは自身と同じ様に闇の力を手に入れた者の頭の中に響くのか。
或いは、携帯端末へと言葉を変えて届くのか。
神ならぬホリーには分かる術も無いが。]
……言っとくけどな。
俺がお前を助けたんじゃないんだぞ。
[確かに子猫を生き返らせた(?)のは自分だが。
それ以前にその死の原因を作ったのも自分なのだ]
俺に着いて来たら、また死ぬぞ、お前。
[不意に何かが、聞こえた。
空耳か?
もう何が起こっても驚かないが]
誰、だ……?
あんたが“カミサマ”か?
[直接頭の中に響いた声に、言葉を返す]
|
[自転車の上級生は安藤というらしい。 >>45、向けられた笑みに少年もまたはは、と額に手を当て]
なるほど、“俺も”そっちの世界の仲間入り。 って事ですか。
じゃあ、俺の“オトモダチ”はこいつって事ですかね。
[子猫を示して、そう言う。 >>42、聞き覚えのある声が聞こえると]
嗚呼、田原さん……おはよー、ございます。 何かあったというか、何と言うか。
[かくかくしかじか、猫が着いて来て困っているのだと 簡潔に>>44の旨を説明する]
(47) 2012/11/06(Tue) 22時半頃
|
|
[だるい、と答える田原に気遣いの視線を投げる]
この季節、風邪の予兆かもしれないから 油断は禁物っすよ?
[妖精が見える様子の安藤に、 一瞬視線を留めたように見える田原。 また、片方だけの眼が丸くなる。 が、田原が妖精よりも子猫の方に気を向けたのに、 思い違いかと小さく首を振った]
猫は黒猫で、普通の野良猫……だけど。
[“奴ら”>>50って? 思考処理速度が追い着かなくなってきていた]
(52) 2012/11/06(Tue) 22時半頃
|
……私は神様じゃないわ。
その分だと、貴方も違うみたいね。
[聞こえてくる声に笑って返す。
そうして、右手で描いた魔法陣を見やり。]
ねえ、貴方も“目覚めた”の?
|
そうなんだ、じゃあ高崎センパイも最近なんだ?
[日が浅いというのにはふぅん、と首を傾げ。 子猫を抱き上げて、田原へと差し出す。 抱き上げている分には大人しく逃げる気配もない]
野良の癖に随分慣れてんなぁ、お前。
[妖精の声が聞こえると、視線がそちらへ釘付けになった]
……何か、大変そう、っすね。
[妖精というのはこう、ひらりふわり優雅に 飛ぶものではないかとテンプレの妖精像を思い浮かべる]
(56) 2012/11/06(Tue) 23時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る