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無事、妖の名前が出そろって暫く後。
再びジジっと校内放送のノイズ音が走る。
「そろそろ、出そろったころあっ…ぐっ…ふぅっ」
稲荷と思われる声が聞こえるも、それは途切れ
「さあ、妾と雪合戦をするぞぇ」
「皆グラウンドにでるんだよー!」
「チトフ、お主、見た目は幼な子じゃが
中身は〇百歳じゃろに、なにが「だよー!」じゃ!!」
「なにぉぉぉ、カリュクスの方が〇百歳年上のくせにぃ、やぁい年増〜」
「なぁんですってぇ」
鼻息の荒い2つの声が響き始めた。
妖2人に潰されていたらしい稲荷がよろっと復活したような雰囲気を醸し出しながら、きぃきぃきゃぁきゃぁ騒ぐ2つの声をBGMに説明を疲れたように開始する。
(#0) 2020/12/31(Thu) 01時頃
曰く、雪女と雪童は長年折り合いが悪い。
子どもが組を分けて雪合戦をしていると、それぞれ別の組に混じり仁義なき戦いを繰り広げていたものの、ここ最近は廃校の件もあり満足に戦えておらず、互いに燻ぶっているらしい。
(#1) 2020/12/31(Thu) 01時頃
部員8人を1組4人雪女組と雪童組の2組に分ける。
組み分けは雪女と雪童が互いにくじ引きをして今から決める。
(背後でぎゃぁぎゃぁと騒がしい声が聞こえ、結果が発表された→後述)
雪女、雪童含め、1人100球が持ち球で、相手組に当てた数が多い組の勝ち。
結果によって元の世界に戻す者を2名ほど決める、と。
尚、玉の行く末は、今回名前を呼ばれなかった妖仲間が、某小鳥を数える会のごとくカウントしているそうな。
また、各自校内に入った場合は休息タイム。グラウンドのみが戦場である、と。
(#2) 2020/12/31(Thu) 01時頃
「ああ、そうそう
1人美味しくなさそうなゴム毬のような男は、先に返しておいたからな。
あと、不参加を決め込むと、あやつらが怒り狂うだろう。
良くて雪崩れで生き埋めか……不参加はお勧めせんよ。
では、検討を祈る」
しれっとヨアヒム先生を元の世界に返したことを告げて、校内放送は途切れた。
(#3) 2020/12/31(Thu) 01時頃
さて、グラウンドに向かうと、中央に仁王立つ、雪女と雪童。
雪女チームは赤い運動帽子、雪童チームは青い運動帽子の装着が求められます。
「絶対チトフには負けぬ」
「こちらこそカリュクスには負けないからね!」
ギリっとにらみ合い、2つの妖が距離を取ったが戦い開始の合図。
果たしてこうして仁義なき戦いの火蓋は切られたのだった。
(#4) 2020/12/31(Thu) 01時頃
― 本日のランダムゲームのルール ―
・各自、ロールの合間に[[1d10 ]][[1d20 ]]を組み合わせて合計100回分actで振る。
※1d10を10回でも、1d20を5回、1d10を6回+1d20を2回、でも合計が100回になる組み合わせであれば問題ありません。各自ロールのペースに合わせてお使いください。
・ランダムの〆切は1月1日20時頃とします。
(各自ランダ結果をメモに貼ってくださると村建てが泣いて喜びます←重要)
投げ終わった後は、見学なり友好深めたり自由にロールください。
的として最後まで妖2人はグラウンドにいますので、ロール遅くなっても大丈夫!無理なくご参加ください。
・各チームで相手組に当てた数(ランダム結果)を集計し、当てた数の多いチームが勝ちです。
【勝ったチームの中で妖を除き、1番数の多い人(投票)
負けたチームの中で妖を除き、1番数の少ない人(襲撃)】
上記2名が返される方となります。
(#5) 2020/12/31(Thu) 01時頃
― チーム分けランダ ―
雪女チーム 大きい出目から4名
雪童チーム 小さい出目から4名
グスタフ 65(0..100)x1
フローラ 46(0..100)x1
ジャーディン 92(0..100)x1
ロビン 97(0..100)x1
オスカー 45(0..100)x1
フェルゼ 99(0..100)x1
アイリス 25(0..100)x1
オーレリア 70(0..100)x1
(#6) 2020/12/31(Thu) 01時頃
― チーム分け確定分 ―
雪女チーム
フェルゼ(99)、ロビン(97)、ジャーディン(92)、オーレリア(70)
雪童チーム
アイリス(25)、オスカー(45)、フローラ(46)、グスタフ(65)
― 妖分の確定分 ―
雪女 61ポイント加算
雪童 45ポイント加算
以上です**
(#8) 2020/12/31(Thu) 01時頃
そうですねぇ。
あと現実世界でも使える原理分かったら便利そう!
……あ、でも、そうなると携帯会社の人が困るかしらー?
[他の人とも、この……念話?が使えるといいのに、というロビン先輩に同意。
現実世界でも使えたら便利そうだなぁと、もわーっと想像が広がった。
そして、暫く経った後に、件の校内放送が入る]
ロビン先輩とは、敵チームですねぇ。
お手柔らかにお願いしまーす。
あ、淹れたお茶、玄関に運んどくので
雪女チームの人によろしくお伝えくださーい!
タオルも置いておく予定です!
[完全に念話(ロビン先輩)を伝言機扱いしている*]
さすがに現実世界では使えないんじゃないか…?
どう考えても妖かこの世界の力か、
とにかく人間の力ではどうにも出来なさそうだ。
[仮にもし科学の力で出来るようになったとしても、恐らく遠い未来の話だろう。
そう思えば、これは貴重な体験でもある。
何故僕らなのかは謎のままだが。]
[校内放送が入った後]
そうみたいだな。
心配しなくても豪速球は飛んでこないから
安心してくれ。
……それは別にフローラから伝えれば
いいんじゃないのか?
どうせみんなグラウンドに集まるんだし。
とりあえず用意してくれたことは感謝するよ。
ありがとな。
[便利には便利だが、いい様に使われている気がしなくもない。*]
あ、そっかー。
[つい、使えるものは使おう!精神が働いてしまった模様。
雪合戦会場にたどり着いたら、忘れないように発言しなきゃ!
……うっかり忘れてたら、きっとロビン先輩がフォローしてくれると信じてる]
雪合戦、勝った方のチームから2名帰還〜なのかな?
早く誰か帰ってあげないと、ヨアヒム先生1人で泣いてるかも。
1人とか可哀そうだよねー。
[そんな雑談をしつつ、ワゴンをカラカラ押していた*]
ん……?
そういや帰れる基準は言ってなかったか。
二人帰すみたいなことは言ってたけど。
普通に考えればMVPとか?
……取れる気がしないな。
[自分のチームメンバーを思い出して軽く苦笑。
まぁ別に一番に帰りたいというわけでもなし、そこは後輩に譲ってやれるなら譲ってやりたい。
一緒に楽しむのが目的らしいから、楽しんでやるつもりではあるけれど。]
可哀そう、か。
そんなこと微塵も考えなかった僕は
きっと冷たい人間だな。
逆に置いておいたパウンドケーキを
全部食べてやしないか心配だよ。
[大部屋に置いていた防寒着は一緒に転送されたのか否か、無事に発見できたので装着しながら返事を返し*]
私もMVPは無理そうです〜。
チームの足引っ張らないかも心配で。
[そういえば、ロビン先輩もあまり運動神経は良くない方だっけ?
と、失礼なことを思ったのは、オーレリアちゃんと合流する前のこと。
去年のスキーの印象しかないから、もしかしたらスキー以外は、いける方なのかもだけれど、他のメンツで運動神経良さそうな顔が浮かぶから、少なくとも彼や彼女らと比べると分が悪いのだろうな……と]
あ、パウンドケーキ……。
家庭科室にあったような、なかったような……。
たしかに、元の世界にあるままなら
ヨアヒム先生お腹すいたら食べちゃうかも!
[早く戻って阻止しないとですね〜と、笑った*]
[失礼どころか予想通りのへっぽこ具合。
謝った
変なところ当たらなかったか?
[近づけないから此方で確認してみたり]
[がっつり顔面で受け止めてたので]
えーい、お返しでーす!!
これでお相子ですから〜〜!!
[どりゃーっと投げたけど、コントロールはお察しでした*]
ははは、いい球だったよ。
お相子な、お相子。
[見上げた空は何色だっただろう。
何色だったとしても、とても綺麗だと思った。*]
各々100個の雪玉を投げ終え、
持ち玉がなくなった妖2人が取っ組み合いの喧嘩を始めるか否か
というあたりで、ジジっと校内放送が始まる前のノイズが走る。
「はい、そこまで!」
稲荷の声が、仁義なき雪合戦の終幕を告げる。
「……まったく
何故そこまでお主ら2人は折り合いが悪いのか」
ブツブツ愚痴を零す稲荷の言葉に、
妖2人は互いを睨みつけフンッとそっぽを向いた。
……と、同時に2人がいた場所だけに局地的な吹雪が起き、
2妖の姿は掻き消えるのだった。
(#9) 2021/01/01(Fri) 18時頃
「さて、結果だが……『あやかし 雪玉の行方を数える会』の集計によると
【雪女(カリュクス)チーム】
カリュクス:61ポイント
フェルゼ:63ポイント
ロビン:56ポイント
ジャーディン:55ポイント
オーレリア:60ポイント
合計:295ポイント
雪童(チトフ)チーム
チトフ:45ポイント
アイリス:53ポイント
オスカー:19ポイント
フローラ:34ポイント
グスタフ:40ポイント
合計:191ポイント
以上のようだ。カリュクスチームの勝ちだな。おめでとう。
負けたチトフチームも良く健闘した」
(#10) 2021/01/01(Fri) 18時頃
パチパチと柏を打つ稲荷の背後に微かに衣擦れの音。
「カリュクス、チトフ。
彼らは十分楽しませてくれたろう。
カリュクスとチトフは、それぞれチームから1名返すものを選ぶと良い」
「ウフフ!!勝てて気持ちがいいわ〜。大勝利!
そうね、妾のチームからは、素直にMVPのフェルゼね」
「きーーー!!負けるなんてくやしぃ!!!
も〜〜、僕のチームからは、
一番ポイントが少なかったオスカーだよ!
君、現実世界で雪合戦の修行しなおしてきて!!
……でも、健闘してくれて、ありがとね」
(#11) 2021/01/01(Fri) 18時頃
「ということだ。
元の世界に2人を返すまでに、少し準備がいるのでな。
そうだな……」
【ぴんぽんぱんぽーん♪】という耳慣れたメロディーが放送に乗ったので、どうやら稲荷がメロディボタンを押したようだ。
「この音を準備が整った合図にしようか。
この音が鳴って30秒程したら、該当の2人の身体は吹雪に包まれたように見え、その吹雪が消えた時、この世界から消え、元の世界に戻る」
では、そういうことで、と放送が途切れる間際。
稲荷の後ろでやいのやいの言っていたカリュクスとチトフから
「雪合戦に付き合ってくれて感謝じゃ/だよ!」
と、微かに聞こえたかもしれない。
(#12) 2021/01/01(Fri) 18時頃
― 本日の吊・襲撃先 ―
投票は 【フェルゼ】 に合わせてください。
※フェルゼさんは、お好きなところにどうぞ。
襲撃は 【オスカー】 に合わせてください。
以上です**
(#13) 2021/01/01(Fri) 18時頃
[――放送後]
ん、どうやら二人ともまだ帰れないみたいだな。
ケーキはオスカーかフェルゼに任せるか。
ところでフローラは早く帰りたかったりするのか?
[聴こえてくる声の感じ、別に怖がったりとかはなさそうだけれど*]
― 放送後の話 ―
え?そうですねぇ……。
皆が確実に全員かえってくるというの前提なら、
早めに帰った方がいいかなぁ?
ほら、カレー作っとかないと、じゃないですか。
これだけ動いてるし、帰ったら直ぐに夕食にしないと!
[まったくこれっぽっちも怖がってはいない様子で答えた。
心配するのは帰宅後の夕飯事情*]
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