52 薔薇恋獄
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強く想うこころがあれば、甲斐をきっと珀の元に送ることができる。 甲斐を送ったら、
みんなで、ここから助かる方法を考えよう?
[それは、できないかもしれないけど…。 でも、何も努力をしないよりはずうっといい。 そう思う。]
死ぬなんて、言わずに、 また甲斐と珀に会えるよう、 頑張るんだ…。
(106) 2011/05/23(Mon) 20時頃
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>>108 [家族はいない、と、 そして、見せられる虐待の痕には、一瞬はっとする。]
――……時間はないかもしれない。 だけど、ないからといって、助からないとも限らない。
[まだ、きっと詰んではいない。と、思いたいから。]
お前の事情は知っていた。 だけど、そういうことまで、とは知らなかった。
だが、なら、 その傷があれば、まだ、逃げられるところはあるよ。 これでも先生だ。まだ3年目だけど、それでもいろんな生徒と会った。
大丈夫だ。保護できる。 先生を信じろ。
お前は、もっと幸せになっていい。
(110) 2011/05/23(Mon) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/23(Mon) 20時半頃
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/* >>111 あっさりwwww託されたwwww 振られました、終了!よし!
(-73) 2011/05/23(Mon) 20時半頃
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セシルは、少し・・・・・・寒い。
2011/05/23(Mon) 21時頃
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>>113
駄目だ…。
[そして、耀が流す涙を見る。 キスした、とも言った。それには、目を見開いて…。]
お前……。
[一筋流れる涙。 それは、その言葉が、本当は、違って……。
生きたいと……。]
――……ぁ……
[駄目なのは、自分のほうだ……。]
(114) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[嫉妬した]
(115) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[次には、ふるりと身を震わせる。 駄目だ、慰めなくちゃ…と思うのに。
どうしてだろう。]
[耀は見えただろうか。]
(116) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[一つぽろりと、涙が零れた。]
(117) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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ごめ……。
[自分で自分に吃驚する。 なんでか、ぼろぼろ零れた。
逃げなくちゃ、と思う。 思ったから、逃げだした。
駄目だ。おかしい。
自分がおかしい。
そう思って、よろめきながら部屋を出て、とにかく、と階段を下りていく…。]
→自室へ。
(119) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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― 自室の和室 ― >>120 [耀の声が後ろから響く。 甲斐は珀のものだ。うん、よくわかっている。 あいつが俺を好きだというのは、ただの代用でしかない。
だから、珀の元に甲斐を送ってやることが何よりなのだ。]
[でも、なんで、涙は出るのだろう。]
(124) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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/* 甲斐を嫌いになりたいんだが、どうすればいいのか。
(-86) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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――……
[そして、どのくらい泣いてただろうか、 もう、疲れた、と思った。]
[もう、疲れたから。]
[濡れた身体のまま、足を抱えて、部屋の隅、壁に寄りかかった。 雨風はやまない。
でも、もう、それでもいいんじゃないかって。]
(128) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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――…寒い。
(129) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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/*
ぼろぼろなんで、次来てくれた人に甘えます。 駄目な人まっしぐら
(-92) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/23(Mon) 22時頃
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/*
誰もきてくれそうにない。 ><
あきれられt か。
(-98) 2011/05/23(Mon) 22時頃
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セシルは、結局、甲斐はもう来ないのだろうな、と思った。
2011/05/23(Mon) 22時半頃
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[耀と話してくる、と甲斐は言った。 そして、戻ってこなかった。
耀とはキスしていたらしい。 でも、俺には何もしてくれなかった。
結局、甲斐は、どう答えを出したのだろう。
いずれにせよ、もう、見捨てられている。]
(150) 2011/05/23(Mon) 22時半頃
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[ああ、早く強くならなくちゃ。こんなことぐらいで]
[そう、一人でも、いや、一人で旅立つことは、慣れてるだろ?]
(152) 2011/05/23(Mon) 22時半頃
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[女が笑う]
[そう、哀しい気持ちが]
[哀しい気持ちだけが膨らんでいくから]
(160) 2011/05/23(Mon) 22時半頃
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/* 気を使ってくれてる…のか?すっちー先生。 いや、甲斐の人はもう来ないと思うんだ。マジで。
すっちー先生きたら、甘えたかったのn
(-107) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/23(Mon) 23時頃
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[にたりと笑う女]
[それに虚ろな目を向ける]
[俺が思うことは間違っているのか。]
――……所詮、代用品か。
[偽者の恋、そんなもの、いるわけない。]
(170) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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俺は、いらない。 俺なんか、いなければよかった。
[思い出してはいけない、あの頃のこと。 あの時もそう繰り返してしまっていた。 俺がいなければよかった……と。]
(172) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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セシルは、スティーブンの気持ちを踏みにじった。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、ヨーランダに醜い涙をみられた。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、自分が嫌いでしょうがなかった。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、頭を抱えて、涙が止まらない。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、誰かがきてくれたなら、悲しそうな眸を向ける。
2011/05/23(Mon) 23時半頃
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――…文せん せ……。
[哀しげな、そして、虚ろな眸が文を捕らえる。 どうか、こっちにきてほしい、と指が求めるように動いた。]
(181) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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セシルは、その向こうに耀がいるのにも気づかず、 そのまま、文の名前を掠れた声で呼んだ。
2011/05/23(Mon) 23時半頃
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[文は入ってきてくれただろうか。 それとも、文も、耀と一緒に過ぎ去っただろうか。]
文せんせ……ごめんなさ い。
[文が来てくれたなら、抱きしめてほしいと、その身に縋ろうとする。]
せんせ……
[そして、その服を掴む。]
(184) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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>>183 [駆け寄ってきてくれる文の服を掴んだだろう。 そして、頭を押し付ける。
そう、とても、寒くて、しょうがなかった。]
文せんせい…… 好きなら……
貴方から、キスしてください。
強く、抱きしめてください。
[それは、懇願……淋しくて、淋しくて、しょうがなくて……。]
(188) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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そしたら、俺、貴方が好きになる……。
[そう、本当は、とても弱くて……。 強がってきたけど、本当は、傍に、いつもいてくれる人を求めていて……。]
駄目なんです……心だけじゃ……。 醜いですけど………。
[そして、見上げて…。]
俺、汚い人間なんです。 だから、それが嫌なら、
振り払ってください。
(191) 2011/05/24(Tue) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 00時頃
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>>195 [文の問いには、また、涙を流すだろう。 そして、くしゃりと顔を歪ませる。]
わかってま す。 だって、文先生のこと、きっと好きなんです。 貴方を断ったこと、ずうっと確かに心にある。
それに、甲斐は、きてくれない。 俺は、珀の代用品だから…。 甲斐にとって、俺は、必要じゃない。
[そして、また文の胸に頭を押し付けた。]
こんな人間、醜いこと、わかってます。 だから、嫌なら、振り払ってください。
[そう、もう、本当に、心が疲弊して…。]
(200) 2011/05/24(Tue) 00時頃
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>>203 [文が口付けしてくれたなら、身体を寄せて、 軽い口付けだけですませないように、舌を絡めていく。目を閉じて、その温かさを感じて、
そのうち、手は伸びて、文の頭を掻き抱く。]
(204) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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[そう、甲斐に言ったことは、間違いではない。
もう、人のぬくもりを知ってしまっている。 その性癖は直るものじゃなくて……。 身体のぬくもりが、心を癒す。 それも、一つの好き、になってしまうのだ。]
(207) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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[そう、それも、嘘じゃない。 口付けから、一度、唇が外れれば、濡れた眸で文を見た。 もう、一度剥がれ落ちた強さは、今はもとに戻らない。もう、今は、目の前の文に恋している。]
――…先生、好きです。
[受け入れてくれたことに、 残酷なほどに、幸せな笑みを浮かべて。]
(211) 2011/05/24(Tue) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 00時半頃
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>>217
[もう酔いしれてる顔は、教師のものなんかじゃとっくになくて…。 抱き寄せてくれるなら、嬉しそうに、擦り寄る。 そして、目を閉じて、文に身体を預ける。
温かさに余計なことが滑り落ちる。]
(222) 2011/05/24(Tue) 01時頃
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[再度の口付けが離れれば…また身を寄せて…。]
先生、 一人は、嫌なんです。
先生、 傍にいてください。 先生は優しくて、温かいから…。
[それは激しい恋情ではないかもしれないけど、 あたたかいものを、育てていける気がしたから。
そう、これから、はじめていきたいと…。]
(223) 2011/05/24(Tue) 01時頃
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