314 突然キャラソンを歌い出す村5
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地球は、ショコラにアンコールした。
miseki 2022/09/18(Sun) 21時頃
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― 回想:早朝、地球を感じる丘から ―>>6:123
[虚空に誰にも聞こえない着信の音が響く。]
───もしもし、ショコラ?
[その不可視の──取り出された地球の一部を『ショコラの彼氏』という枠組みにはめこまれた存在は、電話に出る人間のように何も持っていない手を耳元にあてた。]
(@0) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[ショコラの彼氏はもちろん誰にも見えないので、携帯を持つことができない。 そのため現在使われていない番号をショコラが押すのをキーにして、遠隔で応答する契約をしている。
これは地球としての力ではなくて、 『ショコラの理想の彼氏』として、 彼女(ショコラ)と電話で会話できない──なんてことがあってはいけないために発生した力だ。]
ああ。うん。……うん。 大丈夫。ありがとう。
[ただし、地球が出会った後、ショコラとつきあう──つまり『彼氏』になった際に、この能力獲得と引き換えに、どこに居てもいつでも地球と会話できる能力をショコラはこの夏の物語の中で失っている。]
(@1) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[この惑星で暮らしている生命体にとっては、地面が地球そのものなのだから、地球の花嫁であるショコラは、本来、電話など使わずとも、地球と会話できる力を得られていたはずだった。 けれどショコラの手にはそんな便利で特別な力は残らなかった。]
そうだね。"私"の感情由来で 荒れた天気ではなかったから。
総体に現状がどうか影響してるかは、 君の彼氏(わたし)にはわからないけど。
[そんな話を地上にいるショコラの『彼氏』は語る。総体に感情はないが『物語』がどう地球(ぶたい)に影響しているのかは末端からはわからない。 従って、どこかの弟の推測どおりに>>6:406、なんらかの理由で怒り狂っていたのかもしれない。]
アラームが鳴ってから>>1:254、 このあたりが揺らぎやすくなっているのは 確かだから。
(@2) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[そんな風に現状の話をしながら他愛もない話を彼氏はショコラと続ける。]
街の様子もいつもと違うね。 駅前の自転車が横倒しになってた。 川の増水もすごいし、
──窓が割れたり……
[『彼氏との電話に幸せそうに相槌を打つ』ショコラに、ただ彼女を見つめるためだけにある、制限のかかった目を、彼氏は眇めた。]
ああ。そうだ。 吸血鬼が、追儺邸に襲撃しにいったり、
そう、そこでメアリーがね。
[ショコラに語る声は弾む。ふぅん、と『電話』から聞こえるショコラの声の温度が下がるのにも構わず、その声は"楽しそう"に話を続けた。>>6:126>>6:127。]
感情爆発衣装とかいうものを着てね──
(@3) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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うん、昨日の夜は、 ずっとそっちを見てたから──
[そうして、彼氏がショコラがいなかった、見ていなかった時間のメアリーの話を続けた結果、]
ああ、そうか。 ショコラも外に居たんだね。
[その言葉で、"知らなかった""見てもいなかった"とはっきり伝えた彼氏は、うん。と肯定を受け、
そののちに、もう良い。後で呼ぶと言われて 彼女から、電話が切られた。>>6:128]
(@4) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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─ ファミレス・Side彼氏 ─>>6:179
[そうして呼び出されたファミレスで よそ見をした彼氏は、 一つの物語をともに超えた彼女に殴られて ついでに意識も揺らしてしまった。
歪めて切り取られたとはいえど 彼氏は『地球』と繋がっているために、 空にはヒビが入り、>>6:183 なんならちょっとした地震も起きた。
ご近所の方々には、ご迷惑を おかけすることになってしまっただろう。]
(@5) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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(@6) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[これはごく当たり前の話だが。
本来地球に"意識"などと 呼べるものはない。
少なくとも人間と会話ができるような 機能は存在しない。
ただあるがままにありのまま、 そこに在るものを 等しく展示するだけの『舞台』。
それが正しい地球というものの姿だ。]
(@7) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[否定しない。けれど肯定するわけではない。、
排除しない。けれど『許す』わけでもない。]
(@8) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[だから、地球の懐が深い、というのは、 ショコラが"そういう風に見た"ことで 発生した『設定』だ。
それとて、ただそこに在ることを 『許されている』と ショコラが考えることがなければ そう考えられる環境でなければ、 発生しなかった『視点』。]
(@9) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[つまり、
『彼氏』の在り方を決めたのは、 全てショコラの心だ。]
(@10) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[ショコラが許されていると考えなければ それは『生存している』という状態でしかないはずだった。
生存のために、居場所を得るために 努力を積み重ねたショコラという存在が
そこに在るという事だけが ただただ本当の事だった。]
(@11) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[環境により生存自体が苦痛になる、 なんてこともよくある話で、
──だからこそ、
事の始まりこそは、確かに 間違いなく、ショコラの恋が 始まりだった。]
(@12) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[その『初恋』がなければ、
地球(せかい)はそこに在るだけのもの。
誰かを好きになることも 何かを嫌うことも、
良いも悪いも、善も悪もない。
それら人間の感覚を持つ事がない。 判断する機能自体がない。
端的に言って、本来の"地球"とは 真実『虚空』といっても まったく差支えがないものだ。]
(@13) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[心も感情も人格も意識すらもない。
それは、ただそこに在る惑星だ。
『地球っぽさ』などという碌な定義が存在しない感じ方は、各人の見る客体の中にしか存在しえない。]
(@14) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[本来客体で観測される 『地球』というものには、 もともと主体性など存在しない。
それは
『観測されるべきモノを 収めるためのショーケース』だ。
観測されるべき展示物はおろか、 観測を行える観客にすらあたらない。
物語の針を進める舞台装置ですらない。
王子や姫や騎士や悪魔が生きる 物語を見るにあたって、 意識されてはならない『背景』。
地球(せかい)というのは、本来、 ──正しくは、そういうものだ。]
(@15) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[無は無で、0は0。
比較することで有を認識できる。 そのくらいには役に立つ。
有の外側。あるいは有と無の境界。
物語を彩る者たちの裏方に 存在はしていたとして 本来は言及されない背景。]
(@16) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[例示するなら漫画だ。
人物──ショコラを目立たせるために、 「在る」とされていても 描写されないことを選ばれる、
つまり、目に見えなくても。
それは『そういうもの』>>1:397として 扱われて当然のもの。
地球(このせかい)は、 ずっと変わらずそのようなものとして 存在し続けるはずだった。]
(@17) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[もしも、下牧ショコラが、 『地球(このせかい)自体を好きになる』>>2:444>>2:445 なんて芸当をしでかさなければ、
地球(せかい)の興味を 引くようなこともそもそもなかった。
『許しを地球(せかい)に求める』なんて 理屈を捏ねるような前提の環境でなければ。
『劣等』の烙印を押される、 なんてことがなければ、
生存を『許し』として、 ショコラに与えられるような、 意識と判断力を持った『彼氏』という形が 惑星上に存在することはなかった。]
(@18) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[血反吐にまみれても、 生き汚く足掻いて足掻いて足掻いて、 ひたすらに藻掻き続けて、
ついに時間差で遅れて叶う願い事が、 叶ってしまうその瞬間まで、 彼女が生き延びることがなければ。]
[そもそもこの夏、 彼と彼女が出会うなんてことは 初めからあり得もしなかった。]
(@19) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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─ 夏の回想、丘の花畑>>2:450>>6:382 ─
[花畑に訪れたショコラは、その時点ですでに血まみれだった。 たとえ歪んだカタチであろうと願いを叶える力、というのはそれなりに魅力的だ。たとえ最高位の怪異としての力を持っていたとしても、挑戦する気を起こしてしまうくらいには。
だから、日々日々怪異怪物の類に襲われて、どうにか撃退してを繰り返す彼女が花畑にやってきたとき、ショコラはほうほうの体だった。]
──── ボロボロだ。
[もしかして、と、その『人』の形をあてはめられた存在に声を失くすショコラに対して、その存在は手を伸べた。]
(@20) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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まあ、今の地球(わたし)も、 そこそこ、アレな状態だけども。
[そういう『彼』は『ショコラの思い描いた理想通りの姿形』が、どこの崖から落ちて転げたか、あるいは大気圏でも突入したのかと聞きたくなるような有様で、笑った。
異世界進行してくるようなとんでもの輩に対して、こちらは現状二人。片方はボロボロ、片方は万全の状態とはとても言えないガラクタ。正負で見ればマイナスの状態だ。]
(@21) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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ようやっと、想いを向けてくれた 花嫁(きみ)を迎えに来れた。
けれど、このままだと
───地球(せかい)が壊れるね。 [悪魔の力で舞台上に引きずり降ろされた"それ"は、夏に、とある16歳の少女の願いと嘆きと敬意と想いの積み重ねの末に、下牧ショコラと出会った>>6:382。]
(@22) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[そうして、地球から分かたれた彼氏と ショコラはその出会いから、 ひと夏の刺激的すぎるストーリーを 共に過ごすことになった。]
[戦う理由を見つけてしまった 下牧ショコラの夏の受難は さらにさらに加速することにもなった。]
(@23) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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[出会いの時点でお互いに 相応にボロボロだった。
けれどショコラは、 自分の生存も『許して』くれた 地球(せかい)を崩壊させないために 戦って、戦って、歌って、戦って、 失って、立ち上がって、 戦って、歌って、歌い続けた。
>>8:8 ただ、ひたすらに
ショコラ自身が生きるために。 居場所(せかい)を守るために。]
(@24) miseki 2022/09/20(Tue) 20時半頃
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(@25) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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( ばき ん、 みし っっ 、)
( ぎしゃ ――― ――――、 )
( ――――――― )>>7:219
(@26) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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『 ズッガァァァァァ――ンンンッッッッ !!! 』
>>7:200
(@27) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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[丘が揺れて、大穴が開いた。
首無し武者の一撃を、彼女の盾になって モロに受け止めた彼氏は、 夏の出来事を勘定にいれても あんまり柔らかい心の持ち主に見せるのは はばかられる状態だった。
侑伽がメアリーに対して心配した判断と配慮は正しい。]
(@28) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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[けれど幸い、人間の見た目はしていても、 『彼氏』という形に必要なガワだけだ。 頭が半分かけていても、 腕が片方なくても 腹が大きくえぐれていても、 中が土くれの人形が壊れたように そこのパーツが「無い」だけで 中身が零れたり、噴き出したり、 そういう演出はない。
今はすでに『メアリーの物語』。
どこまでも"優しく"、"甘い"、 彼女が本当の恋を探す物語だったから。
>>4:104 物語に都合よく『部品』程度の存在から、ストーリーに不必要なほどの表現は削除されている。]
(@29) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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[だから。ショコラがスタートボタンを押して、 そうして始まった、『ショコラとメアリー』の ストーリーの中で、] >>7:227
────、ショコラ。無事……?
[そのショコラの『理想の彼氏』は、 ついにその役目を終えて、]
(@30) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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[だいじょうぶ、と答えが返れば笑って。
その許しを願われた『理想の彼氏』は 彼女を『許して』]
───うん。
[感謝の言葉に微笑みを返しながら、 繋いでいた手が解かれるのにも
抵抗もせず、]
(@31) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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────、────ごめんね。
[ただ、謝罪の言葉を残して]
(@32) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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…… ありがとう、ショコラ。
[消える寸前感謝の言葉を返し、]
……応援してる。
[励ましの声を残して、、
そのまま空間に溶けるように静かに、
『彼氏』としての『役(かたち)』を終え
"それ"は、舞台上から降りた**。]
(@33) miseki 2022/09/20(Tue) 21時頃
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──ある夢の回想/星々の世界──>>7:308
これで良かった?
[その宇宙空間を模したような夢の中に 響く声にショコラは言葉を紡ぐ>>7:308]
(@34) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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うん。
[ショコラの答えに、話し相手は頷き、 素敵、と言われてしまって 少しばかり照れたように笑った。]
…… うん。幸せだったよ。私も。
[夏の話に、まったくそうだね。と、 声は笑みを含んで答える。]
(@35) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[知ってた? とショコラは、彼氏に尋ねる。]
────、うん。
ショコラの心が、ほんとは 誰に向かってるのかは知ってた。
[だから『理想の恋人』のはずの"それ"は、ショコラではなくメアリーのことを見つめるようになり、メアリーの話をショコラにした>>8:10。 理想のはずの恋人の浮気には、意味があった。
ショコラの"本当の恋"を応援するという意味。]
(@36) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[でも。それでも。]
─── うん。
地球(わたし)の花嫁はショコラだからね。
──────。
[そうして、幾度も繰り返された褒め言葉に、 『理想の彼氏』は、静かに微笑んだ。]
(@37) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[少し、間があって。
それから、ひとつ、ショコラの"彼氏"は まだ、"彼女"でいるショコラへ、]
地球(わたし)との関係を整理して。
メアリーに告白しにいくんだね?
[そう、聞いた。]
(@38) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[そして、彼女が、 笑って、ひとつ頷くのを見る。
────選択は、なされた。]
(@39) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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まあ。出遅れで、マイナススタートでも。
ショコラは行くんでしょ。
いつもどおりに、全力で。
(@40) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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─────── 、…
(@41) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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───── 応援してる。
ショコラには、幸せに、 なってほしいからね。
(@42) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[そう笑って告げた言葉のあと。
ショコラがこの空間でやるべきことを終えて、 その姿を消していく。
元彼としては、笑って気持ちよく、これから恋にチャレンジする彼女が、 後ろを振り返らずに済むように送り出すのが、最後の一仕事だ。 だから。]
ありがとう。嬉しいよ。
さようなら。
───私の、大好きな君。
(@43) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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────── …
(@44) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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ショコラ。
……ずっと、大好きで、いさせてね。
(@45) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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*
*
[その夢の終わりに、歌は流れない。 この終わりは、歌うには少し足りなかったのだ。
ただ、BGMだけが奏でられ、それもやがて終わる。]
(@46) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[────── 歌が流れるのは、 エンドクレジットのその後だ。]
(@47) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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>>2:451 ♪
果てしない闇 役割分担の裏側で願った お守り代わりの恋に縋った泣き声で
Drop dead, you bastard! LaLaLa... fxxkin' tonight !!
(Shining!) 輝いているんだよ 見ている光景 (Indulging!) お膳立てされて踊ってるアイツ
正直者の少女騙したオートマトン 悪意もないからタチが悪いね
(@48) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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♪
『あなたは裏方の見物人です。 いかなる陣営の人数にも含まれません。』 なんてわかりやすいシステムメッセージ Liar×Liar, and ideal sweetheart
これで良いんでしょ?と差し出した 耐えがたい傲慢に吐き出す林檎(じいしき) 暗闇で意識を保つにちょうどいい不快さだ Lonely×Lonely, and Dirty a prayer
果てしない空 夜闇に瞬く星が爆ぜる 願いは時間差で叶うと誰かが教えてくれた Drop dead, you bastard ! LuLuLu... fxxkin' tonight !!
(@49) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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Liar×Liar, and Sweety Chocolate
『幸せだったよ。私も』なんて
ああ いったいどこの誰の口の台詞だ?
♪──── …
*
*
*
(@50) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[『理想の彼氏』が、メアリーに興味を移した 意味と理由はいくつかある。
ひとつは、ショコラが 目にすることができないような メアリーの話を伝える目になるため。
ひとつは、居心地のいい場所を止めることで ショコラを生存本能由来の初恋から 目を覚まさせるため。]
(@51) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[最後のひとつは、
選び難いような選択を、毎秒繰り返し続けても、 苦虫をかみつぶすような味の結果の中でしか 得られない幸せなんてものじゃない もっと甘い物語を作ってくれそうな人に、
ショコラを「悪」と見なさずに 「劣等」と見なさずに 毒を向けられても飲み干せる人に、
どこまでも"優しく""甘い"物語の中で、 ショコラが救済される未来をつくってくれと
メアリーに祈り、願い、託したからだ。]
(@52) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
[拾われたガラスの靴は 王子様にはなれないし、 林檎は毒に染まるのを拒めない。
せいぜいが、喉にひっかかって 「あとで吐き出せる」という お姫様の生き返りの可能性を残しておく ぐらいの些細な働きしかできない。
『ショコラも幸せになれる物語』を紡ぐことは
ショコラに形作られた『彼氏』という 役(かたち)をもった『部品』には、
『ショコラの物語』の在り方自体を 変革するような物語をつくる力がなかった。]
(@53) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
[『役割』を終えたそのあとに、
個として、地上に関わるための力も。]
(@54) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
─ 丘の穴の底 ─
[その空間は真っ暗だった。自分の輪郭すら見通せない暗闇。辛うじて大地があることがわかる深淵。
地球そのものに近いそこは、 時間の感覚もあやふやだ。]
────〜、ッ … …
[無に溶けながら、膝をつく。暗闇自体はそれほど恐ろしくはない。生まれた場所もこんな感じだった。」『自分』があるのかないのかも不確かになるような場所いるような感覚だった。]
(@55) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
……ショコラ……
[独り言を声に出す。もう声が届くことのない相手の名前を呼ぶ。
悪魔に願ったのは想い続けること。
ショコラへの想いが尽き果てない限り、 自分として存在し続けること。]
(@56) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
[でも。もう、きっと彼女には会えない。]
… ─────、 ぅ、ぁ
[口だった場所を抑えて、喉を閉じて、声もなしにただ熱く濡れたような感覚だけがある目を固く瞑った。
ぐう。と喉が潰れる。]
ぅ、…ヴ、う、ぇ
[すごく、ただ、すごく、寂しかった。]
(@57) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
[幸いにして、あるいは不幸にして、あるいはそのどちらもを含んだ結果として、本来無に帰る意識ははっきりしたままだ。
そしてもう会えない、ということを悲しむための時間だけは、この先、いくらでもある。]
… 〜〜〜っ ふ、は…
[まだ、あの子を想っていられる時間がある。 『自分』でいられる時間がある。
それが嬉しくて、もう自分でもあるのかないのかもわからなくなりかけている口から、それでも笑いが零れた。]
(@58) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
[ここには意識がある存在などもう自分だけしかなく、声を抑える道理などなにもなくて、 だから、声を押し殺したのはもはやただの習い性だった。
地球と繋がっている彼氏の感情は『地球』に影響を及ぼしてしまう。 そして、なにせ地球上にいる限り、地球は最強なので、赴くままに行動を起こせば、大事な者も巻き込む形で事が起きる。
だから、周囲のことを、何かを大事に考えるなら、心を、気持ちを、抑えて押しこめて殺しておく必要があった。
それに『理想の恋人』でいる間に、半ば自動的につくられた外側をなぞる行為が合わさったものが、"それ"の個性になった。]
(@59) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
[『理想の恋人』というガワは、"それ"の考えとは、時にズレる行動をとることもあったけれど。
けれどそれは『地球』属性ではなく、 夏の間に勝ち得た、"それ"固有のものだ。]
ショコラ……
[呼んでみる。まだ自分の声があることを、 自分の耳があることを確認し───]
(@60) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
(ズンチャカズンチャカダーダッダー ダダダダーダッダー↓♪ ズンチャカズンチャカダーッダッダ ダラダダラ↑♪ キュン!)
… … ん !?
[まだ残っていた"それ"は、 その"耳"で、軽快なリズムを聞いた。 >>7:238>>7:238]
(@61) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
………………!?
[>>7:239 それはポカンとして、歌空間で∞を描くように無邪気に走り回るタルトを見た。目が見開かれる感覚もあった。自分の輪郭を感じる・・・]
(@62) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
……た、タルト!!!!!?
[いや、というかそれよりあの子落ちてる! 落ちてるな! 義弟、いやもう義弟ではないけれど、それでもタルトはショコラの弟だ。ショコラのまわりには、ショコラを許してくれる人に傍にいてほしい。もうなにかショコラの傍にあるものが失われるのは、"それ"は見たくなかった。
幸い、ここは地球の内部だ。半分溶けかけた状態であれば、着地を穏やかなものにするくらいはできる。できろ。できた。]
(@63) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
[タルトは尻から地球の地面に軟着陸する。] >>7:242
ち、ちす。
[お義兄さん! の言葉に、だいぶ混乱と動揺をしながら、 "それ"は、落ちてきたタルトと出会った。]
(@64) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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|
─ 昼:穴の底 ─>>8:123
腹を……というと……
[タルトが穴に座る。
"それ"はその姿を見つめた後。
───地面に額を擦りつけて頭を抱えた。]
そ"れ"ぇ"、大泣きして”た”の” バレてるやづだね”え” ”!?!?
[そして"それ"は羞恥で悶え苦しんで のたうち回り、一回死んだ。]
[暗闇だったし、タルトは歌っていたので、 バレていない可能性もあったが、そんなことには気がつけていない。]
(@65) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
─ 地 球 ─
[それから、なんやかんやで、一回死んだそれは言語を発せられる状態にはなり、] >>7:124
まあ。まあね。浮気はねえ。 私も寛容な方だけども。 そりゃショコラは怒るし、傷つきもするよね。
…… うん。ショコラが好きなのは メアリーだからね。知ってた。
[知ってた。]
だから さっき……? かな。 お別れしたとこだった。
[そしてもうきっと会えないと醜態晒して泣いてたわけだが、"それ"はそこまでみなまで言わなくていいという温情をもらった>>7:125。]
(@66) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
|
|
さっき、っていってもここ、 時間とかごちゃごちゃに なってるけど。
[悠久の存在に近いここは言ってみると『舞台裏』だ。舞台上で回想処理なんかがこなせる以上、出所を間違うと時間経過とかを飛び越えられてしまう可能性がある。]
(@67) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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[温情を受けて醜態を思い出して頭を抱えかけた"それ"は、けれどもはた。と手を下ろして>>8:125)]
友達。……
[ぽつ。と関係性の名前に声を零す。地球は友達だと思った誰しもにとって友達だが、『彼氏』の間はショコラ以外とはほぼ会話できなかったために、"それ"にとっては新鮮だった。]
そうだね。友達が丸い…… ああ。…そっか。
[思ったよりも、存在が続いている理由。 それにはたと思い当たる。]
そっか……。
[きっとそれは、タルトが"姉の彼氏"を、"地球"を個人としてカウントし続けてくれていたからだ。>>3:593>>319]
(@68) miseki 2022/09/24(Sat) 02時頃
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そっ"かあ"……
[自分の存在が続けられている尊重(りゆう)に思い当たって、"それ"はまた涙声になり始めた。ずびずびと鼻を鳴らす。]
いや、ごべん…… ありがたくて……
この先ずっと、ひとりきりだって 覚悟決めてたから、不意打ちで…… [ずずーーっと鼻をすするような音をさせてから、 タルトの用事にああ。と頷いた。] うん。……うん。そうだね。
夏のショコラの物語、 タルトには知っていて欲しいと、
……自分も、思う。
[だから、]
(@69) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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じゃあ、歌わせてもらうね──♪
(@70) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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>>8:126
♪〜 ♪〜〜 ♪〜〜 〜♪♪
[長くて濃い夏の物語を彩る曲が 断片的に流れはじめる───
(※この歌たちは追加ディスクで 聞くことができるようになります)]
♪ 花畑に流れ星 おはようの挨拶
[それは、花畑の中でお互いに 慢心相違の状態で出会った話とか。]
(@71) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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♪ Happy Summer Action! ♪ 熱い海 僕らの情熱を叩きつけろ!
[夏休みだからと海に行ったら 地球外生命体が浜辺に打ちあがって あわや血の海を泳ぐ羽目になり 散々だった話とか。]
♪ 石畳に夜明かり揺れる中 ♪ 喧騒にふたり紛れて手を繋いだ
[お祭りに行ったらヤクザの抗争が起きて はじまったのは血祭でしたって話とか]
(@72) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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♪ 瞳に 譲れない想いをこめて ♪ Cross Heart Battle! ♪ 君と歩きたかった道 振り返らず目指すよ
[戦いの日々の中で意気投合できた気がした相手とでも、結局戦う羽目になった話とか。]
♪ Will you marry me? ♪ Let’s walk the rest of our lives together
♪ 君の身体を燃やした灰が 風に混じり ♪ 世界を包むくらい希薄になる
♪ Usually and forever I love you
♪ 重なって ひとつになる──── …
[地球の花嫁になってほしい。と 歌い上げたときの話とか]
(@73) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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[戦って戦って、負けて、リベンジして、 何度も絶望的な状況に陥りながら 最終的にどうにか異世界からきたコアトリクエを 撃退して、平和な日常を取り戻す。
そんな夏の間の話を、 大の字に横たわったタルトに 歌って聞かせた。] >>8:126
…… かなり頻繁に ぼろ雑巾みたいになってたから……
[ショコラも服もだ。同じく大の字になった"それ"はしかし、だっせえという評価を否定しなかった。]
冒険者ギルドとかないから、 モンスター倒しても、 報酬とかない地球(せかい)だからね……
(@74) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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[僕、とタルトが話す言葉に、 "それ"は、ん。と言葉を紡ぐのをやめた。]
……同意なんだなあ。嫌がるかもしれないけど。
メアリーもショコラも、 ぜひモテててほしい。
[同じ気持ちだった。 ショコラが(願いを叶える能力を狙われる的意味でなく)超絶モテガールでいてくれたら、ずっと幸せな気持ちでいられる気がした。それが何よりもそうあってほしいと願った形だった。]
────── うん。 ありがとう。
[感謝の言葉をもらって、"それ"の声は 心底から嬉しそうに笑った。
虚空出身にとっては、タルトの感謝こそ、 最高の得難い贅沢だったから。]
(@75) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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ひあ!?>>8:128
[そしてしばらく感動を噛み締めていたために、飛び起きるタルトの声に、声が裏返った。]
で、で、伝言? あ、あ〜〜〜 相良…… くん……? からの。
[『基本晴れ/気温24〜25度/校内の桜を狂い咲きに/紅葉いける木は紅葉も/雪は大粒で/雷は事故ないように/学園花壇満開/歌に合わせて地面に振動と風/大地特設ステージ用の地面の隆起/食レポも同様(……以下略]
あー、うん。うん。 詳細に覚えるのは……無理だな……
…アカウント……
[少し、考える間が挟まった。]
(@76) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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["それ"は少し考えて。]
これは、『地球』にリクエストが、 ……わかればいいんだよね。
[それなら、方法はある。 夏の間に得た電話番号が。]
じゃあ、…
[タルトには、現在使われていない、ショコラが彼氏に電話するときの番号を伝えた。>>6:123>>@1 それは『彼氏』用の電話番号だったから。 ショコラ以外が『彼氏』の電話にSMSをしても 地球にリクエストが届くだろう。]
(@77) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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[それはほぼ一方的な郵便受けで、 だから本当は、"それ"が タルトのアドレスを聞く必要はなかった。]
──… タルトのアドレスは?
[必要はなかった、けれど。 ただ、知りたくなったからという理由で聞いた。]
(@78) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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[そうしてアドレスを聞くことができたら 記憶に"友達"の番号を刻んだ。]
来てくれてありがとう。友達。 でも、そろそろ戻った方がいい。 ここより深いところに落ちたら 変な時間に戻っちゃうかもしれない。 ここの中の案内くらいはまあ、たぶん? できると思うから。
ちゃんと上に繋がるとこまでは、 送ってく。
[そう言って、元義兄の現在友人は、 タルトに地上への戻りを促し、
見送りを済ませれば、丘の穴の底に *ひとり戻った*。]
(@79) miseki 2022/09/24(Sat) 02時半頃
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[うめき声ににた声になっていない声の後、 言語になっている第一声はこうだ。]
… あの。あのね、タルトからここで
まだ会えるっぽいって聞いたからって
あんな別れ方して、
こんな普通に再会ってある?????
[(※追加パッチなのでそんな普通でもない>>649)
もうずっとひとりだろうなとか思って泣いていた自分がマジ酔ってたという自覚が生まれて、恥ずかしくていますぐ死にたい。ショコラに会えたのは嬉しいが、それはそれとして消えたいし、逃げたい。]
(@82) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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["それ"は暫くうんうん唸った後、観念したように溜息をついて頭を抱えていた手を下ろした。] >>655>>656
……まず。メアリーとの話だけど。 察してはない。
メアリーにフラれたって聞いて びっくりだよこっちは。
あと、かっこわるいとかないから。 その自己評価今かなりわかるけど 絶対受け入れないからね私は。
["不満そうな"声で、"それ"は応じる。 『懐の深い』『理想の彼氏』が、ほとんど示すことのなかった態度で。]
…悔しいな。
私は、君にメアリーとの恋だって、 手に入れてほしかった。
(@83) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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[そう言って"それ”は息を吐いた。ただ、それはショコラの言う通り、今する話ではなかった。言わずにいられなかったただの感想。]
で。なんだっけ。解釈違いだっけ。 理想通りで、都合がいいのは重たくて、 自分に似合わないって、
ほんとショコラは───
(@84) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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ほんっっと、真剣にめんどくさい!!
[彼氏の中身にいた"それ"は力をこめて言って ワッと両手で顔を覆った。]
〜めん……っどくさい!!
[溜めて目を閉じ大きく口をあけて、 二回言った。]
(@85) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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そりゃあね。
…… 花嫁のための彼氏は 『そういう役割』だったけど。 不自由さもあったけど。
なんか解釈違いだったとか重いとか言われてみると それはそれでちくしょう……って感じだよ
(@86) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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だってさ。─── 都合よさだって、 私は、ショコラの手に届いていいと思ってる。
[腹を割って話そう。と言われた元カレは そう言いながら顔を覆った手を下ろす。] 私、ショコラの趣味も感性も 本っ当に、ぜんっぜん ミリも共感できない。
[彼女がそういうのが好きなようだ。ということはわかっても、"そういうの"を同じように好きかどうかは別だ。]
(@87) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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似合うとか似合わないとか、 だから?? って感じだし、 知ったこっちゃないし。
…私は、
不幸を蜜の味に感じるドMで 心底面倒くさくて不幸好きで、 泥の中をはいずり回って、 藻掻いてる姿こそ、どうしようもなく 似合っちゃうような、ショコラが
好きで好きで好きで好きで、 好きで好きで好きで好きで好きで、
…大好きで、
仕方なくて、
(@88) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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そのいっつもボロボロになってる 大好きな面倒くさい人に、 甘やかされて、恋も愛も手に入れて 五体満足で、何も失わずに、 ぬくぬく幸せに生きてほしいだけ。
(@89) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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──だから、隠してた、っていうか まあ、隠してたけど、
[ずっとずっと、隠していたのは。 たとえばそれは、彼女が迎える未来のために 必要なフラグを立てる行動だったとしても、]
ただ、傷ついてほしくないし、 …… 傷つけたくないだけ。>>-2871
怒らせたくないだけ。>>-2871
苦しませたくないだけ。>>-2875>>-2876
(@90) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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…… 嫌なことから、痛いことから ショコラを守れない自分が、
ただ、……嫌だっただけ。
[それらを肯定できない『懐の狭さ』。]
(@91) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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自分で、自分の理想のために ショコラが傷ついたり、怒ったりするって わかってても
…… 嫌なことでもやるって 自分で選んだくせに
…………しんどくて。
こんなかたちにしかできなくて ごめんねって、言わずにいられないくらい>>@32、 ただ、心が、弱かっただけ。
(@92) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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[隠して、隠そうとして、隠しきれなかったのは、最強なんていうにははばかられる弱さだ。]
だから、 ショコラの行動の責任を取り上げるなんて そんな大仰でもカッコイイもんでもないよ。
あれは、私が、私のために、 謝りたくなっちゃっただけ。
だた、
…許されたかっただけ。>>-7898>>-7904
(@93) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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…… 君のいうところの 解釈違いの、理想の彼氏って 役(うつわ)の中に
……『理想』通りでいるためには あっちゃいけないような 些細なズレでできた隙間に 発生しちゃった願い(エゴ)が、
今ここに残ってる『私』、って感じ。 [だから、理想の彼氏と"それ"は、同じものを見てきて記憶も共有しているけれど、ショコラが察するとおりに、やはりまったく同じものではない。]
(@94) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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[同じか違うか、疑問の一つにそう答えて、 小さく静かに息を吐く。]
まあ。押しつけの願望の理解なんか、 共感も理解も了解もしなくていいけどね。
[元カノの趣味に全然共感できないのだから、当然相手がこちらの趣味を理解する必要も義理も義務もない。
共感できない人の有様を、在り方を 選択を、行動を見ているうちに 好きになってしまっただけ。 趣味が合わないからと嫌いにならなかっただけ。
ただそれだけの話だった。]
(@95) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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[はあ……と"それ"は顔を再び手で覆った。 どう伝わるのかなんて予測はできない。 消えたい。許されたいけど 許されないかもしれないし、怖い。]
…… ……割りましたけども。
[なので顔をあげないままに、 "それ"はショコラに、発言権をお返し*した*。]
(@96) miseki 2022/09/24(Sat) 17時半頃
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― 地球 ―
[めんどくさい発言に ぁん?と不満が返る。 本当に面倒くさいので、は? 声で返した。]
わかってる、わかってますよ、 重いのは自分で!!
だから言わないでおいたんでしょ!!?
[重い自覚はある>>-7897。重しになりたくなかったのも本当のことだ。割れと言って割った腹の中身の話は、めちゃくちゃ笑われて>>702、そのうえ半笑いで重ぉっっっっっっ!と感想を叫ばれた>>703。]
(@98) miseki 2022/09/24(Sat) 21時頃
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ああああもう………… [綺麗なお別れとかが全部ぐちゃぐちゃだ。 こんなのは理想の彼氏じゃ有り得ない。]
……、ショコ…………
[顔をあげられないでいたら、 立ち上がる気配がして距離が詰まった。 両手が伸ばされた。]
………
[ショコラの両腕に15°くらい、そこに在る朧気な何かが動く感覚があって、背中とおでこより上の頭に、ふわりとした感覚がある。 それから、そうして抱きしめられながら、 元カノの話と提案を聞いて。]
(@99) miseki 2022/09/24(Sat) 21時頃
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その提案、悪魔みたいな発想だね。
[素直な感想を述べて、]
…… ……理想の彼氏だったら、絶対に 頷いちゃだめな提案するんだもんな。
[だってそれは『理想の彼氏』と過ごす夏だ。 ただ一つの"正解"を追うルート。 でも、パートナーが変われば、 きっと物語のルートは無限に近く広がる。 BadにもGoodにも、SweetにもBitterにも。]
………………
(@100) miseki 2022/09/24(Sat) 21時頃
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|
──── 、正直にいうと、
自分で思った以上に、 嬉しい気持ちが大きいな。
君が私との夏を願ってくれること。
だって、君の提案したルートじゃなきゃ、 君と過ごすあの夏の記憶は、 あの自動人形みたいな彼氏のもので 絶対に、絶対に"私"の手には入らない。
(@101) miseki 2022/09/24(Sat) 21時頃
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[ぎゅ。と体に回った腕に力が籠る。 反対側から、ショコラの小さな体を抱き返してから 互い緩めて向かい合う。 お互いの瞳の中に相手を捉える。]
いいよ。乗った。
[その回想改竄ループの提案を受諾する>>710>>707。]
(@102) miseki 2022/09/24(Sat) 21時頃
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|
[伸ばされた手をとる。手を繋ぐ。彼氏とか彼女とかの関わりの名前がついていないショコラの手を、自分の意思で。]
ヒリヒリするし、間違ったらみんなも死ぬけど、 逆に成功させられたら、 ショコラの傷をひとつでも減らせるって 可能性だってあるでしょ。
がんばれば取りこぼさずに、もっとたくさんを 手に残してあげられるかもしれない。
[もちろんそれは、他人の命まで掛け金にした外道の博打ではあるけれど。そこで手を伸ばして手に入る、欲しいものがあるなら、]
そりゃ傷ついてほしくないのも本当だけど
─── 私が何より願うのは、 君の手に幸せが残ることだからね。
[手を伸ばさないで大人しくできるほど "それ"はもう、無欲でもない*。]
(@103) miseki 2022/09/24(Sat) 21時頃
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― 回想、あるいはやり直し:夏休み ―>>*10>>*11>>*12>>*13 >>*14 迎えにきたらすでに襲われすぎじゃない!!? トレインでもしてた!? [それは夏休みの夜の花畑。 けれど、タイミングが少し違った。夏の出会いが変わった事、戻った二人に記憶がなければ、それは誰も知らないこと。]
誰っていうか、何というか。 地球? 名前とかいうもの、もってないな。
♪(♥地球)(2番)
『君と共に』願った夜に 例え全部忘れても 君の輝き目指して何度だって走るよ
心のまま 恋し愛して手を伸ばした 零と全から逸れた一を心(じぶん)と決めた 従順さの壁の前で零した涙で 理想像はいらないと筋書上書き(リライト)した
(@104) miseki 2022/09/25(Sun) 00時半頃
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いやまあそれはいいけど、はよ逃げる! 怖いし!!
[ショコラの手を捕まえて、"それ"は脱兎の勢いで走り出す。]
あ。いや、でもそっか。いいこと思いついた。
───名前、つけてくれない?
♪(♥地球)
Bitter & Sweet 頭に花咲かせた愚か者が貰った種 致死の薬か不老不死の毒か 君からの贈り物ならどちらでもよくて
何度でも 何度でも 挑み続ける 落日の闇を超えて 朝に会いに行くと誓う ガラクタになって駆けた大地(ちきゅう)の上 敷いた道を駆けよう 手を繋いで───… ――――♪
(@105) miseki 2022/09/25(Sun) 00時半頃
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―――――――――、
――――――――――…
…
(@106) miseki 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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─ 25日 文化祭 ─
[天候は晴れたり、雪が降ったり、 丁度いいタイミングで雷が鳴ったり 果ては虹がかかったり、 その虹の橋をペガサスが駆けたり まあとにもかくにも、 はちゃめちゃ。という言葉が 似合うありさまだった。
足元や木々までも花が季節に関係なく 狂い咲き、節操も遠慮もなく その学校を彩っている。]
(@107) miseki 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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─ epilogue 青井大地/25日、校庭─
[その校庭で花火を見ている小柄な生徒に、 とことこと歩き寄る生徒の姿がある。]
ショコラ。……先輩。
[呼び捨てに役職名をとってつけたかのような言い方であなたを呼ぶその声は、声変わりはしていてもそこまでは低くない。 その声に、あなたは聞き覚えがない。]
文化祭、私と一緒に、 まわってくれませんか。
[男子生徒としてはやや珍しい一人称を使い、 じ。っと彼はあなたを見つめた。]
(@108) miseki 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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[緊張したようにも、その後輩は 一度そこで深呼吸をして]
一年の、青井大地です。
───ずっと前から、好きでした。
[きっと、そんな風に、 あなたに向けて、告白をする**]
(@109) miseki 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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青い星 地球は、メモを貼った。
miseki 2022/09/25(Sun) 08時頃
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