226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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―図書館→廊下―
[シーシャとユリを不安にさせてしまっただろうことを、彼は悔やんでいた。 足取りはやや、覚束無い。 申し訳ない気分で体ごと重い。 シーシャの声が甦る。その声を、様子を、痛みとともに刻みつける。>>125>>126 鱗が増えたためか、幻覚を払い除けるために頭を振る。
通り際に、様々な人と彼は邂逅する。
彼の幻覚は、残酷なまでにやさしかった。
――彼が懐いていた、奇抜な格好の男が花を渡そうとする。 ――白いワンピースを着た、明朗な女性が飲み物を渡そうとする。 ――目の悪くなっていった、少年が抱っこをして欲しそうにしている。
その幻をかいくぐって地下の図書館から廊下へと出た時には、彼は脂汗で滲んでいた。 鱗が突出した前後は特にひどい。
――…鼻孔をくすぐる花の匂いは、ラベンダーだろうか。その花を好んだ人もいた。]
(127) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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/* 絵本持って、出来れば回想しつつ一回センセーのとこ行きたいなあなどと 他の人ともお話したいが、さて。
(-44) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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ここに勤務する医師って、死んだ眼になりそうだよ・・・。
(-45) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[ケイトは此方のことも、変わらないと言って>>112くれた。 そうであればいい。 病気が進んだとしても、大切なことだけは変わらずに]
……泣き虫は、余計だ。
[表情はなくとも、柔らかく感情を語るケイトの声。 駄目だ、でもそんな風に言われてしまったら。 我慢している筈の涙が、溢れてしまうじゃないか]
泣くのは、悪いことじゃない。 情けなくもない。
―――――…分かってる、けど。
[真っ直ぐ此方へ向けられる東雲色。淡くて深い空の色。 仮令忘れろと言われたって、 この美しさを忘れることなんて一生できはしないだろう]
(128) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[彼女が微笑む>>113。その姿を映す視界が、滲む]
もう…、困ったな…。 少しくらい、格好つけさせてくれよ。
[彼女の手に触れると同時、堪えきれずに涙が頬を伝った。 強がって笑っているのに、これでは台無しだ。
ケイトの瞳からも、零れ落ちる淡紅色>>113>>114。 とても、綺麗で優しい色をしていた。 それは宝石だから、ではなく。 きっと彼女の瞳から生まれたものだから]
あったかい、よ。
[彼女の手に間隔が殆どないことを知らず。 自分の手に走るのは痛みばかり。 それでも確かに温もりを、感じることが出来た気がする]
(129) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[この腕では、彼女を抱き上げることも 運んでやることもできはしない。 出来ることと言えば、]
……俺からも、一つだけお願い、良いかな。
[瞳を閉じ、綺麗な雫を落し続ける彼女へ更に歩み寄る。 逃げられないならば、 そっとその身体を支えるように翼で包み込もう]
ケイトリンの、涙。貰っても良いか?
先生が言ってたんだ。 冗談みたいな言い方だった、けど。 大切な人の涙が、俺の病気の治療薬だ、って。 だから。
[そんな御伽噺なんて、と当時は思っていたけれど。 今は何だか、それを信じても良いような、そんな気がして]
(130) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[現実を思い出す。”今”の家族を思い起こす。 現実が如何に、脆く救済が無くても彼は直視する。幻覚の症状が増している彼を見れば、皮肉に思う者も居たかもしれない。]
キルロイ…。 そうだ、キルロイに会ってないや。
[義務感ではない。現実に触れたいために、彼は毎日、患者仲間の全員を尋ねる。
鱗の新たな突出と幻覚症状の後遺症で、足取りがふらついている。
キルロイは食堂でも見掛けていないため自室だと、彼は目星をつけて廊下を進む。]
(131) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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>>130 せんせーは冗談だったのに、むしろそれしか治療法が無かったと言うオチか・・・!
哀せんせー。
(-46) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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げっ
[彼は知らなかったが、自室から出て来たばかりであろう>>122見て、思わず零した。 深い意味はない。
幻ではないか、確かめるためだ。きっと。]
(132) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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――、そう、だね。(そうなのかな。)
[奇病、といわれる患者を診続けるせんせい。 わたしがあのひとの立場だったらどうだろう。 やっぱり辛いと思うのだろうか。
ナナちゃんの言ってることもわかる。 檻の中で暮らし澱のように溜まった不信感を 外側に出す事は、だから、あんまりない。
わたしは続いた言葉に、]
――ナナちゃん、せんせいが”好き”なの?
[そう、思わず言いかけて、口を噤んだ。 ナナちゃんが誤魔化すなら、 きっと言っちゃいけないことなんだ。 だからね、わたしは。]
(133) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 00時頃
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……そっか、ナナちゃん、好きなひとができたんだ。 嬉しいなあ。素敵だなあ。 どんなところが好き?
[にこにこ笑った。 だいじなともだちに好きなひとができた。 それは、とても嬉しい事だと思う。 (ちょっと、寂しいけれど、それ以上に。)
――幸せになれるかどうかなんてことは、 わからない。 それは所謂”ふつう”のひとでも変わらないと思うから 笑って、言葉を重ねた。]
好きなら、想いは伝えなきゃ。
[ラブレターか。言葉か。 歌でもいいかもしれないね、 なんて、わたしは密かに思っていた。]
(134) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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勘違いされたー!
(-47) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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シーシャは、ヒナコに話の続きを促した。
2015/06/06(Sat) 00時頃
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/* ナナオちゃんとヒナコちゃんのふんわりが好きだ… 俺はこれから殺伐回想にはいる(きりり
(-48) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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/* 飴食い虫でまじすみません…!!(埋まる いや、大丈夫、大丈夫なの だ…!! 明日から抑えるから(土下座
(-49) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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頼りになる所。
[どんな所、と聴かれて。 すぐにそう答えられたけれど。]
素直じゃない所。可愛い所もあるじゃん、とか。 大人な所とか。格好良いし、優しい。
[くすりと笑って、そう答えるけれど。]
・・・。
[好きなら、伝えなきゃ、か。 その通りだと思う、けれど。 ――でも。伝えて、どうなる?って。
忘れられたら――。 と、ナナオの表情は暗くなる。]
・・・。
(135) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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>>1:257 お姫様抱っこをしてもらえると聞いて嬉しそうに に ぱ 〜 ☆ と、センセーにしたのと同じように微笑みながらをオスカーお兄しゃんを見る。
>>1:279 …聴けばおじいちゃん そうだっけ??と頭を傾げながら深くまでは考えず自分の話も返す。]
はじめましてじゃないよ〜私知ってるもん〜
タルトはね!タルトはね! この前九歳になったの☆
オスカーお兄しゃん 若くなるって不思議だね! 私はもっと大きくなりたいー。
あっ!! お姫様抱っこしてして〜
[とてとてオスカーの元に駆け寄って見上げながら抱きやすいように両手を上げる。 いつくらいの頃からオスカーのことを知ってるかわからないけれど、だんだんと若返るオスカーに親近感を覚えて懐いているようだ。]
(136) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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・・・普通に誰かを好きになって、 その誰かと一緒になって、子供を作って、育てて――。 そんな未来が、あるなら。 嘘なんて、必要ないんじゃないかって思う。
[それは誰にも言ったことのない、本音だった。 叶う気が、全くしないから――。 言えない。言葉に出来ない。 絶望してしまうから。]
・・・でも。ここには、もし、がある。 もし、明日には・・・。 もし、明日にはあたしだって・・・。 それなら、嘘ついてた方がマシだって・・・。 思って、さ・・・。
[でも、それはとても、悲しい声で。 本音だった。 本当のことを言って、失ったことを考えたら。 何も言えないか、嘘をつくしかないと思えて。]
(137) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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ヒナちゃん話し相手ありがとう。 とても話しやすくて助かる。
(-50) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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ヒナちゃんが話しやすい理由として、左向きであることもあるかもしれないね。 あたしが右向きだから、想像しやすい。
(-51) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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そう?でも私の中の、貴方は
[優しいあの時のまま、変わらない 大切な、貴方のまま>>128
忘れないで。わすれないで 貴方の記憶の中にいたい でも、できるなら私は、笑顔のままでその場所に居かった]
涙は未来につながるわ。 感情を表出することはね、生きる気力にも繋がるの。
[分かっているけどと、言葉を詰まらせるその姿 貴方のその姿をそっと心の宝石箱に仕舞いこむ
泣かないで 私の為に泣いてくれるのが嬉しい ――駄目ね、こんなこと考えちゃって 悪い、女だわ私]
(138) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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ふふ、女の意地が勝った結果ね。 私の前では――素顔の貴方のままで居てほしいと 願ってはダメ?
[私のモノとは違って温かな涙 生きている証が彼の頬を伝う
その輝きが何より尊くて、綺麗で 私の心を軋ませる]
(139) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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ん…… キルロイは、あったかい、ね
(嗚呼、この温かさを 感じられなくなるのは、寂しいなぁ)
[殆ど感じられない感覚 それでも心は温かさで満たされる 羽根の柔らかさはそのまま彼の心根の様に優しく美しく
もっと触れていたいのに、 もっと彼の生きる姿を見ていたいのに
時計の秒針は終わりへの道程刻むのを止めることはない]
(140) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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[彼からの″お願い″>>130に瞳がパチリと開き、 睫毛を瞬かせれば、小さなピンクパールが頬を滑り落ちる 何だろうと小首を傾げる。その際2つ結びの桜色の片方は ふわりと空を舞ったろうか
包み込まれた、黒い羽根の中、 そっと頬を擦り寄せる事は出来たろうか
彼の言葉を聞けば、精一杯微笑んでこう告げよう]
(141) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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……私の涙でよければいくらでも持って行って。 貴方の為なら、私ね
[命さえ惜しくないわ、なんて言えば怒られちゃうから だからそっとその頬に流れる涙に唇寄せよう 避けられてしまうかもしれないけれど、もし掬い取れたなら
その味はきっと、永遠に忘れることはない]
(142) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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せんせーの話題を出したのは、 「ここから出られるとは思えない」 「直接、好きな人の名前を言えない」から。 「先生とかって好き?」の「とか」の人の話をした気だったらしい。
(-52) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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ナナオは大分素直じゃない病にかかってるね。うん。 もっと素直になろうか。
(-53) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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ごめんね。 聴いてくれてありがとう。
[話して何か、解決したわけではないけれど。 ナナオは少し、すっきりとした顔になっていた。ヒナちゃんがいつも袖を掴んでいてくれるのも、ナナオにとっては安心するようだ。]
一緒に居て欲しいってさ。言いたくても。 好きな人に、大丈夫だって嘘ついちゃってさ。
本当は、伝えたら良かったんだって、ずっと思ってた。 でも、伝えて――。 忘れ去られるのが、ずっと恐かった。
(-54) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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記憶を失くす人を好きになったら、そう悩むかな。 でも、何度でも好きだって伝えれば良いのかな? そういう歌を作ろうか。
(-55) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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分かりやすい落としどころはそれかな。
(-56) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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前向きになろう。
(-57) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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