208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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───ヒュー。
[扉に触れようと手を伸ばしたが、それも出来ぬまま。 中に声をかけた。 震えるなと、発する音にだけ気が摩れるほど意識を傾けて。]
終わって、包帯 巻き直すんじゃったら 風呂おいで。
[なんでもないように。 何事もなかったように。 告げて、離れる。]
(*150) 2014/12/27(Sat) 02時半頃
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[擦り寄ろうとする脚が、己の手指の動きで身体ごと跳ねる] それでよい。よく見える。
[起こされた上体の傷だらけの裸身に目を遣り、 目に留まった尖りの片方に空いた腕で触れる。 下腹部に合わさるよう落とされた腰の体温を感じながら、 押し付けるよう、こり、と撫で摩り]
可愛らしいな。
[己の言いつけを守ろうと身体支える様子に、 思わず洩れる。 もう片方の、揉みしだいていた手は茎に伸び、 上下へ緩く動かす。 己を認めた羞恥の顔の、思いもよらぬ色香]
(*151) 2014/12/27(Sat) 02時半頃
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……――――。
[言葉にならない満足気な息を吐く。 動かす手から親指の先を先端に押し当て、指の腹でなぞる。 朱の刷けた顔と淫靡な腰の動きに、己の中心も硬く持ち上がり、 揺れる尻に触れた*]
(*152) 2014/12/27(Sat) 02時半頃
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[その視線が、自らの肌を眺めている。 見下ろす姿勢、その瞳の動きに気付けば、突いた手はくしゃりとシーツを握り締める。
よく見えると称す声。ならば隠してはならないのだろう。 心臓の音が、耳に煩い。]
ぁア、っ、 ……待っ、……や、 ……っ、 ん、
[跳ね上がる声を、飲み込んで。 擦る掌の動きに合わせ、体を揺らす。]
(*153) 2014/12/27(Sat) 03時半頃
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[扉の向こうの気配が、はっきりと実像を描いたのはその声がかけられた時。]
……くあ、……とろ、……?ッ、あ、 ぁ、ッ
[名を呼ぶと同時、勃ち上がる熱が臀部へと触れれば、一際大きく体を跳ねさせた。 終わったら。風呂へ。 表面上の意味は聞き取れても、処理が追いつかない頭では、その声音に篭められた想いを察することができずにいる。
終わったら。風呂へ。包帯を巻きに。
片手を離し、腰を上げ。 勃ち上がる茎に触れればそっと自らの孔へと宛てがう。 解しもしていない其処は、その熱を受け入れられる状態とは言い難い。]
っ、これ、…… ……いれて、 いい、か?
[息継ぎの間、問いかける。 問いかけの答えを得られるまでの間、せめてと自らの指で後孔を解そうと試みるだろう。]
(*154) 2014/12/27(Sat) 03時半頃
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[齎す痛みがどれくらいになるのか、想像はできるが行動を止めはしない。 こんなに張り詰めた状態で、自分ばかりが快楽を得ていて良い筈がない。
結局、常通りの思考の上に成り立つ、自己犠牲の考えから来る行動なのだろう。 そしてそれを指摘されれば、自分はきっと否定できない。]
……ッ、ふ、 ……ぅ、
[潤む瞼の縁、涙の雫は留まり、落ちずにいる。**]
(*155) 2014/12/27(Sat) 03時半頃
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[今でも律儀にこちらの意志を問う言葉に、少々焦点の外れた瞳が困った様に笑む]
好きに、していい……
……っ、うあ
[ああでも、あまり身を離すのは駄目だ――紐が引かれて痛いから。 遙か昔の習慣がふと蘇り、頬へと伸ばした手を首筋に滑らせ上体を寄せた。分け入られている場所からは随分と粘度の高い水音が響いて脳髄の芯を痺れさせていく]
(*156) 2014/12/27(Sat) 05時頃
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ケイ、イ……っ、ひあ、や、
[名を呼ぶ声は途中で掠れ、抑えきれない喘ぎばかりが喉を吐いて出る。彼が上着を脱いでしまっているものだから身体が跳ねても縋り付く場所がなくて、背に回した指先ががり、と短い爪痕を残していった]
……だめ、だ、もう……っ
[崩れた襦袢に白い濁りを散らす前、霞のかかった頭で何とかそれだけ呟いた所で、意識が白く飛んだ。ずるりと引き抜かれると最早悲鳴に近い喘鳴が漏れる。 視界が戻ってようやく、ついきつく締め上げてしまったが大丈夫だったろうかと、眉根の寄った顔を中央に収めてそんな心配を。掌を当ててその前髪を掻き上げた]
[腕の中で何度も長い息を吐いて、黒髪へゆるゆると手櫛を通していくうちに、全身を重くする疲れと共に眠りの縁へと落ちていく]*
(*157) 2014/12/27(Sat) 05時頃
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