231 獣ノ國 - under the ground -
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ここから出られたら……?
[誰かから投げかけられた質問>>*17に、考える。 聞き慣れない声だった。私はここに10年いるのに、聞き慣れない声だった。 けれど私は、ついさっきまで独房の存在も、知らなかったのだ。 知らない誰かがいたとしても、多分不思議なことではないのだ]
……わからないわ。私は外の世界を覚えていないから。 でも……そうね。思い切り空を飛んでみたいとは、思うわ。
[大きすぎる私の翼で。本物を知らない、夜の、空を]
(*19) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[ジリヤが女医に見つかってしまったら、ひと悶着あるだろう。そう思ったのに、ジリヤはむしろ積極的に女医を探しに行くつもりらしい>>69。 すっかり薬の影響も抜けきったらしい元気な様子に、そっと息を吐いた]
ジリヤは、元気ね。
[私はというと、正直もう眠くて仕方ない。夜行性なことに加えて、体力もあまりない方なのだ。 ジリヤのような速度で歩くことすら難しくて、我ながらふわふわとした足取りで。当然、先を行くジリヤとの距離もどんどん開いていく]
……う。
[かくん、と。 とうとう歩きながら、うたたねしそうになってしまう。 入浴後の就寝がぐっすり眠るのに効果的、というあの本はとても正しかったらしい。 けれど、今は困る。せめて、自室まではもってくれないと。 そう思うのに、とうとう私は立ち止まってしまった]
(74) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
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[ 回想・秘密棟 庭 ]
……あーあ。 逃げられちゃった。
[ 僕は至極残念じみて、声をこぼした。
土が抉られ、また抉られた土が周囲へ跳ぶのを見ながら。 >>67遠ざかる背中に、―――背中に、また、ぼくはひとりになる。
寸分、重なった「獣」と「獣」のてのひら。 どれ位の間、僕以外の誰かに触れなかっただろう。 僕はまだ温もりの残るそこを、今度は柔く握りしめた。
拒絶。容認。そして、―――拒絶。
繰り返されたことだ。いつだって、その渦中に僕は居る。 ――ああ、こうだから早く、『排他』が無くなったら良いのに。 そう思っても、どうせ実験はまだまだ、まだまだ。続くんだろう。 ]
(75) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[ 故郷のにおい、おと。もう全てが遠い。 今はただ、何の色とも分からない、>>66僕に背中を向けてしまった彼が僅かに吐いた息が、音が、耳に残る。
鮮やかな腕を抱き込んだ姿は、まるで人形を抱き締める、人間の幼子みたいだった。 …そんなことを思いつつ。]
―――…そう。まるで、「奪われそうな何かを守る」、みたいな。
[ 僕はてのひらを開いて、やがて元の位置へ戻した。 そのまま、抉られた土穴を尻目に僕も背を向ける。 彼との距離が、遠くなる。……その距離が、そう。 外の世界まで広がらなければ、いい。それで良いんだ。僕の立場は 。
だって、さみしいのは、僕だけじゃない 。 彼の瞳が、震える唇が、ひどく心を抉る。 ]
僕はいつまで、此処に居るんだろう?
[ ほたりと長く見ない、雨が落ちた気がした。 ]*
(76) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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…お、さっきはよくもやってくれたじゃねーかイカレ女医。探す手間が省けたぜ。
[猿共二人を見てニヤリと笑う。髪が役に立つ数少ない時だ。ここぞとばかりに髪を解く。…これで、髪は他人に刺さりやすくなる]
なンど眠らせたって同じだよ。なンどだって殴りに行ってやる。
[体は楽に動く。今使っている鎮静剤に対する抗体は出来上がりつつあるようだ。時期に、気絶すらしなくなるだろう]
(77) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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マユミは、壁にもたれてうとうとしはじめたが、やがてずるずるとその場に座り込んでしまった。
2015/07/10(Fri) 22時頃
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/* そうだよ! なんでこんなに喉枯れるの早いのと思ったら、こないだ入ってた村は1500ptだったよ! この村1000ptだよ! 気づくの遅いよ! (そして1500ptでも喉カツカツだった人)
やっちまった感が酷い。
(-19) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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/* チャビないちゃったよー!ごめんよー!亀めっちゃ撫でる。 あー、やっぱ好きだなあ。人形の喩え好きだなあ。 僕また初日落ちだったらチャビ頼っていいかな…… 鍵なんてちらつかされたら、なあ。ううん。行きたい。
(-20) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[顔色はそこまで悪くない。 口よりもよく物をいう目は、今は痛みを騙らない。 それでも騙されてしまったのは、 縋るように袖を掴んだ掌の所為か。>>52
彼は『コッチ』といわれるまま、 フィリップの背を支え、部屋までつれていく。 扉を開けば、いっそ気持ちが悪いくらい真っ白な部屋に ぽつんと孤独にベッドが横たわっていた。
とんとん、と胸元を叩かれたならば、 そうっと、フィリップをベッドに座らせて]
――冷えたのだろうか、布団を、…………
[顎を上げて、こちらを見据えた瞳は 鳥の真っ黒な目に似た濃紺の色。]
(78) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[薄桃の唇が紡ぐ詮索の言葉に、 (痛みを訴えてはいなさそうな表情に) 彼は一瞬、口を開いて
――は、と軽く息を吐き、瞬き一つ。 (瞼の裏に黒髪揺らし彼女が笑う) フィリップの兄が沈黙に差し込んできた 茶化すような言葉を聞いて失笑した。
彼はフィリップの前に軽く膝を折ると、 微笑を浮べて濃紺を見上げる。]
いまは、遠い天の向こうに飛んでいってしまったよ。 彼女に鱗はあっても、翼はなかったはずだが。
(79) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[天津風は天女がゆく道を閉ざすことはなかった。 ある朝、風のように消えてしまった彼女を思い、 少し、迷って]
……彼女は活発な人でね。 君たちのような獣人、または人種、職業、 なんであっても、平等に平和に暮らすべきだと そう、しきりに言っていた。 出会ったのは丁度私が君の歳くらいの時だったな。
[恋人というにはあまりにも離れた関係だったと、 さっきの兄の質問に答えてから、
薄笑いを浮べて小首を傾げる。]
……ところで。 腹は、実はさほど痛まないのかな?
[真っ黒な瞳にフィリップの顔を映し出せば 果たして相手は、どんな表情をしていただろうか。]*
(80) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 22時頃
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[戸惑いの表情>>72を見せるノアに、しまったと顔を顰めた。 入ってはいけない場所に。 土足で踏み込んでしまったのかもしれない。 やがて、ぽつりぽつりと紡がれるノア言葉に。 ズキリと胸が痛むのを感じた]
……好きな子が。そう。
[どこかで聞いた話だと思った。 自分の場合、それは兄であったが。 身近な者が獣人であることの苦労は、容易に想像ができた]
(81) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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私なら意地でもその薬を作って、試すわ。
[きっぱりと、言い切った。 目の前の男は、果たしてどちらを選んだのだろうか。 過去形で語られる重さを分からぬほど、彼女は愚かではない。 どちらにせよ、幸せな結果を生まなかったことを察した]
例えそれが、魔法の薬か毒か分からなくとも。 可能性が少しでもあるのならば。
[それでも、今の彼女はそう答えるしかない。 自分の行いを否定するわけにはいかないのだ。だから]
……お話は。終わりって。
[ノアの言葉に視線を前に向ければ、獣二人が目に入るだろうか]
(82) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[ 現在・第一棟廊下→ ]
[ ちかちかと電球が頼りなく光る、渡り廊下を通って、僕はひたりひたりと足音を鳴らし歩いた。 道中振り返ると、少しばかり、土の跡が付いていたけど。 …まあ、いいか。
そのまま真っ直ぐ進んで、お腹のなるのを他所に、プールの方へ。 ――ああ、でも。腹拵えするのも良い気がする。…けど、どうせ動くなら後の方が、いいかなあ。 なんて思ったりして。
………良く作り上げられているこの施設は、便利で、不便だ。
きっと何千年もこの中で生きていけるだろう。 たとえ上で戦争が起きても、ウチュウジンが侵略しに来ても。 だって 何百年、既に僕はここで過ごしたのだから。]
(83) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[ BGMも何もない廊下には僕の不気味にさえ思う足音だけが響いた。ひたり、ひたり。 真夜中だれかが見たらホラーじみて、怖がられたかな 。
僕はそのまま突き当たりを右に曲がった。 ……プールの入り口に入れば、既に誰か先客が居たかもしれない。
そしてプール行く途中、長髪を揺らめかす影を見付けることさえ。もしかしたら。 ]
……かさつく、なあ。
[ ……衣服の下を指先で撫ぜると皮膚がめくれた。 はらはらと皮が落ちるのを放って、滲む赤をゴシゴシと拭い広げる。すると鈍い痛みが、内部に広がった。
…ああ、だめだ。施設には鮫が、居るんだった。 僕は慌てて( と言っても、そんなに素早く動けてないけど。)水で流して、ハンカチで縛った。――これで何とか、彼の嗅覚を誤魔化せるだろうか。
…亀のクリームとか、無いのかなって。 あまり普及されない「ぼくたち」の道具を恋しく思う。
―――そうして、それから。 何も無ければ、僕はのろのろとプールに体を浮かべてみただろう。 その差中、人影を見たなら、様子を見てその場から去ろうとすることだって 。]**
(84) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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チェビイは、マユミの影をどこかに見た気がした。
2015/07/10(Fri) 22時半頃
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/*ふむ。獣組ともう少し、話してみたい。
(-21) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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/*なんかチェビィの方が活動率高い気がする…
(-22) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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あら、もう薬が切れちゃったの。 量が足りなかったのかしら。
[減らず口を叩くジリヤ>>77に、眉を顰めた。 思ったよりも回復が早い。薬量を誤ったか]
殴るとは穏やかじゃないわね。 いい加減、私たちに反抗するのをやめた方がいいわ。
[その口調は、あくまで冷静で。諭すように]
大人しくしていれば。 少なくとも“あそこ”に入れられることもないのよ。 どっちの方が得か。分からないあなたじゃないでしょう。
[言ってから、じろりと隣のノアを見遣った。 だいたい、荒事は苦手なのだ。 やっぱり少しは罪悪感を覚えてほしいとは思う*]
(85) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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おめーが穏やかじゃねーことやってるからだろ。穏やかじゃねーのはよ。 大人しくしてここにいるンじゃ、あそこにいるのと変わらねーよ。 お前さンの顔に傷でも作れたら、大人しくするより何倍も得だな。お前のやってる事振り返れよ、イカレ女医。それがわからねーおめーじゃねーだろ? わかるだろうがッ! [ザッと踏み込んで、殴りかかる。髪が大きく揺れる。洗い立てのそれは光を反射して]
(86) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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[大浴場を後にして、二棟の図書館へ。途中誰かとすれ違うかもしれないけれど、特に用事も無ければ会釈をするだけに留めた]
相変わらず、埃っぽいなあ。
[慣れた口つきで扉を開けると、すぐに白埃が顔を襲う。今は両手が塞がっているのだから、少しは手加減して欲しいところだけれど]
まあでも、今更向こうの図書館は使えない....かな。
[何しろ、水が苦手な私にとっては暇をつぶす手段と言えば本くらいしかないのだ。それが生まれてからずっと続いているのだから、向こうにある本は全て読んでしまった。
それに、こちらの本ならば傷を付けてしまっても――見つかりさえしなければ――何も言われない。それが気楽だった。
自分の持ち出した本を棚に戻す。ふと机に視線を向けると、明らかに埃が付いていない部分と、そこにある分厚い本]
彼女、なんであんな所にいたのかとは思っていたけれど....。そうか、図書館から帰る所だったのね。
[元来夜行性の彼女。ジリヤを任せたのは失敗だっただろうか、と考えながら、外に出る。
次は、先生を探さないと]
(87) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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…だろうねぇ
[嗚呼 自分は何を期待していたのだろう。叱られたかったのか、呆れられたかったのか その薬の行き先と、用途と。そして、その結果は]
……そう、だよねぇ
[納得のいかない答え。自分の中で結局答えは出ずにいつまでも十字架を背負ったまま、ただやる気も救う気も失くしてしまった ポツリ、呟いた言葉はいつまでも続くわけじゃなく。ジリヤの乱暴な言葉遣いとその奥で眠るフクロウの姿 それから隣でジロリと睨んでくる女医の姿。あー、怖い怖い]
ボカァ、知りませんよ。なんて通じませんよねぇ…
[ジリヤを見て、女医を見て。参ったように頭を掻いて その手の傷がズキリと痛んでから、どうしようかと迷っているウチに飛び出してくるジリヤの姿>>86]
(88) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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ちょ、まっ―― あー…もう!もう…!!!どうしてこうなるかなぁ!!
[女医はどうしただろうか。尤も、また怪我人が出るのは本望じゃないし、いくら嫌いな相手だからと言って怪我して「やったぜ!!」と喜ぶほど性悪でも無い 白衣の下から取り出したのは自衛用の拳銃で。尤も、“知能のある”獣人用で弾はゴムだから死にも怪我もしないがかなり痛い程度なはずだ]
本当俺の責任になるのは勘弁だぞ…と!! ただでさえ色んな所から言われてんのに……!!
[お化けみたいな管理人やら、目の前の女医やら、監視している亀やら 大丈夫だと判断した自分の早計さを恨むべきなのだろうか。銃口をジリヤに突きつけてから、落ち着いて、静かに会話を試みて]
(89) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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死にはしないけどいったーいってハナシ 落ち着いてくれりゃ撃ちゃしないぞ…と
[果たして彼女は落ち着いてくれただろうか。そうで無いとしても“コレ”を無闇矢鱈に使う気は無いが**]
(90) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
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/* ここはバトル村ですか…!?
あと女医さんごめんね、本当ごめんね…!!!出した俺が悪かったのかな!?でもジリヤ凄い生き生きとしてるねぇ!? いや、別に良いんだろうけども、出来れば怪我人を増やしてほしくなくて。マジで殺処分される勢いだから!!!これ以上はマジで殺処分ワンチャンだから!!!!
あー、女医さん可愛い。でもって明さんカッケー ヴェスさん絡みに行きたい フクロウ寝てるんかい…。超寝てるんかい……
(-23) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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そんなもンで止まると思うのか?止めれると思うのか?止まれると思うのかッ!こいつが何やってるか、知らないわけじゃねぇだろッ!死ぬようなモンでも止まらねーぞッ!
[銃を見せられても>>89、その腕は止まらない。止められない。止めれない。死んでも生きることは止められない]
(91) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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/* これ撃つしかないんじゃね…
女医さん次第だなー。やられるようなら(生命の危機的な意味で)ぶっ放します ちょっとこう、落ち着いた感じのシリアスでダークな所に戦闘なんて村建て様に申し訳ないけれど鎮火して良いものなのだろうか
最悪秘密棟に連行ワンチャンだなー… 結構困ってる(大真面目
(-24) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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私は自分の仕事をこなしているだけよ。 それをあなたに批判される覚えはないわ。
[お前のやってる事振り返れ>>86。 ジリヤの言葉に、罪悪感と共に小さな憤慨を覚えた。 彼女には、彼女なりの正義があるのだ。 それを否定されるのは、やはり気分がよくない]
……痛いじゃない。
[咄嗟にジリヤの攻撃を避けようとしたが。 頬に一筋、朱が走った。たらり、と血が一滴流れる。 ジリヤの髪が掠めたのだ。大丈夫。傷は深くない]
(92) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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助かるわ、ノア。
[自衛用の拳銃を取り出すノア>>89を見て、安堵する。 それでも表情は引き締めたまま。 自分ひとりでは、やはり手に負えない。 同僚が一緒にいてくれたことを、珍しく感謝した]
……っ。
[再び迫るジリヤの攻撃>>91に、軽く舌打ちする。 ああ、だから荒事は苦手なのだ。 その攻撃を避けようと、ヒールで地を蹴った*]
(93) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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/* ジリヤさんのロル端的過ぎてどこをどう拾えば良いのやらとか時間軸とかで困ったりしてない(してる
あと喉どうすっかなぁ。 ボカァ少ない喉でどうにかしてるけどみんなはどうなんだろう
(-25) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[ 思い出に踏み込むような僕の問いは それだけでも少し気が引けるものだったけれど 視線を吸い込むような石に 言葉は引き出される。
落ちてきた呼吸ひとつ、僕は瞳で受け止めて
けれど、兄の酷い揶揄には への字に口を曲げ 失笑に重ねて、コツリと頭をはたいておいた。
まるで幼子へ昔噺を説くように、 彼>>79は膝を折り 目線を下げる。 夜色の目は暖かさを帯びていて、遠い昔に見上げた 満月の温もりが重なるようで
僕はその中に、共にそれを見た兄の背を探し ――月に惑う。]
(94) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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[ そらのむこうに、の意味が分からぬほど幼くもなく 僕は下唇を噛みながら、迷うように逃げた目を追う。
僕もいっそ。兄が”飛び立つ”のが見えたなら 共に飛ぶ事もできただろうに 中途半端に しかし絶対的に 絶たれた再会の希望は 僕から命を終わらす翼も奪い、 此処を根城とする”誰か”に 捕まってしまった。
彼の話す”彼女”のような 夢の様な話が外に無い事は 誰よりもよく知っているつもりで そしてそれがどれだけ敵を作るだろう事か、も。
( そんな日が来たら、ぼくらはヒトに捕まらずに 幸せに 兄と森に居られたのだろうか )
目の前にある彼の膝に 手を伸ばして 長らく忘れていた 昔々をたぐり寄せる。 ”あの頃”の月夜を溜めた瑠璃の目には、薄い膜が張って]
(95) 2015/07/10(Fri) 23時頃
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