231 獣ノ國 - under the ground -
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ 優しい梟は、ずっとずっと泣いていて 走りながら振り返るたびに、じくりと胸が痛んで詰まる。 けれど 立ち止まる訳にはいかないから 僕はいっそう強く 彼女の手を握って。
振り絞るように覚悟を決めた彼女の目は、 いつもと変わらない眼のはずなのに 決意と涙を乗せて、黒水晶のように光って見えた。 いつの間にか、僕のほうが彼女に助けられている。
知っている、暖炉までの風景。 知らない、ここから先の監獄。
暖炉の闇の中へ我先にと、兄が梯子を無視して飛んでゆく。 先に致命的な脅威があれば きっと教えてくれるだろう。]
……先に行くから、 追いかけてきて。
[ ずっと繋いでいた手を離して 僕は暗闇の中に姿を消した。]
(35) 2015/07/16(Thu) 21時頃
|
|
[ ひとつ ひとつ 梯子を登るたびに変わってゆく 空気のにおい。
どこか甘い、脳を溶かすようなあの香りは 長く身を置きすぎて麻痺していたけど 「外のにおい」は明らかに 僕の記憶を蘇らせる。
どれだけ登っただろう、目指す先が白んで その先に兄さんが、 赤い、鸚哥が みえて。]
『 フィル!フィル! コッチ! 』
[ 大扉の前、羽ばたいているのは――――
( にいさん )
知っている、今迄だってずっとそう呼んできた ”兄さん” にいさん。 なんだろう、視界が歪んで わけもわからないまま 僕は 明に縋って泣いた時みたいに、ぼろっぼろに泣いていた。]
(36) 2015/07/16(Thu) 21時頃
|
|
[ 彼女が現実に引き戻してくれるまで、
多分僕は
赤い鸚哥を見上げたまま呆然と立ち尽くしている。
そんな僕等を迎える者はあっただろうか。 行く道を塞ぐものは。
外の世界の足音は、此処まで届いていただろうか。 **]
(37) 2015/07/16(Thu) 21時頃
|
|
―研究室―
『マーティンさんは今ちょっと席を外していて……あっ、マーティンさん!!』
[両手で紙袋を抱えて、その中にはリンゴや珈琲豆、ミルクティーなども入っている あとで何か食べようなんて夕飯の食材も買ったけれど、それはもう一人に持たせて]
僕に何か用?丁度帰ってきたケド
[近くの机に紙袋を置いては対応していた研究員にそう訪ねてみる チラリとアマルテアの事を見れば「こんにちわ、美人なお姉さん」なんて挨拶するだろうか]
(+7) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
|
『いえ、マーティンさんに用があるみたいで アマルテア=メティスさんと言えばわかるって……』
[その話を聞いてから顔をしかめて、眉間にシワが寄る。“聞いたことの無い名”のはずなのに、どこか知っているような 既視感ならぬ、既聞感あるような名前。それから、よく見ればどこかで会った気もするような]
“初めまして”メティスさん ボカァ、こんな美人さんに会いに来てもらえて嬉しいなぁ 何の変哲もない研究所だけれど、何か用かい?
[そうして、あたかも初めて会ったかのような。否、ノアにとって、初めて会う人として。そう挨拶を交わした**]
(+8) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
/* ジリヤ可愛いね…めでる……ちくちく……
梟に貰った飴ちゃんを光の速さで食い潰す僕(バリムシャァ すみませんすみません、無駄にポエマーで…
あとほんま明さんすみません…… たぶん僕、彼の邪魔しかしてない…ごめんなさい……
(-18) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
|
……こんにちは、ノア。 あなたは変わりがないようね。
[「美人なお姉さん」>>+7だなんて。 相変わらずの歯の浮いたような台詞を言われて。 照れ隠しに、嫌味たらしく、ため息を吐いてみせた。 やっぱり、彼の前では可愛らしい女になどなれなくて。 再会したら言おうと思っていた台詞も、全部ふっ飛んでしまった]
初めまして、って。
[続くノアの言葉>>+8に、眉を顰めて。 アマルテアの表情が険しくなった]
(+9) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
|
私、あまりそういう冗談は好きではないわ。 [笑えない冗談だと思った。 その口調は固い。じっとノアを見上げて]
……ノア。今日は“前の職場”のことで。 あなたに聞きたいことがあって来たのだけれど。
[あなたに会いたかった、なんて言える雰囲気でもなく。 淡々と、そう告げた]
その冗談、まだ続けるつもり?
[呆れたような視線を向けた**]
(+10) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
|
/* あーーーー、梯子で手を離したとこで一旦切るべきだった! もーーほんま僕はだめだなあ……せっかちで。 ひきとめたいかもしんないじゃん!とか やっぱり待って!ジリヤも!とか そういう可能性を「ないだろ」って勝手にしてしまうの ほんとうにダメ。どうしたら直るかな……これ…… 梟ちゃんごめんなさい……エピでたくさん怒って…
(-19) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
|
|
変わりない…?
[首を傾けて、周りの研究員を見る。彼等も何を言ってるのだろう、と言うような目でこちらを見てきて、ノアは思わず首を振る]
前の職場?監視施設?あぁ、地下の事か
[そういえば、前の職場の人の事が全く思い出せない。一体どんな人と話したのだっけ。どんな職場だったのかは記憶にあるのに、何を見ていたもわかるのに 誰を見ていて、誰と話して、それ等全てが自分にはわからなかった]
(+11) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
|
冗談って、失礼だな ボカァ、初対面に対して冗談を言う人では無いよ
[大真面目に、どうしてそんな事を言われなければならないのだ。と憤りも覚える 会話の内容から、彼女が前の職場に居た人だって事はわかっているのに、それが本当かも自分にはわからない]
…とりあえずここじゃ話しにくいでしょう 移動しよう。僕の個室があるから
[随分と前から帰っていないのに研究室の個室だけはしっかり残されていて。そちらの方へ案内すれば研究員を手で追い払う それから後手に扉を閉めて]
(+12) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
|
――改めて、キミは誰だい
[冗談なんかでは無く、真っ直ぐと彼女を見てそう問いてみる**]
(+13) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/16(Thu) 22時頃
|
私たち、獣がここを出られる日が来るなんて、思っていなかったわよね。
[私は言う。出られる日が来るなんて思っていない。けれど、願うことは許されるはずだと。 きっと来ないと思いながら、ここを出る日を夢見続けた日々]
鮫の彼だけじゃない。私たちもここを出られるって、証明してみせるから。 待ってるから。 必ず、来るのよ。
[女医の命を奪おうとして、殺されるかもしれないジリヤ。 足を挫いていて、今は逃げられないというジリヤ。 彼女が逃げられる未来なんて、私にはわからなくて。 けれど私には、願うことは許されるはずだ。 信じることは、許されるはずだ。 抗い続けた、そしてこれからも抗い続けるジリヤになら、できるはずだと]
(*21) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
|
[走って、走って、たどり着いた未知の領域>>35。 一足先に、と飛んでいくフィリップの兄を見上げようとしても、その行き先は、闇に包まれていて]
わかったわ。
[先に行く、というフィリップに頷いて、繋いでいた手を離す。 どっちみち、手を繋いで梯子を上ることはできないけれど、先に行ってと言われていたら多分躊躇っていたと思う。 それは、スカートの中がとかそういう問題ではなくて、私を逃がすことを最優先するあまり、囮になろうとか冗談じゃないことを考えるのではないかという不安が拭いきれないからだ。 闇を睨むようにして、私は未知の領域へと、外の世界へと、梯子を登っていく。 先の見えない闇の中。けれどこの前にフィリップがいると知っているから、怖くはなかった。 いつしか、私の涙は止まっていて]
(38) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
|
[やがて、目指す先に光が差す>>36。 道しるべのように羽ばたく鸚哥のシルエットが見えて。先を行くフィリップの背中も見えて。 道案内はありがたいけれど、少し声の大きさに不安になったりしたのだけれど]
……フィリップ?
[ようやく追いついたフィリップの背中が、なんだか呆然としているように見えたから>>37。 名前を呼んで、顔を覗き込んで、そして私は息を飲む。 フィリップが、泣いていたから]
フィリップ……。
[その涙の理由は、私にはわからない。 けれど、無性に胸が痛くなって。 泣かないで、と囁いて、私はフィリップの背中をそっと撫でた]
(39) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
|
/* んー。どうする、べきかな。 一応小刀(脅し用、警備の人刺し用、そのた はもってる) 22
(-20) 2015/07/16(Thu) 22時頃
|
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/16(Thu) 22時頃
|
誰だい、って。……本気なの?
[個室に通されると、アマルテアは揺れる瞳でノアを見つめた。 やがて大きなため息を吐くと、観念したように]
いいわよ、分かったわ。
[投げやりな口調で言うのだった。 変な気分だった。見知った男に自己紹介をするのは]
さっきも名乗ったわよね。 私の名前は、アマルテア=メティス。 今は近くの診療所で医者をしてる。 あなたとは、元同僚。地下施設で一緒に管理人をしていたわ。
[簡単に自己紹介を終えると、顔を上げて]
(+14) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
まさか記憶喪失にでもなったとでも言うの? それとも―――
[少しだけ迷う素振りを見せてから]
今の職場まで来られて迷惑だ、という意味で。 そういう態度を取っているのなら、すぐに帰るわ。 あなたの今の生活を、邪魔する気はないもの。
[じっと、ノアの瞳を見つめて。 “あの日”のことも。すべてなかったことにしよう、と]
ただ、もしもそうだったとしたら。
(+15) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
―――あなたってやっぱり、すごく嫌な男ね。
[嫌味たっぷりに、そう言ってやった**]
(+16) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
/* アマルテア、可愛くない……
(-21) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
本気も本気 ボカァ、不思議な事に前の職場は覚えていても誰が居たか覚えてないんだ
[適当な仮眠用ベッドに腰掛けてから買ってきたミルクティーを一口飲んで 彼女の名前を再度聞けば、ブツブツと呟いて。どこかで聞いたし、どこかで会った。きっと間違いなく彼女は自分の元同僚なのだろう それなのに、どうしてか彼女との思い出が何一つない]
今の職場は楽しくないからね。他人行儀になる事もあるかもしれない なんたって、僕は必要とされてるようでされてない 獣人を人に戻す気も失ったんだから……
[結局、前の職場を出ても何も変わらなかった。全てを諦めて、投げ出して。過去にしがみついて、成長していない すぐに帰るなんて言われてもきっと止めるだけの話があるわけでもない。けれど、続けられた、嫌な男と言われれば]
キミ、失礼な事を言うようだけど
(+17) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
――ボカァ、キミの事嫌いだな
[言ってから、ズキリと頭が痛くなる。前にも言った言葉で けれど、嫌いなのに。何か言葉を続けなきゃいけない気持ちになる。その言葉が見付からなくて、まるで手探りに暗闇の中を探っている気持ちになる]
嫌いだ…。キミの事は…… なのに、なんで。なんでだろうな
[胸が苦しくなって、心臓の辺りで握り拳を作って俯く 呼吸がしにくい。普段どうやって息を吸って吐いていたかも忘れて、思い出す事に集中してしまうような それなのに、思い出せなくて。ふと顔を上げてアマルテアを見た時には今にも泣き出しそうな顔でもしていただろう]
(+18) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
キミの事が――
[言葉が出なくて、息が詰まる。それから諦めたかのように肩を落として]
…なんでもない 悪かったね、嫌な男で。こういう性格なんだ
[彼女が出て行くのならば止める理由も無い。胸にポッカリと空いた大きな穴に気付いてから、虚無感に襲われ、蝕まれていくのを感じた**]
(+19) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
/* すごく切なくてロル書けないんだけど……。
(-22) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
/* ベッドでもだもだ、悶えてる……。
(-23) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
|
|
― 第三棟 ―
[廊下に出れば、 鸚哥の声が聞こえてくる。 あゝ、彼らがきたな、と思った。]
[黒い睫を伏せて一度、息を吐き
行く二羽の鳥。夫婦星のようにも見える彼ら。 少し遠いそれらの姿を目に焼き付けて
胸に も一つ、呼吸を通すと、 少し重い袂に意識をやった。]
( ………… )
(40) 2015/07/16(Thu) 23時頃
|
|
[ノアの態度>>+17は嘘を吐いているようには見えなくて。 半信半疑のまま、彼の話に聞き入った]
“獣人”を、人に戻す……?
[唐突に飛び出した“獣人”という単語に首を傾げる。 あれ、獣人ってなんだっけ。なにか大切なことだった気がする。 胸の中で、モヤモヤが広がっていく]
今の職場は楽しくない? ……そう。前の職場よりは、楽しくやってるように見えるけど。
[正直な感想だった。あの何もかもが真っ白な施設で。 彼と私はいつも反発していて。 ええと、何で揉めていたんだっけ]
(+20) 2015/07/16(Thu) 23時頃
|
|
[もしも記憶喪失が本当のことだとしたら。 彼は思い出さない方がいいのだろうとも思う。 新しい生活をしていくのに当たって、 きっとあの施設の記憶は良いものではなくて。 自分の存在も、たぶん彼の邪魔になると思った。 それに自分自身、“前の職場”について。 靄がかかったように記憶を封印しようとしている。 帰ろうか、と立ち上がりかけたところでかけられた言葉>>+18に。 アマルテアは表情を強張らせた]
……ノア。
[くしゃり、と顔を崩して。彼のことを見遣った。 いつか聞いた台詞。 あの日のことを思い出して、胸が熱くなるのを感じた]
(+21) 2015/07/16(Thu) 23時頃
|
|
奇遇ね。私もあなたのことが大嫌いよ。
[いつか言った台詞>>2:95を、そのまま言い返してやった。 けれど目の前にいるノアは自分の知っているノアではなくて]
なんで、あなたが泣きそうな顔をしているのよ。
[泣きたいのはこっちの方だ。 なのにどこか彼は泣き出しそうな顔をしていて。 ああ、無性に腹が立つ]
本当に、ずるいわ。
[涙がポロリ、と零れ落ちた。 こんな男の前で、2度も涙を見せるなんて。 悔しくて悔しくて、堪らない]
(+22) 2015/07/16(Thu) 23時頃
|
|
勝手に出て行って。勝手に忘れて。 本当に、身勝手な男だわ。
[涙を白衣で拭って、今度こそ立ち上がる]
……っ。
[彼に背を向けて、個室を出た。 研究室の人たちが何事かと、自分を見遣った]
お騒がせ、しました。
[頭を下げて。そのまま研究室を出ようとするだろう**]
(+23) 2015/07/16(Thu) 23時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る