182 【身内】白粉花の村
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[相手の体勢が崩れたと見れば、今しかないと逃亡を試みる。 さっさとしないと奴が逃げてしまう。あんな所を見られて、噂でも広められたら非常に面倒だ。 ……そう、思ったのだけれど。逃げ様としたところで腕を掴まれ、そのまま引き戻される。
聞いた事もない声音で話す彼を、恐る恐る見て。勢いのままに行動した事を酷く後悔する事となった]
――あ、っぐ!
[踏みつけられる痛みに小さく悲鳴を洩らした。 もしかして自分は、逃げる機会を完全に逸したのではないか、なんて。ふとそんな事を考えて、表情を強ばらせる。 彼の体を押し返す事は不可能だと先程実証したばかりだし、逃げ出す為の足も封じられてしまったし。――まさに絶体絶命、というやつだろうか。これまで本で得た知識なんて、力技の前には及ぶべくも無い。
顎を掴まれ強制的に彼を見る事になれば、浮かべられた笑みに口端が引き攣る。流石のディーンも、この笑顔がただの笑顔だとは思えなかった]
(+17) 2014/07/03(Thu) 15時半頃
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だ、れの、せいだと……。
[あんたが伸し掛ってきたのが悪いんじゃないか、と。震える声で続ける。 こんな状況でも悪態を吐いてしまう自分が憎らしい。かといって言わせっぱなしも耐えられないのだから仕方ないだろう]
……っ! そ、そんな事したら、あんただって困るだろう!
[患者に手を出した、だなんて知られたら、この病院にいられるかどうか。そういう意図でもって言葉を返す。 もし此処でそういう事をして、その現場を見られたとしたら。困るのはむしろディーンより彼だろう。ディーンはいずれ退院するが、彼は此処が仕事場だ。
――流石に彼も自らの社会的地位は大切だと、そう思いたい]
や、め……っ! 近寄るな!
[不自由な体のまま、必死に顔を背ける。彼の胸の辺りに手を当てて、必死に突っ張ってみるのだけれど、恐らく意味は無いだろう。 ディーンの力が彼に及ばないという事は、散々証明されているのだから]
(+18) 2014/07/03(Thu) 15時半頃
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[彼女が食事を取りに席を立った後>>62、テーブルに取り残された紙コップをぼんやりと見つめた。 たぷん、と机に置かれた衝撃で緩く波を打つそれは、とてもとても魅力的に見えて。
ケチャップで乾かされた喉に、潤いを与えそうな素晴らしい飲み物。命を奪う液体。…欲しい、どうしても欲しい。]
……っ!
[汗ばんだ手が、そろりと紙コップに伸びようと動いた時。彼女が元気良く戻って来て思わず息を詰める。 悪いことをしようとした手は、そっと机の下に隠した。]
…わあ!
[少しどぎまぎとする心を抑え付けながらも、黄色いキャンパスに描かれた愛らしい鳥に喜びの声を上げる。 ろーずまりぃはすごいな!とはしゃいだように声を上げた。 ー机の下で、手汗まじりの手をぎゅっと握って。]
(3) 2014/07/03(Thu) 15時半頃
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――…何が聞きたいの? 俺の話なんて聞く気もないくせに、
[段々と弱々しくなっていく呼吸と喉の動きに、奇妙な感覚を覚える。 こんなに簡単に、奪われるだけと思っていたものを、奪えるんだろうか。 いくら喚いたって大人ぶったって殴ったって、結局勝てないと思っていた兄に、今なら勝てるんじゃないか。それが誤った浅慮な優越感だとしてもだ。
ふと、両親の顔が脳裏に浮かぶ。 目の前の、表向きは人当たりがよくて、勉強ができて、尚且つ愛されてるこいつがいなくなったら、あの人たちはどう思うんだろう。 自分が死ぬと聞いた時ですら、そんな事は考えなかったのに。
片手だし、立ったまんまの状態じゃ、そんなに上手に強く力を入れてやれないけど。だらだらと苦痛を引き延ばしているだけかもしれない行為に、罪悪感は芽生えない。]
(4) 2014/07/03(Thu) 16時頃
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殺していいって、言ったじゃん、
[いつの間にか痛みも苛立ちも気にならなくなって、やたらと鈍くなったように思考が冷える。冷静ってわけでもなくて。ただ何も考えてないだけかもしれない。 歪めていた表情も知らない内に失せていたけれど、 苦悶めいていた兄が顔つきを緩ませるのを、少しだけ、不思議そうに眺めた。
本当に、死にたいのかな。 自分なんかの手で死ぬ事を、笑ってくれるなら、まあいいや。 頼りない呼吸を続けるだけになったその首に、もう少しだけ指を強く押し込んでやる。]
? ぅぁ゛、…っ、
[殆どの意識が、相手の首元に向かっていたから、ふらつく相手の動きは唐突めく。こっちに向かって傾ぐ身体を避けるにも支えるにも反応が遅れて、僅かに双眸を丸くした。
力の抜けた体重が圧し掛かってきて、背中や腰の辺りがシンクの硬さに押し付けられて痛い。 片肘をついて、なんとかぎりぎりの所で体制を保ちはしたけど、相手の首を締付けていた手は緩んで解けてしまった。
頬に触れた指先にあまり温度は感じなくて、随分と頼りない動きに、自分が何をしてたのか。何をしようとしてたのか。分からなくなる。 呆然めいて肩越しの景色を見た。]
(5) 2014/07/03(Thu) 16時頃
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/* うええんデメテルちゃんありがとう。。。
(-19) 2014/07/03(Thu) 16時頃
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/* ぶええええ;;;;;;;;
でっでめたん隊長ありがとう;;ありがとう;;;;これどうしよう;;;;
(-20) 2014/07/03(Thu) 16時頃
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[ローランド兄弟宛の手紙を持って歩き出す。 兄弟二人で向こうに行く……というのは、全くの偶然なのだけれど。少々問題があるかとも思うが、じきにこの医院の患者は誰も居なくなる。ただ、向こうに行くのが少し早まったというだけだろう。
――全員分の治療薬の完成ももうすぐだというから、自分もそのうち此処を離れる事になるのだろう。 そう考えると多少は感慨深くもあるが、それだけだ。……彼の居ない場所に、意味は無い。無理をして研究を急いだのも何もかも、あの、うつくしい幼馴染の為なのだから]
……これでよし。
[二人の部屋に、それぞれ手紙を差し入れて。そのまま院長室へと帰って行く。 もう少しで彼に会えると思えば、多少の無理も苦では無い。今日中に必要書類を片付けてしまおう]
(6) 2014/07/03(Thu) 16時半頃
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/* すごい勢いで間違えたしにたい
(-21) 2014/07/03(Thu) 16時半頃
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/* 荒ぶる村建てメモ
(-22) 2014/07/03(Thu) 16時半頃
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[怠惰じみて与えられる緩やかな死の感覚>>4は、妙に現実味が薄い。 本当にこれで死ねるのだろうかなんて、そんな疑問さえ生まれる。それを望んでいるのかいないのか、自分でも確証なんて持てないのだけれど。]
(…いいって、言った)
[無感情めいて吐き出された言葉>>5には、内心で返事を返した。痛みを通り越して感覚を失いつつある喉をこれ以上動かすのは、あまりに億劫で。 負の感情は成りを潜めて、何やら複雑な表情を浮かべた弟の顔が、明滅する視界に映る。
最後に向けられるのが憎悪ではないことには、―どこか安心した。 可哀想な弟を差し置いて誰よりも愛されて、それでもまだ、無いものねだりを繰り返す子供じみた自分を、身勝手な自分を。 ――おまえは憎んでいるんじゃなかったか、と。 自然と浮かんだ疑問に反して、緩んだ表情は動かないまま。]
……っぁ、ぐ、
[ぐ、と強く押し込まれた指の感触は、それに従って揺らいだ自分の身体と漏れ出た声によって、他人事のように知覚する。 その感覚も、あまり長くは続かなかったけれど。]
(7) 2014/07/03(Thu) 17時頃
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[力の入らない身体は、自分のものとは思えない。弟の鈍い悲鳴を聞きながら、けれどそれをどうにかしてやる術はない。]
…っは、く、…ッ、
[なんとか倒れ込まずに済んだ弟の様子に意識を向けるより先に、自由になった喉から急速に流れ込む酸素に、ただ噎せ返った。 無意識の生存欲で必死に呼吸を繰り返しながら、脳に酸素が行き渡る感覚に、自分より小柄な肩口で荒く呼吸を繰り返す。
――なんて無様だと、そう思った。]
…殺せ、ば。 ………良かったのに。
[痛む喉を無理やりこじ開けて絞り出した言葉に既視感を覚える。 ずっと理解り合えないと思っていた相手と、こんなところで思考の共有めいたことが起きるのが、あまりに異常で可笑しい。
痺れた指先に触れる頬の感覚は、ひどく非現実じみていた。 自分に負けず劣らず間の抜けた表情をする弟に、思わず苦笑しようとして。]
(8) 2014/07/03(Thu) 17時頃
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いや、…悪い、僕のせいだ。 なんなら、もう一度、…―――ッ、
[先の弟の模倣のような呵責の言葉は、自分の情けない行動を思い返せば理不尽だと、荒い呼吸の中ですぐに撤回する。
――殺してやることも、殺されてやることもできないなんて。 倒錯めいた思考の中、それが余りに情けない。薄らと浮かんだ生理的な涙が押し上げられるのを感じて、思わず目を伏せる。
相変わらず手よりも先に動こうとする唇は、けれどそれ以上動かずに、そのまままた、すぐに咳き込んだ。]
(9) 2014/07/03(Thu) 17時頃
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/* なんで毎度こんなに長いの???しぬの???(しねない)
(-23) 2014/07/03(Thu) 17時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/03(Thu) 17時頃
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[――カリ。 近付けた唇を開き、腰に当てられた手などものともせずに。肩を押さえ付けたまま相手の唇へと歯を立てる。 小さく裂けて滲んだ血を軽く吸い顔を離すと、自らの唇に付着した血液は舌で舐め取りながら。 尚も悪態を吐くその様>>+18を嘲るかのように微笑み、少し身体を起こして相手の顔を見下ろした]
俺が困る? ……何故。
[困るだろうと彼に問われ、今度こそ蔑みの色を露わにする。 まったく、一体何を期待していると言うのだろうか。まさか自分が、そう言われてここでみすみす引くとでも思っているのだろうか、と。 呆れたような溜息を吐き、嘲笑じみた嗤いをひとつ、零す]
(+19) 2014/07/03(Thu) 17時半頃
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――あぁ、もしかして。 俺の立場でも心配してくれているんですか? そんなもの、意外と何とでもなるものですよ。
[そう告げてやれば、果たして彼はどう思うだろう。 口端を上げて見下ろしながら、"それとも被害届でも出しますか"、なんて煽ってやれば…彼は狼狽えでもしただろうか、と]
……明日から楽しみですね。
[もしも誰かに聞かれたら、笑顔で肯定してやろうか、と。 そんな事を考えながら、顔へと添えた手の指の腹で傷を掠めるように擽ってやる。 そのまま喉仏へと滑らせる。出張ったそこを軽く押し、ピタリと閉じたシャツのボタンへと指をかけながら。
――さて。此方も此方で楽しみましょうか]
(+20) 2014/07/03(Thu) 17時半頃
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――――
[細く、深く息を吐く。 吐き出された煙は、薄暗くなってきた部屋に広がり、やがて霧散していく。ベッドサイドへと腰掛けて足を組み、傍らの机にある葡萄の実をひとつ、摘み。
――そう言えば、結局あれから林檎を一欠片しか食べませんでしたね。
その事実と空腹に気付いたのは、その実を口へと含んでからだった。視線を向けた先の皿にある林檎は既に黒ずんでおり、流石にそれを食べる気にはなれなかったけれど]
…お腹、空きましたねぇ。
[それに喉も乾きました、と。 空腹の為に気怠さを増してきた肩を落としながら、ポツリと呟く。 そろそろ煙草で誤魔化すのも限界だ。いい加減、何かを胃袋に入れなければ。 部屋の主に特に断りも無く吸った煙草を、懐から取り出した携帯灰皿へと押し込めながら口を開く]
何か食べますか。
[チラリ、と背後を振り返り。そこに居る筈の部屋主に、医者は何とも呑気な声で問うてみた]
(+21) 2014/07/03(Thu) 17時半頃
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[手を伸ばす少女>>+16を抱きとめれば、そっと頭を撫でて。これなら仮に彼女の病気の症状が残っていても怖くないだろう、と考えて。]
うん、一緒に行きたいなー!
[彼女の言葉に頷いて立ち上がり、いつかのように手を差し出して笑む。そんなに日は経っていないはずなのに、なにもかもが懐かしく感じる。]
おねーちゃん、食堂の場所分からないから案内してくれるかな?
[そういえば、この病院に来たばかりで食堂がどこにあるか分からないんだった、と思い出して少女に問う。]
(+22) 2014/07/03(Thu) 17時半頃
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[何でそんな顔が出来るんだろう。苦しいくせに。 綻びを見せる兄の表情>>7をただ眺めていたけど、でももしかしたら、多分、さっき自分もそんな風に笑ってたかもしれないと。つくづく妙な所ばかり似る。
凭れ掛かる肩への重みと、そこから伝わる酸素不足の震えに、何をしてやるでもなく、停止した思考の中で、耳元で繰り返される乱れた呼吸音だけがいやに響く。]
――…なに、いってんの?
[殺せばいい。もう一度。切れ切れの声>>8>>9は、聞き取りづらい筈なのに、するりと脳内に浸透する。その言葉が内包する意味を考えるには、至らなかったけど。
また同じだ。似たような言葉を吐いた記憶が脳裏を掠める。 なんでだよ。自分になんか縋らなくたって、アンタは何でも持ってるじゃないか。 悔しがればいいのか泣けばいいのか怒ればいいのか、――喜べばいいのか。
脳味噌の中でぐるぐる巡るだけで結論の出ない思考は、行き場を失って視界すらぼやけさせる。 あんなに近く聞こえていた呼吸の音がぼんやりと遠退いて、それを引き留めるかのように、不規則に揺れる背中に片手を伸ばして白衣を掴んだ。]
(10) 2014/07/03(Thu) 18時頃
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/* びえええんびえええんなんかはずかしいよおおおお;;;;
(-24) 2014/07/03(Thu) 18時頃
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/* くわれた(((└(:D」┌)┘)))
(-25) 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[頭を撫でられ>>+22れば、飼い主に褒められた子犬のようにキラキラとした視線を注ぐ。
実際、朝顔に尻尾があったなら、きっと千切れるほどに振っていただろう。]
うん!あさがおがあんないしてあげるー。 あのね、おいしーの、いっぱいあるんだよ。
[さっきはパフェ食べたんだよー。なんて得意げに言いながら、しっかりと手をつなぐ。]
キラキラのおねーちゃんはなにたべる?
[歩きながら、顔を上げて見つめた相手は、もう巨人ではなく、自分よりも大きい普通の女の子に見える。
金色の髪の綺麗な女の子を見上げ、にっこり笑う。]
ほら、しょくどうはあそこだよー。
[まっすぐ指差した先、サンプルが飾られたショーケースと、食堂のドアが見えた。]
(+23) 2014/07/03(Thu) 18時頃
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[彼女なりの力作に喜びの声を上げてはしゃぐ>>3少女を見ては顔を綻ばせて笑顔を返し、机の上の冷め切ったオムライスに目をやる。少女が望むのなら交換してもいいのだけれど。と思うがすぐに考えを改める。既に半分平らげたそれを見ては、些か量が多いだろうと思ったからだ。]
あら、良かったわ♪ お褒めに預かり光栄に御座います、お姫様。
[彼女は感謝の印を示す様に、その少女の手の甲に接吻をしようとテーブルの下の少女の手に己の掌を伸ばす。 硬く握られたその拳に触れては、びくり と小さく震えて。 しっとりと汗が滲んだその手は少女が平常通りでは無い事を示すには明らかな違和感だった。]
ーデメテル、どうしたの? 具合でも悪いのかしら?
[心配そうにその汗ばむ手を己の両の掌で包んでは摩る。 どこか落ち着かない様子に、どうすれば良いのか悩む。 自分ならどうするか。とりあえず水を飲み一息入れるだろう。]
ー飲む?
[彼女は目の前にあった紙コップを差し出す。 ミルクの包み込む様な優しい味は、気分を落ち着かせるのに適任だろう。そんな事を考えながら]
(11) 2014/07/03(Thu) 18時頃
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/* 何食べる?の問いに 『スモークチーズ!』って返しを考えたけど 食堂にスモークチーズないね、そうだね。
(-26) 2014/07/03(Thu) 18時半頃
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…ぁ、
[彼女に震えた手を握られ、心配そうな顔をされる。そんな瞳を見つめて、だいじょうぶだ、と言おうとしたときに差し出されたのは、その液体。>>11
デメテルの動揺と裏腹に穏やかに波打つミルクの波紋を見つめて、彼女は震える唇を結んだ。 そ、と手が紙コップに伸びる。
ーどうせ、もう長くない命だ。 これを飲んでも、死ぬわけじゃない。元より短い寿命がほんの少し縮まるだけ。 彼女の優しさに甘えて、自分の弱さに甘えて。紙コップを受け取って、その白い液体を、口に含んだ。 甘いミルクの香りが口いっぱいに広がって、常に乾いた口内に潤いが広がって。禁断症状から解き放たれたようにくらくらとした。 そのまま、白い液体を飲み下そうと、したけれど。
ー頭によぎったのは、 憎まれ口を叩きながらも助けてくれたけちんぼせんせい、一緒に頑張ろうと声をかけてくれたいんちょうせんせい、 …いつも自分を、笑顔にしてくれる。
ネル。]
(12) 2014/07/03(Thu) 19時頃
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(ーだめだ!)
っぉ、ゔえぇッゔ…!
[そう思うや否や、飲み下しかけた液体が、一気に身体を逆流していった。咄嗟にローズマリーに背を向けて、手のひらで口元を抑えるが、ばしゃばしゃとミルクが溢れ出る。 そのまま、先ほど口をつけていたオムライスだった吐瀉物も、一気に、白い液体に混じって溢れ出てきてしまった。 すぐそこにある死に抗うように不健康な身体を激しく揺らし、吐いた]
(13) 2014/07/03(Thu) 19時頃
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/*もちちゃんの特権ゲロルをうおおすまぬ
(-27) 2014/07/03(Thu) 19時頃
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[シーツ越しでも彼の吐き出す煙>>+21が喉に染みて、じくじくと痛む。勿論痛むのは其処だけではないけれど、必死に目の前の事実から目をそらした。
……人の部屋で勝手に喫煙しやがって。ふと、そんな思いが浮かぶけれど。とてもじゃないがそんな事を言う気分にはなれなくて、シーツを握る手に力を込めた。
呟きには答えずに。続けられた問い掛けに、シーツから手だけ出して扉の方を指し示す]
……かってに、食堂にでもいけ、
[吐き出した言葉は酷く震えていた。否、震えているのは、声だけでは無いけれど。
――嗚呼、本当に飛び降りてしまうべきだったか。 彼から逃げようとした時の選択肢を思い出して、そんな事を考える。けれど舌を噛む勇気すら無い自分に、そんな事が出来る筈は無いと自嘲を洩らした]
ぜんぶ、持って帰れよ。
[見舞いの品だとかいう何もかも、この部屋に痕跡を残さないで欲しい。ぶっきらぼうな口調のわりに、その声音は哀願めいていた。 彼が出て行くか行かないか、それは分からないけれど。彼がこの部屋から出ない限り、自らシーツを取り払う事はしないだろう。 ――この、惨めな顔を見られない為に]
(+24) 2014/07/03(Thu) 19時頃
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/*しいねえに言われて気がついたんだけど ヤンデレ村とこっちでどっちもねねくらげ吐いてるねって 言われて不覚にもわろた
(-28) 2014/07/03(Thu) 19時頃
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/*むしろヤンデレ村吐いたの覚えてないくらいには自然にシュゼ吐かせてたくそわろ
(-29) 2014/07/03(Thu) 19時頃
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