197 獣ノ國
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[そうして、家に着いたのなら。未だ昇らぬ陽に僅かに安堵しつつ、慣れた玄関を潜る。 そうしてトランクに、少しばかりの荷物を詰めたのなら、沸かして置いたヤカンの音が小さく鳴った。 嗚呼、だけれど。まだ湯は注ぎはしない。ランプ一つの仄暗い部屋の中で、男は取り出した珈琲の豆をミルの中へと一掬い、入れて。
ガリ、ガリ、ガリリ。 豆を挽く心地良い音を聞きながら、ゆっくり、ゆっくりと手を回す。]
………、
[そうして、ふ、と。丁度冷めた頃の湯を注ぎながら、ある男の顔を思い出す。 彼と初めて会うたのは、果たして何処だっただろう。珈琲が嫌いだと言う、赤い頭巾の男と会うたのは。 部屋に満ちる珈琲の良い匂いを嗅ぎながら、そんな事を思い出す自分は――思いの外、この國を離れ難く思うてはいるのだろうか。]
……あぁ、美味いな。
[湯の温度は83度。長年守ってきたその温度通りに淹れられた珈琲に、男は一つ、満足げに頷いた。]
(397) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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□集え獣人 20xx年10月2日 mm:ss 蜘蛛の糸
>>*24 イルカ それは一体何の準備だ。君の珈琲が吹かれた所で、私には何のメリットも無い。 そのまま川にカエルか。
>>*28 カナリア ちょっと待て、アーモンドフィッシュはツマミにはなるがデザートにはならんだろう。 甘味をくれ、甘味を。
>>*30 首無しの鶴 あぁそうか。奇遇だね、その夢のメールの主もまた、私をそう呼んでいた。 何故だろうな、もうすぐお前に会える気がするよ。
(*37) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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>>*32 鼬 なんだ、私はてっきりデザートに綿菓子をくれる意図かと思ったんだがな? デザートは柿にするよ、やはり季節のものは美味い。
>>*34 鹿 日本酒アイス…?それは初めて聞いた。 是非一度食ってみたいもんだな… 葉野菜か、ならロールキャベツなんかはどうだ?結構、好物なんだが。 成る程、なら飲む時は付き合おう。これでも酒は結構好きでね。
中身が狼の赤頭巾、か。 …ああ、だが赤頭巾なら少しだけ覚えがあるな。連絡先すら知らん奴だが。
(*38) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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□集え獣人 20xx年10月2日 mm:ss 蜘蛛の糸
暫し離席するよ。 ししゃもは、餞別に頂こうか。
(*39) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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[――カタン。 空の――空と分かっている郵便受けを確認し、男は自宅の門を閉める。そうして一度だけ、携帯端末を操作したのなら。 最近良く見ていたあの赤い掲示板に、少しだけ顔を出しはしただろう。]
…しかしこれで、明日からこの家は時を刻む事が無くなる訳だが。
[昼に、郵便屋の少女に言われた"渾名"を思い出し、男は小さく笑う。この家に住んだその間に、一日たりとも朝の日課を欠かした事などありはしなかった。 決められた時間に、決められた事を。そう考えれば、彼女の付けた『時計の家』と言う名前は、何ともこの家を表しているではないか。]
(400) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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[そうして男は、手にした小さな袋を門の所へと掛ける。中には出窓に飾ってあったサボテンと、その"お友達"が一つずつと――小さな懐中時計の入った箱が、ひとつ。 時計を集めるのは、男の密かな趣味であったから。そのコレクションも、この家と共に置いては行くけれど。 そしてその中の一つ、手紙を運ぶ鳩を模した懐中時計。小振りなそれなら、彼女の手にも余る事はあるまい――例え売ったとしたのなら、そこそこの金にはなるだろうし。 詫びの品としては少々不満が残るものの、この時間に開いている店などあるはずもなく。 トランクに入れた菓子折りは、向かった先で味わわせて貰うとしよう。
気付かれないなら、それでいい。烏に攫われてしまったのであっても、それでいい。 ――彼女がこれを、持ち帰るのなら。 それもそれで、構わない。]
(401) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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――……さて、行くとするかな。
[未だ空は宵闇のまま。冬に差し掛かろうとするこの季節、日が昇るのはまだ少しだけ遅い。暗い空の下、冷たくなった風が男の帽子をゆらりと揺らす。 持つのは小さなトランクが一つ。必要なものは、そこに全て詰め込んでおいた。 家も、家具も。この國で得たものは、揃えたものは。全て、全て置いて行こうか。
――嗚呼それでも、唯一つだけ。 この夜の夢だけは持っていこう。この闇に紛れる事の無い白を、その白の温もりを。 男は頭に鮮明に思い描きながら、そう思う。
その行く先にはまるで死神のように、昏い昏い首無しの鶴の姿が――もしかしたら、見えていたかもしれないけれど。
――キチ、キチリ。 癖である爪を鳴らしながら、男は外灯の照らす道を行く。何処へともなく、國の"外"へと。 唯の一人を除いては、誰にも知らせる事も無く。人知れず、こっそりと。
闇に紛れる、一匹の《蜘蛛》の如く。]*
(402) 2014/10/07(Tue) 00時半頃
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/* 凄まじい中二ロルすいません(^p^)たのしい
(-169) 2014/10/07(Tue) 01時頃
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/* びえぇ明日から墓下寂しい;;;;;
(-170) 2014/10/07(Tue) 01時頃
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/* ありがとうキリシマ愛してる!!!!!!
(-172) 2014/10/07(Tue) 01時頃
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