52 薔薇恋獄
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― 珀と耀の部屋 ― >>86 [耀から応答があれば、中に入る。]
耀、さっき、甲斐が来たと思うが、 手短に話す。事情は知ってるか?
[きっと甲斐が話したと思うが…と、耀の姿をみて、瞬いた。 それは、泣き腫らした目であり、そして、それまでにない清清しい表情であり…。]
――……
(87) 2011/05/23(Mon) 19時頃
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セシルは、ディーン(甲斐)は耀を泣かしたのか・・・と、思った。
2011/05/23(Mon) 19時頃
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>>90 そうか。訊いたか。 実際、ここに来るまで先生も幽霊なんて、だが、 今、状況そうも言っていられない。 ただ、消えた連中が無事というのならそれは何よりだ。 そして、それによって、救われているというのなら、今、いる連中を一人でも多く、逃がしたい。
[そして、トリと仲よさげな様子もみて、少しだけ、口端をあげ…。]
そうだな、そのトリ、珀の元に行きたいだろう。 そして、お前も、甲斐もな…。
[そう言葉を続けたあと、息をふうっと吐いて…。]
話を聞いたならわかると思うが、その日向は、 想い通じ合ってる者、または、深い想いを向けている者に対して、救いの力を発揮できるらしい。
(92) 2011/05/23(Mon) 19時頃
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――……耀、お前、甲斐、好きだろ?
[その言葉は少し掠れて…でも、笑みを作りながら。]
(93) 2011/05/23(Mon) 19時頃
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セシルは、髪から滴る水には、ごめん、と続けつつ・・・。
2011/05/23(Mon) 19時頃
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>>95 [心も身体も欲しい…に目は伏せたが、また向き直る。]
そうか。幼馴染じゃなくて…か。
[思い出したのは、自分自身の経験だろうか。 笑う顔が、せつなく痛々しい。 あの頃、自分も、こんな風だったか…。]
甲斐は、珀が好きらしいな。 でも、お前のことも大事なんだろうと思う。3人って難しいよな。
先生も…
[と、言いかけて、やめる。自分の過去の話はいい。]
なぁ、耀、それでも、甲斐、好きか? 奴は救われればいいと、珀のところに行ければいいと、
思うか?
(97) 2011/05/23(Mon) 19時半頃
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>>100
そっか。
[耀の回答に頷いた。]
でも、甲斐が行ってしまうと、 お前は幼馴染では一人ここに残ってしまうことになる。 それも、大丈夫か?
もちろん、先生は、それでも、お前やみんなを、無事に、帰したいと、思ってる。
ただ、甲斐は少し、先に、珀のところに送ってやりたい。
[心内を素直に話す。]
(103) 2011/05/23(Mon) 20時頃
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セシルは、「……同じ意味で、同じだけ、大好きだから。」の言葉には、少し、顔が歪んだ。
2011/05/23(Mon) 20時頃
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>>104 [目を開き、二人の幼馴染の幸せを願い、死ぬという耀には首を振った。]
駄目だ。死なせない。 それに、今は、他に誰も好きにならないって思うかもしれないけど、 時がたてば、それも、またちゃんと整理できるようになる。
死んだら、なんて、言うな。
[それは真顔で…。]
(105) 2011/05/23(Mon) 20時頃
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強く想うこころがあれば、甲斐をきっと珀の元に送ることができる。 甲斐を送ったら、
みんなで、ここから助かる方法を考えよう?
[それは、できないかもしれないけど…。 でも、何も努力をしないよりはずうっといい。 そう思う。]
死ぬなんて、言わずに、 また甲斐と珀に会えるよう、 頑張るんだ…。
(106) 2011/05/23(Mon) 20時頃
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>>108 [家族はいない、と、 そして、見せられる虐待の痕には、一瞬はっとする。]
――……時間はないかもしれない。 だけど、ないからといって、助からないとも限らない。
[まだ、きっと詰んではいない。と、思いたいから。]
お前の事情は知っていた。 だけど、そういうことまで、とは知らなかった。
だが、なら、 その傷があれば、まだ、逃げられるところはあるよ。 これでも先生だ。まだ3年目だけど、それでもいろんな生徒と会った。
大丈夫だ。保護できる。 先生を信じろ。
お前は、もっと幸せになっていい。
(110) 2011/05/23(Mon) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/23(Mon) 20時半頃
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/* >>111 あっさりwwww託されたwwww 振られました、終了!よし!
(-73) 2011/05/23(Mon) 20時半頃
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セシルは、少し・・・・・・寒い。
2011/05/23(Mon) 21時頃
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>>113
駄目だ…。
[そして、耀が流す涙を見る。 キスした、とも言った。それには、目を見開いて…。]
お前……。
[一筋流れる涙。 それは、その言葉が、本当は、違って……。
生きたいと……。]
――……ぁ……
[駄目なのは、自分のほうだ……。]
(114) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[嫉妬した]
(115) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[次には、ふるりと身を震わせる。 駄目だ、慰めなくちゃ…と思うのに。
どうしてだろう。]
[耀は見えただろうか。]
(116) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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[一つぽろりと、涙が零れた。]
(117) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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ごめ……。
[自分で自分に吃驚する。 なんでか、ぼろぼろ零れた。
逃げなくちゃ、と思う。 思ったから、逃げだした。
駄目だ。おかしい。
自分がおかしい。
そう思って、よろめきながら部屋を出て、とにかく、と階段を下りていく…。]
→自室へ。
(119) 2011/05/23(Mon) 21時頃
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― 自室の和室 ― >>120 [耀の声が後ろから響く。 甲斐は珀のものだ。うん、よくわかっている。 あいつが俺を好きだというのは、ただの代用でしかない。
だから、珀の元に甲斐を送ってやることが何よりなのだ。]
[でも、なんで、涙は出るのだろう。]
(124) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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/* 甲斐を嫌いになりたいんだが、どうすればいいのか。
(-86) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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――……
[そして、どのくらい泣いてただろうか、 もう、疲れた、と思った。]
[もう、疲れたから。]
[濡れた身体のまま、足を抱えて、部屋の隅、壁に寄りかかった。 雨風はやまない。
でも、もう、それでもいいんじゃないかって。]
(128) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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――…寒い。
(129) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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/*
ぼろぼろなんで、次来てくれた人に甘えます。 駄目な人まっしぐら
(-92) 2011/05/23(Mon) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/23(Mon) 22時頃
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/*
誰もきてくれそうにない。 ><
あきれられt か。
(-98) 2011/05/23(Mon) 22時頃
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セシルは、結局、甲斐はもう来ないのだろうな、と思った。
2011/05/23(Mon) 22時半頃
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[耀と話してくる、と甲斐は言った。 そして、戻ってこなかった。
耀とはキスしていたらしい。 でも、俺には何もしてくれなかった。
結局、甲斐は、どう答えを出したのだろう。
いずれにせよ、もう、見捨てられている。]
(150) 2011/05/23(Mon) 22時半頃
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[ああ、早く強くならなくちゃ。こんなことぐらいで]
[そう、一人でも、いや、一人で旅立つことは、慣れてるだろ?]
(152) 2011/05/23(Mon) 22時半頃
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[女が笑う]
[そう、哀しい気持ちが]
[哀しい気持ちだけが膨らんでいくから]
(160) 2011/05/23(Mon) 22時半頃
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/* 気を使ってくれてる…のか?すっちー先生。 いや、甲斐の人はもう来ないと思うんだ。マジで。
すっちー先生きたら、甘えたかったのn
(-107) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/23(Mon) 23時頃
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[にたりと笑う女]
[それに虚ろな目を向ける]
[俺が思うことは間違っているのか。]
――……所詮、代用品か。
[偽者の恋、そんなもの、いるわけない。]
(170) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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俺は、いらない。 俺なんか、いなければよかった。
[思い出してはいけない、あの頃のこと。 あの時もそう繰り返してしまっていた。 俺がいなければよかった……と。]
(172) 2011/05/23(Mon) 23時頃
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セシルは、スティーブンの気持ちを踏みにじった。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、ヨーランダに醜い涙をみられた。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、自分が嫌いでしょうがなかった。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、頭を抱えて、涙が止まらない。
2011/05/23(Mon) 23時頃
セシルは、誰かがきてくれたなら、悲しそうな眸を向ける。
2011/05/23(Mon) 23時半頃
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――…文せん せ……。
[哀しげな、そして、虚ろな眸が文を捕らえる。 どうか、こっちにきてほしい、と指が求めるように動いた。]
(181) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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セシルは、その向こうに耀がいるのにも気づかず、 そのまま、文の名前を掠れた声で呼んだ。
2011/05/23(Mon) 23時半頃
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[文は入ってきてくれただろうか。 それとも、文も、耀と一緒に過ぎ去っただろうか。]
文せんせ……ごめんなさ い。
[文が来てくれたなら、抱きしめてほしいと、その身に縋ろうとする。]
せんせ……
[そして、その服を掴む。]
(184) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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>>183 [駆け寄ってきてくれる文の服を掴んだだろう。 そして、頭を押し付ける。
そう、とても、寒くて、しょうがなかった。]
文せんせい…… 好きなら……
貴方から、キスしてください。
強く、抱きしめてください。
[それは、懇願……淋しくて、淋しくて、しょうがなくて……。]
(188) 2011/05/23(Mon) 23時半頃
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そしたら、俺、貴方が好きになる……。
[そう、本当は、とても弱くて……。 強がってきたけど、本当は、傍に、いつもいてくれる人を求めていて……。]
駄目なんです……心だけじゃ……。 醜いですけど………。
[そして、見上げて…。]
俺、汚い人間なんです。 だから、それが嫌なら、
振り払ってください。
(191) 2011/05/24(Tue) 00時頃
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