47 Gambit on board
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[けれど、その石像の前で“戴冠”が行われるのがノルデン帝国の慣わしである。
ランドルフは、「趣味にあわないから嫌だ」と突っぱねようとした白テンの毛皮のマントに、絹の礼装を着せられて、若干不機嫌そうである。しかし、その顔がかえって真面目に見えるのがけがの功名であった。]
[ライオンの石像の前で跪き、『神の代弁者』(>>2:6)であるチャールズに王冠をかぶせられれば、金色の王笏を手に、若い皇帝は立ち上がる]
…選帝の儀と戴冠により、第12代皇帝の即位を内外に宣言する。
[広い空間に、皇帝の声はよく*通った*]
(@30) mikanseijin 2011/04/04(Mon) 22時半頃
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ヴェスパタインは、ベネットはじめてーのーチュウー?って歌だったか…
lunabell 2011/04/04(Mon) 22時半頃
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―戴冠式の後・いつか―
……寝首、かきたいのか? かける首は持っていないぞ、あいつは。 やれるものならやってみるがいい。
ま、二度目の罰はこうはいかないがな。 …やれやれ。熱くなるヴェスパタインを止めるどころか、氷の中で一緒に炎燃やしそうだな、実に。
[呆れたように笑う。>>158]
(@31) mikanseijin 2011/04/04(Mon) 22時半頃
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[>>169 立ち止まったところに激突されるが、蹈鞴を踏むには至らない そのまま真顔で振りかえって一度イアンを見るが、、突撃した本人に関しては咎める様子もなく、 すぐにベネットの方を見た。]
………。
[歩いていたのは城門方向。 エアポートは正反対。 どちらが早いか、此処に来てふと考え込む。 果たしてベネットは視線の訴える意味に気付いただろうか。*]
(@32) lunabell 2011/04/04(Mon) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/04/04(Mon) 23時頃
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―謁見の間・ナユタ編―
ああ、ご苦労?
[命令を律儀に実行してきたナユタに、くすりと笑う。包帯だらけの手からじゃがいもとコロッケを受け取った。>>152>>153]
うん。隠し味に少量の血が使われている気がするが、努力の味は美味だぞ。
[礼を言いながら、コロッケを食べていると、述べられる望み。最後まで、黙って聞く]
…本当は、最後までやり遂げて欲しかったが。
[小さく息を吐いた。いつかナユタに言った、「向くか向かないかではなく、やるかやらないか」(>>0:@26)。 …それはランドルフ自身についても指していたから。同じくらいの年齢で、似たような立場だったからこそ、頑張って欲しかったのだが…*]
もっと、様々な事を知るがいい。師団長をこなしながらでは不可能であれば、仕方あるまいな。…考えておこう。
(@33) mikanseijin 2011/04/04(Mon) 23時頃
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[>>175>>176 黙って見つめる事5分程。 さらと長い髪を肩から流れさせ、僅かに首をかしぐような所作をして]
……… 陸路と空路、どちらが適しているかな?
[意味が伝わらなかったらしい、と思い、口にした。 その実部下がしっかり理解してくれていることに気づくのは、もう少し先。]
空路か。解った 寝てないで行くぞ、イアン。
[少々お待ちを。まで聞かずに、踵を返して飛空艇のポートへと歩き出すのだった*]
(@34) lunabell 2011/04/04(Mon) 23時半頃
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―戴冠式の後:ラミケシュ編>>194―
……一生に一度の衣装だから。 似合っていても、別に。
[何故だろう、あまり褒められている気がしないのは。 アリスの姿を見れば、可愛い、と言いかけたが、軍に属する女性は可愛いと言われるのをあまり好まないので黙っておいた。
そして読み上げられる書類には、緩みかけた顔を引き締め、その一つ一つを黙って聞いていた]
報告、ご苦労。それから、師団長もお疲れ様だ。 新しい場所で…ヴェスパタインを、支えてやってくれ。
(@35) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 00時半頃
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[緩く笑ってから、踵を返しかけ…ふと立ち止まる]
ああ、そうだ。貴方に、土産があるんだよ。 前皇帝からの贈り物でな。『灼熱ハバネロ饅頭』とか言ったかな… 猫舌にだいぶ来るらしいが。いつかの土饅頭のお礼らしい。 それと、秘蔵のまたたび酒が一本。また、取りに来てくれ。
[時間が取れるようであれば、少し前帝の話も聞きたいが…と呟く。多忙に追われる日々ではいつになるかはわからないけれど。そして、今度こそその場を後にした**]
(@36) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 00時半頃
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―茶話室―
[イスカ・キリシマから受け取ったのは、小さな受信機。 何だろうと眺めていれば、今まで聞こえた事のなかった“彼”からの声が聞こえてくる。 まずは驚いて。それから、耳をすませる>>198]
ああ。聞こう。
[キリシマからの問いかけ。受信機を握りながら、考えを現す言葉を選ぶ>>199]
…私の理想の下でも。兵器は、兵器だ。 使う者次第であり。命を奪うより、守る為に使われる物であってほしい。 「人を傷つける」という本質は変わらないが。
最終的には、武器がなくとも安心できる世界、そのものが理想だ。 …世界中からなくすのには、長い時間がかかるだろう、な。
(@37) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
mikanseijin 2011/04/05(Tue) 01時半頃
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道具にも、望みがあると言いたげだな。 彼らの望みとは、何だろう。 私は意志があるとは思っていなかったし、意志ある物として扱った事もない。…貴方にはそれがわかるのか?
[銃口を向けられれば、流石に目を瞬かせたが。>>228]
…仮に道具に意志があり。 使い手の意に反し、その身を滅ぼそうというのなら。
身を滅ぼされる前に、何とかできないか? 道具と会話はした事がないが、心があるなら。
(@38) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 02時頃
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―脳筋トリオサンドワーム退治に行く― [後ろで部下二人が槍と軍刀で硬い音を響かせようと、動じることもなくさっさと飛空艇ドックに向かって歩き出す。 やがてイアンにほうれんそうの基礎をレクチャーされつつ二人と共に飛空艇ドックに到着しただろう。]
準備万端とは、素晴らしい。 これがほうれんそうの威力というものか。
[ふむ、と腕を組んで飛空艇グロリアを見上げそう言った。 集う面々、イワノフ、ベネット、イアンそれぞれの顔を眺める。 選帝の時に問題を起こした者たちだったか、などと思ったか否か。特に口は開かない。]
艇長ご自慢のマダムとお会いするのも久しいな。 空は、いい。
[執務室より、ずっと。 ベネットが何かイワノフと話すようなら、飛空艇に乗り込もうと、イアンの後をゆるりと歩き始めるだろう*]
(@39) lunabell 2011/04/05(Tue) 02時半頃
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[お母さんを…と聞けば、僅かに寄せられる眉。 差し出される銃を受け取り。じっと眺めていた。
そして。ゆっくりと銃口をキリシマへと向けて]
―――…
[タァン、と銃声が響いた]
(@40) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 02時半頃
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……私は、貴方に死んでほしくないと思った。 どうやら、この銃も貴方を撃ちたくはなかったらしい。
[銃に視線を落とす。火薬の臭いと煙が流れていた。 狙いが逸れたか、逸らしたのか。]
それとも、使い手の意を汲んでくれたのだろうか、な。
[そしてその音にばたばたと人が駆けつけてくる]
(@41) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 02時半頃
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ラルフは、サイラスにむぎゅうした。
mikanseijin 2011/04/05(Tue) 04時頃
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―後日談その2:第13師団への手紙―
[その場では考えておく、と言ったものの、結局ナユタは第13師団長を解任される事となり。前線にいる第13師団に送った手紙には、新師団長にライモンを任命する旨と、こんな事が書かれていたらしい]
『ナユタがコロッケを作ったのだが、あれはなかなか美味だった。 貴方達も機会があれば作ってもらうといいと思う。 …レパートリー増やして、自分にも出来る事がたくさんあるのを知っていって。 世界を広げられたら、いいな』
[ナユタや13師団は、ライモンに任せておけば安心だろう。能力者を師団長にするという風習も、消していくべきなのかもしれないと若い皇帝は思う]
(@42) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 22時半頃
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―後日談その3:執務室―
[第2師団長からの進言により、第2師団は解体された。新皇帝が行った軍縮の一つである。手紙の裏にどのような想いがあったのか…用件のみが書かれたそれから多くを窺い知るのは、困難だった。
後日、皇帝は自分の執務室へとやってきたディーンの要望を聞く事となり]
アウステルへの使者か… 危険だけれど、貴方以上の適任者を、私は知らないからな。 こちらから、改めてお願いしよう。
……絶対に無事で戻ってきてくれ。 貴方は皇帝に説教が出来る数少ない、貴重な人材なのだから。
[皇子時代より、少しだけ大人びた笑みをディーンに向けた]
(@43) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 22時半頃
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―後日談その4:執務室―
[めまぐるしい日々は続いていく。職務の合間に休憩を少しとり。タマゴサンドを食べながら窓から外を眺めて]
ヴェスパタインは元気でやってるかな… …遊びに行きたい…
[絶対に邪魔になるから、実行はしない。言ってみるだけ。それから、彼の隣りにいるであろう補佐官も少し思い出す。弟のそばで、彼の氷は溶けただろうか。>>192 炎もいるから、案外溶けてるかもなあ、と人ではなく、炎の隣りに置かれた氷の図を頭に浮かべつつ。]
外出たい……
[皇帝の悪い癖が出始めた時、コンコンと扉がノックされた音がして、びくりと肩を竦ませる。失礼しますと呟いて、サイモンが執務室へと入ってきた。部下の知らせを黙って聞いていたが、段々と目が輝いていき]
(@44) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 22時半頃
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ほう…エステラからの使者が私に会いたい、と…… 日程は…大丈夫だな。わかった、必ず行くと返事してくれ。 久々の遠出だ。イワノフに頼んで、空から……
……え?向こうがこちらに来るのか? あ……うん、そうだよな。統治者の元に来るのが普通だよな…
[すごくがっかりしたような皇帝に、幼少からの付き合いであるサイモンは、何を望んでいるのかを何となく悟って顔を顰め。
「わかっていらっしゃるとは思いますが」と前置きした後、決して、決して一人で抜け出さないようにと釘を刺しておくのだった**]
(@45) mikanseijin 2011/04/05(Tue) 22時半頃
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[>>258 自分でやれと言われれば聞いているのか聞いていないのか、青く澄んだ空を眺めながら頷く。 やがて、イワノフとの話を終え、ベネットが艦に顕れると、>>259に頷く
グロリアの上から眺める空は、どこまでも高く、果てしなく。 風に煽られた長い髪が、隠していた表情を露わにする。
今のところ―――悪くない]
解った。
我ら国防特設隊は此れよりサンドワーム退治へと向かう。 目的地はアイアンサンド地域。
―――出撃せよ!
[声を張り、命じる。
さて、サンドウォームを上手く料理してもってかえって来るには…などと考え、 現場でイアンとベネットにどう命じるか考えながら**]
(@46) lunabell 2011/04/05(Tue) 23時頃
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―後日談おしまい:私室―
はぁ…今日も疲れた… サンドワームは当分見たくない……
[何か嫌な事があったらしい。ばふっとベッドに倒れこむ。そのまま眠ってしまいたい気分になりながら、着替えなければと体を起こす。
ふと、サイドテーブルに置かれた写真たてを眺め。それを手にとった。 数年前の、家族勢ぞろいの写真。まだ、父も母も生きていて、姉も嫁ぐ前のものだ]
……父上、母上。 私はうまく、やれているでしょうか。 …やらなきゃいけないのはわかっていますが。
[最後の最後に、父は息子達を見て、『あいしている』と呟いて、逝った。…ありがちな言葉だけれど、最期に「皇帝」から「親」に戻った父を思い出し、少しだけ弱音がこぼれた]
(@47) mikanseijin 2011/04/06(Wed) 00時半頃
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(あなた達の愛した国が、人々から愛されますように。
この国に生まれて良かったと思ってくれますように。
――僕は、あなた達の子どもとしてこの国に生まれて、幸せだったから。
願うのはそれだけ。その為なら、僕は……)
[やがて、ベッドからは寝息が聞こえてくるだろう。 …結局、着替えそびれてしまったのだった**]
(@48) mikanseijin 2011/04/06(Wed) 00時半頃
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