52 薔薇恋獄
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ディーンは、思った傍から、鳴瀬が帰って来たのでちょっと驚いた顔をした。
2011/05/20(Fri) 23時頃
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―自室らしき部屋―
[肩に回される腕も、謝る声も、眠りを妨げるには至らない。 消耗もあったし、安堵もあった。とかく疲れていたし、蓮端が最低でも傍にいること。規則的な呼吸音だけさせて、ただ、ただ、静かに眠っていただろう。 はじめの、うちは。]
(+22) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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そういえば、これ。
吊り橋効果ですね。
(-77) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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―回想・休息所(休憩所)― ふぅん、帰った後でお前の苦手な授業の手伝い、してやらなくてもいいんだな?
[ニッコリと満面の笑みを浮かべた。 嘘になってしまいそうな事を言うのは得意ではないから。]
(206) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[そのうち深い眠りは、知らぬ世界の夢を呼び起こした。 この屋敷の、野薔薇の絡むトンネル。まだ踏み入ってもいないそこに、自分は立っていた。 甘い薔薇の香り。濃いけれど、まだ青い茂りの瑞々しさも残すそれは、野薔薇特有のものなのだろう。 花に詳しくない自分はよく知らないが、きっとそうなのだと思った。 そして、そう思うからこそこれが夢だとも思った。 晴れた庭。知らない香り。薔薇咲くトンネル。そこに立っていて。 その、野いばらの蔓に、絡めとられる。 息苦しくて、呼吸が浅くなる。 手を、伸ばして、そこにあるものを、つかむ。]
(+23) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[つかんだものは、何だっただろう。温かくて、近くにある、もの。 悪夢に魘されるように、すぐ傍らの蓮端の身体に縋りつく。 苦しげに、強く、目の前の細い身体に力をこめた。]
(+24) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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─ 野久の部屋へ向かう途中 ─
はい、分かりました。 生徒達には、必ず誰かと同室になるように言いますね。
[これ以上、鳴瀬にばかり負担をかけるわけにはいかない。 もっと気をしっかり持って、自分も動かなくては]
それじゃ、ちょっと診てきます。
[そう告げると、浜那須とともに足早に野久の部屋へ向かった]
(207) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[喋っているうちに、顎の力抜けてきた。 逃げてるときに、思い切り食いしばっていたらしい]
……うん。 大丈夫。俺も最上もここにいて、あれはもういない。 ――――多分
[廊下の奥を見る。 おんなは消えたけど、またどこかで薔薇の香りがしてきそうな気がしたから。まだ動悸はおさまりきっていない。けれど、目の前で知っている人が消えるよりマシな状態だった]
[励ますつもりで撫でた指。最上の顔が歪むの見れば、もう動かない。手の中から力が抜ける]
………そう。多分。ええと、使用人の子。 けど何か変。
[生じた違和感。原因はよくわからない。 聞いた話を思い出そうと、考える]
奥さんと、子どもと、家族と。 ――もとかれ、祟り殺した。とか。
(208) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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夢だ。 これは夢だ。
けれど、連れて、行かれる、なんて。
やめてくれ――!
(-78) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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―鳴瀬センセイと甲斐センパイの部屋― [なんとなく、鳴瀬センセイの一緒に付いて行っていた。 そして、仲の良さそうなセンパイたちに]
…やっぱり、仲いいですね。
[素直にそう思った。]
(209) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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─ 野久の部屋 ─
[着いたのは、野久が目を覚ます少し前だったろうか]
あ、目……覚めましたか?
いいですよ、そのまま横になっていてください。
(210) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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置いて……いかないでね。 一緒にいて。 ずっと、一緒に…… ……いたいよ……
[『ずっと』とはいつまでを指す言葉なのか。 部員が、消えて。まだ見つからない。そんな状況で。 いつもは考えないようにしている未来が、恐ろしい]
(211) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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鳴瀬先生、お帰りなさい。 嗚呼、栖津井先生は、野久先輩の所に看病に行ってます。
[鳴瀬の姿が見えれば、既に知っている情報とは知らず、律儀に留守を護っていたことを主張する。風呂を問われれば、もちろん否であるから、そのように答えるけれど。]
はあ。
[風呂へと一緒にと、いうような言葉が聴こえれば、驚いた顔をした。確かに交換条件にはしたけれど……と、曖昧な返事を一度打つ。その後、思考を巡らせたところで、彼の脚のことを思い出し]
判りました。
[手伝えということか?と思い、素直に風呂の準備を始めようと、ずっと一緒にという耀の頭を、ぽふっと再度撫でると荷物の脇に移動した。]
(212) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[傍らには、悠里がいただろうか。 いたならば、簡単なあらましを聞いて、礼と謝罪をして]
……俺、なんか寝言言ってたりしてた?
[夢を見ながら何度か呼んだ名前は悠里が背で聞いたもの>>116と同じ名前。 それを聞いたかと、問う。
聞いていなければ、いい。 聞かなかったふりをしてくれれば、いい。
だって自分も、何故その名を呼んだのかわからないのだから]
…………でも、あの女一体なんだっ……。
[あれは明らかに人間じゃなかった。人間にしては姿がおぼろだった。体温がなかった。触れた感触がなかった。 だとしたら、……。恐ろしさに身を震わせる]
(213) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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/* 連れて行かれる、は誰でもいいようなつもり。 蓮端が連れて行かれているのかもしれない。 自分が連れて行かれているのかもしれない。 ほかの誰かかもしれない。
とにかく、野薔薇の蔓に絡めとられて、誰かが連れて行かれて、引き離される、という夢を見ている。
要要いじられたから蔓薔薇で遊んでみた。 コラーゲン薔薇酒うまかったよ? なんだっけ、飴の味(>>2:375)思い出したけど。 あー薔薇味ってこんなかーっていう。
(-79) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[元々、望みなんて無い想いだ。 伝えるつもりも、なかった。
なかった、筈なのに。
日向が教えてくれたことを蛍紫に言えば、2度と伝える機会は訪れない。 生殺与奪を任せると、言うようなものなんだから。
言わないでいれば。 いずれ日向が蛍紫にも教えるかもしれないが、それまでは]
…… 、 っ ごめん、オレ……っ
[浪費するのが目に見えている可能性のために、皆の、蘭香の、蛍紫の運命に関わる大事なことを、伝えられない。
眼があつい。溶けて崩れて、何もかも零してしまいそうなそれを、必死で堪える。 蘭香にも、蛍紫にも、今の顔は見せられない。 きっと、ばけものの姿になった日向よりずっと、醜いに違いないから。
問う視線に、顔を上げられるはずも無かった]
(*26) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[そんな葛藤も、俯いていれば伝わるわけもない。
いつもの自然さで、彼からすればただのお返しで、何の他意も無く。 自分の髪を乱していった、ぬくもりに。
そして、戻ってきた士朗の、彼を呼ぶ声に。
――もう、限界だった]
(*27) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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ディーンは、土橋の言葉は否定しない。少し視線を向けて、唇の端で微笑んで見せた。
2011/05/20(Fri) 23時頃
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……っ、
[ばしっと、彼の手>>205を払った音が響いて聞こえたのは、きっと自分だけだろう。 だから、こぼれてしまった雫を見たのも、自分だけだと思いたい。
歪んだ口元をおさえ。 士朗の言葉>>204もろくに聞かず、縁側から中庭へ、靴下のまま走っていった]
(214) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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鳴瀬先生……
[視線だけ、ちらと向けた。 その目は不安の色に塗りつぶされている]
3人も、いなくなってる、のに…… 休んだり、できないですよ。 それに、さっき、……っ……
[思い出す。浴室で『見た』見知らぬ姿。 明らかに自分の理解を超えた何かが起きている]
(215) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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/* そしてまた蘭香を置いてくふーま。
まじこいつ駄目だ。
(-80) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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ふみやん。
[現れた姿に軽く目礼をして]
……ううん、大丈夫。 もー平気。
お化けにびびって気絶しましたー、とかなっさけない理由で、いつまでも寝てられないし。
[身は起こしたまま、へへ、と笑って]
……今、何時? 何か変わったこと……起きてない?みんな、いる?
(216) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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/* 正確には3人じゃなくてお手伝いさん?とかも含めていなくなってた気もするけど。 そうなると人数把握できないからキャラチップカウントでお願いします。
(-81) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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/* えっ、ふーまくん!?
(-82) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[耀の頭をぽふっと撫で、珀の頭から手を退け、荷物を取りに行こうとした矢先。]
―――……っ。
[(>>214)弾かれた手。驚いたように見開いた紫の眼に至近距離で映るもの――零れる雫。]
(217) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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う″
[満面の笑みを受けて言葉に詰まった]
い い ほかのやつに きく……
[頭を振った]
ごめんね、土橋君 そう言わずに宜しく頼むよ
[手を合わせて、首を傾げた。
ふるっ。寒い寒いと*腕を擦った*]
(218) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[甲斐が耀の頭を撫でるのをちらと見る。 そのまま着替えを持って廊下に出れば、甲斐はついてきただろうか。]
――……甲斐。 お前たち、やっぱり三人で一つの部屋がいいんじゃないか? この和室、使うか? 俺は、どうせ、寝る気ないし…。
[そう告げる。 そう、幼馴染3人。その響きに、少し眩しいものをいまさらに感じながら。]
(219) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[どっと汗が溢れた気がして、袖で額を拭う。そういえば風呂も夕食もすっぽかしているが今何時ぐらいなのか]
あんなんが、ホイホイでるならここは…… ドッキリの、延長ってことは無さそうだ。
[繋いだ手をくいっと引っ張って。それは座るのを促したのか引っ張って立たせてくれといいたかったのかは自分でもわからないがともかく、もっと近くに引き寄せたくて]
追い出されてるはずの、おんなが。 ころしにきた?とか。
[バスの中ではふざけていて、ロクに話も聞いていなかったことが悔やまれる]
(220) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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セシルは、甲斐はついてきてなかったかもしれない。
2011/05/20(Fri) 23時頃
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お化け? それは、さっき言っていた女の人……の、ことですか?
[少し怪訝な表情で訊ねながら、野久の額に手を当ててみる。 熱は、おそらくないだろう]
変わったこと……そうですね。
[隠していたところでどうにもならないと、深い溜息をついて]
先程の停電の時、石神井君と、蓮端君の姿が……消えました。 大須君は、まだ見つかっていません。
(221) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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/* 誰もみんな消えてく夢を見て上手に息ができなくなっているんですよ。 ピャァァァー
(-83) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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[楓馬センパイ>>214が出て行く様子に眼を瞬かせる。 暫く無言になった後、]
…俺、いっぺん部屋に戻って百瀬の部屋に行きます。 約束してるんで。
[鳴瀬センセイたちにそう告げてから、 部屋に戻り荷物をまとめて百瀬の部屋の方へ行っただろう。]
(222) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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/* もんのすごーく、このトライアングルに絡む方法考えてるんだけども。進展させる方法を考えているんだけども。
織部が受身過ぎてダメだった。 道さんが最上になびき始めているし、何も知らないままふっつーに死にそうな気配。それはそれでおいしいからいいんだけども。いいんだけども……
薔薇村でそれやっていいのか。 先生、せめて告白が欲しいです。もしくは告白チャンスが欲しいです。 は、今すればいいのでは。
……よし、次のロールですること考えよう。
(-84) 2011/05/20(Fri) 23時頃
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