人狼議事


120 薔薇のプシュケー

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【人】 良家の息子 ルーカス

― 談話室 ―

[目の前で散り行く薔薇に、赤薔薇の少年の瞳が細められる。
 そうして、少年は知る。

 誰がこの揺籃の檻を卒業していったのかを]

 嗚呼、サイモン君。
 まさか君が卒業してしまうとはね。

 さすがの僕もこれは予想がつかなかったよ。

[花守の少年は知っていたのだろう。プシュケーを宿す者が誰なのかを。
 そうして一番奪いやすそうな者――彼が奪っていったのは、ジョージという小柄な少年だった――から奪い、
 バラの愛を手に世界の殻を破って旅立っていったのだった]

(0) 2013/04/20(Sat) 03時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

 彼に続いて次に卒業するのは誰なのだろうね。
 そして手折られる薔薇は誰なのだろうね。

[歌うように囁き、無残な姿で残された一人目の供物の少年の元へと向かう。
 サイモンの部屋のベッドの上で、胸元を食いちぎられたようなまぁるい穴を晒すジョージを確認し、僅かにその端正な顔を歪めて]

 これはまた……行儀の悪い。

[眉をひそめ、汚らわしいというように呟く]

(1) 2013/04/20(Sat) 03時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[供物となった少年は何か言葉を発するように、
 唇をぱくぱくと動かしているけれど、
 赤薔薇の少年は無残な姿を晒す供物の少年を省みない。
 愛を、美しさを失った供物になど興味はないとばかりに踵を返して。
 供物の少年を残したまま、サイモンの部屋を出る。
 そしてその扉の前に「立ち入り禁止」のプレートを掛けた**]

(2) 2013/04/20(Sat) 03時半頃

ルーカスは、また談話室へともどると、ガラスケースの中の薔薇を愛でる仕事に戻る*

2013/04/20(Sat) 03時半頃


【人】 良家の息子 ルーカス

― 談話室 ―

[薔薇が散った翌日のこと。
 談話室へと訪れた影へ視線を向ける]

 ああ、昨晩サイモン君が旅立っていったよ。
 ……と言っても、もう覚えていないかもしれないけれどね。

[瞬く瞳に、赤薔薇の少年はただ微笑むのみ。
 酷薄な笑みはヴェスパダインの呟きを無言で肯定している]

 君たちに残された時間はもう残り少ない。
 早くプシュケーを見つけておいで。怠惰なヴェスパダイン。
 これは僕から君への忠告だよ。

[立ち去る背にかけた声は彼に届いただろうか。
 どちらだったにしろ、少年は構わない。
 ただ薔薇を愛しげに見つめ続けている]

(69) 2013/04/21(Sun) 01時半頃

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