人狼議事

223 豊葦原の花祭


天のお告げ (村建て人)

真上に登った半月に照らされた淡墨桜の巨木は、淡い燐光を帯び、やがて一斉に花開いた。

濃い桃色の蕾だった筈のその花は、月明かりのように白い。
村の者たちならば、それが淡墨桜の名前の所以であると知っていたかもしれない。

長い夢現の一夜の折り返し。
広場に集まった者達の歓声が、月まで届けと言わんばかりに夜空へ響いていた。

(#0) 2015/04/20(Mon) 01時頃


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