今の仕事が合わないなら、アルバイトを半分に減らし、
私の処で働きなさい。理解のある職場だ。
[実質、理解は過ぎるほどある。
何せ、彼の先輩にあたる男は二部屋隣で悪魔と懇ろだ。
己が改宗したように、部下も悪魔崇拝へと乗り換えているなら、
腹をさすり合う違和を、分かつ事も出来るだろう。
己が下す全ての結論が、手元に彼を置いておくと云う、
やや大人げない結果に至ったとしても、然したる問題はない。
多少の甘えを覚え始めた彼を撫でてから寝台を降り、
ローブに腕を通すと時を置かずに、両腕を彼へと差し出した。]
では、実際に胎児卵が出来たか突いてみるか。
―――…そう、睥睨するな。冗句ではないから良いだろう?
[悪びれぬ態度と捻くれた口。>>*65
鼻先に落ちる口唇を下から掬い、奪う癖の悪さも折り紙付き。]
(*69) momoten 2015/11/15(Sun) 03時頃