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[髪を撫でる文の手は好きだ。だから、文が好きだ。
してくれますよね、とさらけ出してくる文自身を拒絶することはない。
こんな昼からという背徳感にさいなまれながらも、そっと手を添えると、先からぺろ、と舐めた。
そこからは、もういつも味わうその味と触感。だけど、何度やってもやめられない。
それで、文が喜んでくれて、時折息を熱く吐くのが好きだし、なによりも、今、文は自分が所有しているという気がする。]
――……ッ
[文が高まってきて、より硬さが増したから、好きなところを舐りあげる。吸い上げて、じゅぷりと音が立った。
そのまま、文が達すれば、今は解放してもらえるかも、と思ったけど…。]
――…あ
[その期待はひっくり返されて、ぐるりと視界が回ると、
もう、天井に、見えるのは文の頭の影……。]
駄目…。
[そう、言葉は吐くけれど、身体はすでに観念している。]
(-2875) nostal-GB 2011/05/29(Sun) 22時半頃