【独】 呉服問屋 藤之助

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は、ッ……

[伝う雫を舐めとる動きがいやに官能的で、恍惚の吐息を漏らす。髪に指が絡んで、抑える力を感じればより強く身を寄せた。
　合った目線。自分の目の色は、悦楽を湛えていたに違いない。瞼に濡れたものが触れるなら、受け入れるように目を伏せた。]

身、固める気は、ないんだ、残念。
も、慣れちゃったし、な――

[少しだけ、呟きは遠く。]

(-471) mmsk 2011/07/29(Fri) 01時頃