[少女の返答>>351を聞きながら、相槌代わりに数度頷く。ぽつぽつと落とされた言葉に、くっと首を傾げて。]
彼の病室、に。
……行きますか?
[ただそれだけ問いかけた。彼と少女の関係になんて、首を突っ込むつもりはさらさらないけれど。こうして素直に会話ができるのならば、それなりに気にかけてやることもできる。]
僕も、ノーランさんの回診に行かなくてはいけませんし。
[口実のように付け足した言葉は、実行に移す気があるかと問われれば微妙なところだ。わざわざ口にはしないけれど。
傍らで曖昧な返答を返す女性>>352に向き直れば、どうしたものかと首を捻って。デメテルとふたりで居るよりは、少女との意思の疎通も容易くなるだろうかと、先の2人の様子を思い出しながら思案する。]
……な、っ、
そ、れは、さすがに、……その。
[茶化すように続けられた"お強請り"には、思わず言葉を詰まらせたけれど。マスクに色眼鏡という完全防備でいたはずだったが、反応を知られ尽くしている彼女には色付いた頬は暴露てしまっただろうか。
下らない事を言うのはやめてください、と。顔を背けて突き放すような言葉を掛けながら、少女の行動に従うことを決めただろう。]
(353) 2014/06/24(Tue) 03時半頃