―シンジュク→シブヤ:瓦礫の辺り―
[携帯が鳴る。確認すると、Wisperへの返信。]
……知り合いが、生きてました〜。アキハバラに向かうと…もう一人、少年と一緒らしいです〜…。
僕はアキハバラに向かいたいと思うのですが…どうでしょう〜…?
[とは言え、そもそもココはどの辺りだろうか。二人の顔をみつつ、それも一緒に尋ねてみる。
…アキハバラ付近ならまだしも、シンジュクの辺りは建物に不慣れだった。]
…人がいるなら、食料の事も相談できる…かも知れませんしね〜…。
[お腹が鳴ったのを笑われ、少し恥ずかしそうにした。]
…あぁ、番号交換、しましょうか。
電池が心許ないですが…それも、アキハバラなら何とかなるかもしれませんね〜…。
[それなりに対価は必要だろうが。ポケットに、恐らくリリムがゾンビを一体倒した際、掠め取った魔貨が僅かに入っている事に気付くのは、もう少し後の事。]
(329) 2010/06/02(Wed) 23時頃