[>>318 応急処置をこなしながら、ナユタが語るのを黙って聞く。
軍服をまくり上げ、傷を処置して消毒液をぶっかけて包帯できつく締める頃きっかり一分違える事は無い。
前線を経験した軍属経験故の律儀さ]
そう……。貴方は、話をきいてほしかったのだね
[背後から治療を施しているから、お互いの顔は見えない。]
たぶん、ですけど。
その人は、貴方に死んで欲しくなかっただけなんじゃないかな。
戦場にいたら、怪我もするし、死んでしまうことも、あるのは私も沢山みてきましたし。
気持ちを伝えるのが下手なんでしょう。
[軍を離れ、責任者の立場を離れ、ようやくそれら縛られなくなって出来るようになったこと
はたり、はたりと涙がこぼれた]
こんな怪我をして、その人は、きっと哀しむね…
でも、生きていてよかった
[アンジェラを追った時。まさかと思った。たぶん、とてもほっとしたのだ]
(328) hinaki 2011/04/06(Wed) 00時半頃