−本屋、先生たちが来る直前−
[本屋の店主におすすめ本を聞いて、興味を持った本を一冊だけ買って。
少しだけ気まずい空気にしてしまったことに申し訳ないような情けないような。けれども自分のそんな思いが優しい店主に気を遣わせてしまうのは嫌だと思って来たときと同じように(動揺してしまった数秒を誤魔化すように)料金を払ったところで、扉が開く音。
扉の向こうには見知った教授と美しい少女が…]
本も買ったし、先生はいってしまったし
私もお暇するわね。ありがとう、おすすめ本や図書館の情報、助かったわ
[教授を見送り、少女>>286がカウンターに行こうとしているのに気付けば、店主にそんな声だけかけて扉へ向かって。
少女とすれ違う瞬間、おどおどとしている様子を見て応援するように軽く背中を叩いてみたりなんかして。
それは可愛らしく美しい少女とお近づきになれればと考えた故の行動だけれど、さして声はかけることなく本屋を出て行く]
(290) 2014/10/02(Thu) 13時半頃