[>>283距離を詰めてくる相手には対して気になりもせず、また缶に口を付けようとしたところに、右手を踏みつけられる。
ベッドに押し付けられてものの硬い靴底が手の甲を踏みつけ、関節も良からぬ方へ捩れる]
!、が…ッ、…てめぇ何しやがる!どけ!
[予想打にしていない仏頂面の行動に反応が遅れる。右手を抑えるのが膝に移し替えられたために、自然に近付くその顔を睨みつけて、早口な怒声を浴びせる。
つい身体も傾いてベッドへ倒れ込み、つい離してしまった缶ビールも取り上げられ、降りかかるビールに反射的に目を閉じて耐える。
髪も随分濡れてアルコールの匂いが気持ち悪い。垂れる液体の隙間から、悪意のこもった嘲笑を睨みつけ。
無様で屈辱的で、頭に血が上る。空いた左手で胸ぐらを掴んで右手で殴ろうと思えたけれど、きっと抵抗虚しくバタつくだけに終わるだろう。振り落としてやろうと足掻いてはみせる]
…覚えておけ。
背後には気をつけるんだな!
(287) 2014/06/23(Mon) 14時半頃