人狼議事

254 東京村U


【人】 酸味探し ドリベル

わからないなにか。

[冗談を否定するでもない、返事の一部を繰り返す。

 ――小学校の頃、
 青年は、友達は少なくないが目立つ方ではない、大人しくていつも本ばかり読んでいる、似た齢の中では物知りとそやされるような、そんな子供だった。音楽に関しては、興味を持ったのは中学からで、その頃は流行歌も他より知らない位だった、けれど。
 本に関して、知識に関しては、その頃から然程趣味は変わっていない。 だから、]

オカルト、好きなんだ?

[疑問形に疑問形で重ねた問いも、当時、いつか、口にしたそれと同じものだった。声の高低ばかりは随分違えど、調子も似て。
 『紫鏡の話って、知ってる?』
 『――は、いると思う? 幽霊、ってさ』
 『この小説、怖くて、面白いんだよ』
 そんな色々を、教室の片隅の少女に話していた、
 古い記憶は青年の頭にこの瞬間は浮かばずも]

(262) 2016/09/28(Wed) 23時半頃

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