そう、ありがとう、君…ヴェスパタイン君だったかしら?
[長髪の彼が声をかけてくるのを笑顔で迎える。言葉遣いは大人しいけれど、以前のようなおどおどとした感じはあまり受けなかった。]
……君も楽しそうで先生は嬉しいわ。後でご褒美をあげないと。
けれど、そうね…
[また絶頂を迎えたジリヤの方を向いて、しゃがみこんだ。下腹部を撫でながら、耳元で囁いてやる]
どうして?見られるのが恥ずかしいのかしら。今のあなた、とってもいやらしくて素敵なのに。もっと皆に見てほしいくらい。
[言葉とともに、床から肉色の触腕が何本も湧き出る。鉛筆くらいに細いもの、腕くらいの太さがあるもの、ごつごつとした瘤のあるもの…
どれも、先に一つか、複数の眼球が備わっている。それが、じっとジリヤの方を見つめている]
どうしたの?ほら、同じように、ね……
(255) 2014/05/04(Sun) 23時頃