― どこかの休み時間 / 2年教室 ―
[己の熱に応えるような歌>>185>>186に、期待に満ちた眼差しでヨーランダを見つめる。
薄青く澄んだ瞳に見つめ返されて、陶然と目を細めた。その唇が合意の言葉を紡ぐのを、その首がかわいらしく頷くのを、柔らかく温かい手を握ったまま待つ――が、横からかけられた声>>228に、つまらなそうに冷えた目をちらりと向けて、またヨーランダを見上げた。]
ねえ、ヨーランダ。ダメなのかい?
[眉を下げた悲しげな表情で重ねて問いかけるも、腕を掴まれ引っ張られれば流石に割り込んできた相手に顔を向けた。ヨーランダの手を放す気はなかったが、如何せん非力なので容易に引き剥がされてしまった。仕方がないので立ち上がる。]
なんだい話の邪魔をして。
その口ぶりじゃ、別に恋人ってわけでもないんだろう?
だったら別にいいじゃないか。
[肩を竦め、眼鏡の後輩を見る。
彼とヨーランダの関係性は知らないが、交際関係というより保護者という印象を受けた。]
(245) 2020/01/13(Mon) 22時頃