[目の端に、衣服脱ぎ捨てる音がいたしました>>201
「君も僕のことを見て?」と謂われたなら、視線はおずおずとながらベルさまへと戻ることでしょう。
見上げればそこには、美しく艶やかさを持った笑みがありました。
細いとはいえ、きちんとした男性を思わせる体つきに
中央にはそれを証明する雄の塊が見受けられました>>202]
……っ…
[視線は僕の身体を隅々と見ておられるようでした。
その眸に撫で上げられて、僕の小さなそれがふるりと揺れたのでございます。
はしたない身体を恥じてまた、僕は頬を赤く染めておりました。]
ベル、さま…っ
[羞恥に、乞い願うような声が鼻を通って唇から溢れます。
お強請りは優しい御方に叶えられ、唇は再び逢瀬を迎えました。
早急な動きで求められる時には、長い睫毛をきゅうと伏せ
緩慢な動きで交わる時には、薄っすらと射干玉を眸へと向けておりました。]
(206) 2014/09/16(Tue) 13時頃