そう!マカロン。
どこの国、だったかしら…遠い国よ。
ご飯が美味しくて…まるで綺麗な国だって、大学の、外国の授業で聞いたの。
[まるで知らない体の仕草>>172には、学生も決して深くは無い知識を持って答えました。
「貴族?…マカロンと同じ国、かしら。大きな宮殿で、ダンスパーティーだって開かれるみたい」
学生は続けられた質問にも同じように答えます。まるで真新しい知識を得た子供が、目を輝かせ無垢に誰かに教えるように。ひとつ、それを真似て、強引にも彼の手を引きくるりと回ってみせることだって、あったでしょう。そうして悪戯っ気に笑うのです。こういう動きが好きなら、あなたはダンスパーティーに向いてるかもしれないね。笑みを深め口を添え、学生は彼を一瞥し。勿論、踊るからには、お相手だって必要だけれど、そこには敢えて言及せずに。]
(186) 2014/10/03(Fri) 23時半頃