[頭を振る、何を馬鹿な事を考えているんだ。
わたしは議論へと意識を戻した。]
[メルヤがアランに質問をしていた。それは疑っているように傍目からは見えて。>>158]
メルヤさん…と、言いましたね?
あなた、アランさんを疑っているんですか…?
アランさんは優しい人なの。
周りの人達のことを気に掛けていて、困っている人がいたら手を差し伸べてしまう、そんな人。それは、わたしが知ってるわ。ずっとむかしからね。
[アランが占い師だと名乗り出た時は驚いた。
けれど、アランが占い師だとして、自身が危険に晒されるかもしれないのに名乗り出たことについてはすんなりと受け入れられた。だって、アランおにいちゃんだもの。]
心が凍ってしまってた貴方と違うのよ…。
[「死にたくない」といった彼女の呟きをありありと覚えている。>>83]
(183) 2015/05/28(Thu) 21時半頃