―真墨の自室―
[影木と会話をした後、真墨は自室へと戻った。ふぅ、とため息を一つ吐く。
真墨にとって、人と会話をするのは少しばかりの重労働だ。いつの間にやら敷かれていた布団に横たわり、力無く四肢を投げだす。]
………生き返る、か…
[『生き返りたい』、と考えるのが人間らしいのだろう、と。
早川の態度を見て思っていた(>>1:86)。計算ずくで自分の想いすらそれに含める白石の意見も、その考えに大きく作用していた(>>1:582)。
だが、『帰るつもりはない』と明言した影木の姿が思い出される(>>104)。
白石も、影木も、他人を巻きこむことを恐れていない。真墨にとっては、未知の価値観だった。]
[誰かに相談したかった。真墨は、この空間の中で相談ができそうな相手は、と考え。
同じ身分の、年の近い少女の顔が浮かんだ。
あの時は誤魔化すことしかできなかったけど(>>235)。死の直前に何があったかを、何かを知ってるらしい少女に、]
……伝えて、みようかな。。
[小さく、呟いた。**]
(181) 2014/03/19(Wed) 08時頃