ヘクターさんですか。
是非よろしくお願いします。
[名を名乗ってくれた彼>>175ににこやかに右手を差し出した。握手を求めるためだ。彼は応じてくれるだろうか。
それにしても天性のブルーブラッドとは…貴族かどうかで言えば自分は天然ではなく養殖なのだが。]
愛着がある…えーとつまり、
櫻子さんのことが好きなのに
嫌われてしまってるんですか?
[あまりにも直裁な言い方になってしまい、失礼だったかもしれない。
それでもいとも簡単に自分に微笑みを見せてくれた櫻子と仲良くなれないなんて、なんだか不思議で口にしてしまった。
このヘクターという人物はとても楽しそうな人なのに。流暢に流れ出る言葉はまるで芝居の台詞のようで惚れ惚れとしてしまう。]
櫻子さんと仲良くなれるといいですね。
[きゅっと口端を吊り上げて笑いかけ、
彼らの仲が懇意になることを祈った。]
(178) 2014/09/13(Sat) 21時半頃